教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

選挙公約の真実~滑川町町長選挙・続~

現職町長の『町政報告会』に行ってみた

この土日は勤務先の学校で文化祭があり普通に朝~夕方まで出勤。
帰って急いでご飯をつくって、子どもたちに食べさせた。
寝不足だし疲れているし、頭も痛いし、もう限界…、
今日の町長の町政報告会は、パパに行ってもらおうと思ったら、
パパ「ビール飲んじゃったよ~」というので、私が行くことにした。
目的は、南部小学校について詳しく聞くこと!

H30年9月1日、19:00~21:00まで町民体育館で行われた。
開始直前に着いたので、駐車場はすでにいっぱい。
客層は、吉田町長に投票を決めている年配の方々、約200人。
ほとんどが高齢で60代~80代くらいかと思われる。
30代前後は私含め4、5人…か?あまり見なかった。
軽トラックが多かったので、農家の支持者も多そうだ。

町長は4期、16年間務めており、今回5期目に挑戦することになる。
来賓では長年の付き合いがある、政治家が多く来た。
上田清 埼玉県知事、山口泰明 自民党衆議院議員
森田光一 東松山市長、岩澤勝 嵐山町長、
小久保県会議員…他にもたくさん。
一人一人が吉田町長の応援演説をするので、非常に時間がかかる。
「○○できるのは吉田昇しか居ません」とか言うたびに拍手が起こる。
年配の方の熱気はすさまじかった。「えいえいおー」とかもあった。
私はまだ投票する人を決めていない、質問しに来ただけなので
拍手しないでメモを取っていると、隣の席のおじいちゃんに
冷たい目で見られた(笑)

2時間中、町長が話したのは15分程度。
南部小学校の話は、ほぼないに等しい。
「南部小・中学校の計画を立てたい」というだけにとどまった。
年配者が多い客層から、演説内容を考慮しているとは思うが、
「このままでは質問できない、この2時間を無駄にしたくない!」と
思い、集会が終わってから急いで町長を探して、
町長が色々な人に挨拶をしている中、捕まえて、
質問をすることに成功した!

データで見る滑川町

せっかく2時間も話を聞いてきたのだから、
町長の政策の成果として、来賓の方々から様々なデータが
紹介されていたのでまとめたい。
このデータも、投票の参考になるのではないかと思う。

●埼玉県下(63市町村)では、滑川町立中学校が成績トップ!!
さいたま市の中学校も含めて、一番成績が良いという文科省
データが示された。なお滑川町の小学校は一番ではない。

●人口増加率は、全国(1700市町村)で、12位!
埼玉県下(63市町村)では、2位!
埼玉県は、東京都の次に人口が増えているという。

滑川町の平均年齢、43歳!
高齢者が増えている中、これは若い!

合計特殊出生率は1.7人。埼玉県は1.37人、全国1.44人(H28年)。
合計特殊出生率は一人の女性が出産可能とされる15歳~49歳までに
産む子供の数の平均を示す。
滑川町は3人目の子どもに対して補助金が出ている。

●所得は、埼玉県下(63市町村)で、4位!
平均年齢は若いのに、意外と所得は多いと感じた。

吉田町長の強みは、財政基盤をつくったということ。
給食費の無償化や18歳までの医療費無料は、非常に税金がかかる。
吉田町長は、全国町村会の財務委員をやったり、
町長に就く前に長年の行政経験があることが強みになっている。

吉田町長のやりたいこと

小川・嵐山から滑川町を通って熊谷までのバイパスをつくる。
そしてその道沿いに工場を誘致することで、資金を得る。
これが一番やりたいことのように感じた。

滑川町は2040年までは人口増加が見込めるらしく、
子育て支援給食費無料・18歳までの医療費無料、
第3子以降の子どもに補助金を出すことは続ける。

保育園は計画的につくる。
放課後児童クラブ(学童)はさらに増設を考える。
町民会館をつくりたい。
スポーツ少年団の専用グラウンドをつくりたい。
南部小・中学校の計画を立てたい。
などは、公約の紙に書いてある通りである。

驚いたのは、南部地区の下水道が高いこと。
以前から滑川町は水道料金高いな~と思っていたら
本当に高いということがわかった!
南部地区の下水道料金の引き下げは、
今後、知事と交渉していくとのことである。

選挙公約の真実~南部小学校~

さて、お待たせしました。本題。

集会が終わった後の忙しい町長を捕まえて、
「今日来られないママたちのためにも、質問に答えてほしい」
「もし、町長が当選したら、南部小学校はいつ、できるのか」
などと、南部小学校の質問をぶつけてみた。

町長は、誠実な人だと思う。
こんな主婦の突然の質問にもちゃんと答えてくれる。
町長の答えは、
出生率にもよる。次の任期の、4年ではできない。」
「少なくとも6~7年かかる」という。

私のように、すぐできると思っていた方、ごめんなさい。
町長の支援者(と、町長の奥様)が『訪問営業』して、
「南部小はすぐできますよ。土地があるんだから。」という
言葉に踊らされてしまいました。

町長は真実を言ったと思う。
でも、この町長でも6~7年かかるのだから、
どの人が当選しても、すぐにはできないということだろう。

南部小学校がすぐにできないということは、
南部小に隣接した学童もできないということで、現状維持。
やはり地域で子どもを支える『誰でも学童』の必要性を感じる。
今度は、NPOの作り方を調べたいと思う。

最後に

滑川町投票率は6割。残りの4割は無駄になる。
都合があって、いけない人は期日前投票をしてほしい。
せっかくの権利を無駄にするのは、もったいない。
今後の滑川町を担う、若い人ほど、
積極的に政治に関心をもってほしい。

今回は非常に接戦だという。
一人の1票が結果を左右することもあるかもしれない。
南部小学校も、他の子育て政策も含めて、自分で考え、
投票にいくことが、これからの滑川町を決めていく。

あと、南部小学校を期待している人に、
どうぞこのブログを教えてあげてください。
南部小学校はすぐにはできませんが、
ぜひ9月9日(日)選挙に行きましょう!

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追記;そういえば、今週から選挙カーが通るようになった。
 ラストスパートなので、理解はできるが、
 うるさくなるので、ママとしてはちょっと残念である…。
                 (2018年9月7日)