教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

低血糖による、子どもの無熱性けいれん

きっかけは胃腸炎

先月、下の子が胃腸炎になり、しかもけいれんを起こして入院。
今回の高熱も、なんだか胃腸炎のようで…?しばし見守り中。
前回の胃腸炎→けいれんで、学んだことをまとめた。
低血糖になりやすい子には注意が必要だった。

下の子の初けいれん経験

先月のある日、寝ているときに急に発熱をした下の子2歳。
確実にお熱があるけど、寝れるならまぁいいかと、様子見。
翌朝、38℃の熱があり、朝ごはんが食べたくないと言って嘔吐。
私が仕事のため、祖母に看病を頼む電話をして、
祖母とバトンタッチした際に、嘔吐。
何も食べられない状態ではあるが、水と牛乳は飲めるので、
腸炎だろうと自己判断して病院には行かず、様子を見てもらった。

ぐったりしていたが、16時にはバナナを半分食べられたという。
夜、私が帰ってからは少し動ける様子だったので
その日は39℃まで熱が上がったが、結局病院へは行かず。
(病院に行っても、吐き気止めと解熱剤をもらうだけで、
結局は自分の免疫で病原菌と戦うことになるから…と、
水分が取れているため大丈夫だと過信していた。)

翌朝、熱が36.5℃まで下がり一安心。
また朝ごはんを食べたくないというので、汗をかいたから先に
シャワーを浴びることにした。
シャワーから出て着替えさせていると、突然けいれんが!
初めてのけいれんで、急いでパパに救急車を呼んでもらった。
今は熱が下がっている状態のけいれんである!!

けいれん時間は3分もなかったと思う。
突っ張るようなけいれんで、白目をむき、軽く泡をふいた。
救急車で確認してもらうと、近くの東松山市民病院は小児科の先生が
午前中いないとのことなので、川越の総合医療センターに向かった。
救急車に乗っているときにだんだん意識がはっきりしてきて
「今、電車に乗っているの?」と聞けるくらいになった。

総合医療センターではすぐに血液検査をしてもらった。
低血糖が出ているからと、糖分を補充してもらい
「今は意識もあるし帰って大丈夫」と言われ、
子どもを抱っこしたとき、またけいれんを起こした。
今度は先生の目の前で。すぐ、けいれんのお薬を入れてもらった。

二度目の無熱性けいれんなので「念のため入院しましょう」と。
薬で眠っている間にCTスキャンとX線(レントゲン)検査を受けた。
その後、病棟に移動。説明を受けた。
検査の結果、脳には特に異常がなかった。
消化管の働きに問題がある場合、低血糖になりやすいというが
それも問題はないだろうという。
何も食べていないことによる低血糖が原因かと思われると。
とりあえず様子をみるということで2泊の入院となった。

無事に退院し、もう一度神経の先生に診てもらうことになった。
神経の先生はただお腹の音を聞いて、大丈夫だといった。
そして、けいれんを起こしやすい子のタイプ、
けいれんを防ぐためにできることを教えてもらった。

けいれんを起こしやすい子のタイプ

小児科の神経の先生は、私にいろいろ質問して、
それに答えると「ああ、そのパターンね!」というのが口癖らしい。
何度も言うので「何かパターンがあるのですか」と聞くと、
けいれんするパターンがあるのだと言われた。以下に紹介する。

皆さんご存知の通り、親や、兄弟、祖父母など家族にけいれんを
起こした人がいるとけいれんを起こしやすくなる。遺伝するらしい。

他に、親や祖父母に片頭痛持ちの人が居るとなりやすい。
小さい頃にけいれんになり、小中学生頃になると安定してきて、
それが大人になると片頭痛に変わるそうだ。
親が、乗り物酔いしやすい人や、明るくないと眠れない人も要注意。

あと低血糖になりやすいパターンでは、親の職業が『保育士』と
『歯科衛生士』の場合だという。
家におやつやジュースなどの甘いものがある家庭が多いと思うが
食欲がなくてもジュースが飲めれば糖分を補えるそうだ。
保育士と歯科衛生士は、その『甘いもの』が家にないのだという!
虫歯になるといけないからという理由で!
小児科の先生の偏見か?とも思ってしまったが、
確かにウチにもジュースはおいてなかった。虫歯になるから(笑)
3歳まではできるだけ自然な甘さを心掛けていたからだ。残念!

けいれんを防ぐためにできること

無熱性けいれんは熱がなくても起こるので、いつ、起こるか
分からない。食欲がなければ血糖値が下がってしまう。

まず血糖値が下がらないように注意する必要がある。
食欲がなくても、水分・糖分・塩分は必須だ!
糖分は、食べられなければリンゴジュースでも良いそうだ。
塩分は、お味噌汁。お吸い物だけでも良いらしい。
他には経口補水液やスポーツ飲料、カルピスなども良い。

けいれんを起こした場合

けいれんを起こしたときは、次のことに注意する。
総合医療センターでもらった紙をまとめた。

・あわてないで落ち着くこと
・静かに寝かせ、衣服をゆるめる
・顔を横に向ける
・患者を一人にしない。様子を観察する。

けいれん時にしてはいけないことは…

・歯を食いしばっても舌を噛み切ることはないので
 口の中に物(指・スプーン・割りばし等)を入れない。
・意識を戻そうとして大声で呼んだり、頬をたたいてはいけない。
・口から薬や飲料を飲ませてはいけない。
・患者を連れまわしてはいけない。

糖分を補充するにしてもけいれんが落ち着いてから、だという。

すぐに医師に診てもらった方が良いときは、
・短時間の間に発作を繰り返し、意識障害が続くとき
・発作が10~15分以上続くとき
・発作により外傷を受けたとき

おわりに…

「ウチの子“ムチムチ”だから、多少食べられなくても、
水分が取れてれば大丈夫」などと、私みたいに思っていると
大変なことになることもある。
低血糖は障害をもつ危険や、死の危険もある。
けいれんよりは虫歯になる危険をとってジュースを飲ませる。

また、次にけいれんを起こした場合は、エコー検査をするそうだ。
脳波を見るのは、てんかんの可能性も出てくるからである。
けいれんを起こした日の翌日でも良いので、平日に病院に行って
予約を取る必要がある。

後でわかったことだが、実は保育園で胃腸炎が流行っていたらしい。
ウチ以外にもお友達3人くらいが胃腸炎だった。
保育園にも流行の病気があれば、早めに教えてほしいとお願いした。