教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

器が小さい人間でもリーダーになれる?

私はリーダーに向いていない

私がリーダーに向いていない理由を挙げてみる。
まず、私は『調子のり夫』である。すぐに調子にのる。
しゃべりだしたら止まらない。
いつだったか(子どもを産む前の話だが)
職場の飲み会に行く直前の私に、旦那が一言、
「手に“調子に乗るな”って書いときな」と。
私が調子にのって、何か、しでかさないように(笑)
旦那は、こんな私の言動が心配だから
「いい加減にブログをやめて」とも言っている。

あと小学校低学年の時の話。意外と先生の一言は忘れない。
国語の授業中に「やんちゃな馬(?)」がでてきて
「やんちゃってなに?」との質問に、担任の先生は
「“やんちゃ”っていうのは●●(私の名前)みたいな馬だよ」と。
あの、先生~、他に男子もいますが…、私ですか?と思った。
学級委員や生徒会長とか憧れて立候補したけど
一切…なれなかった(笑)人望がない。
自分はリーダーにはなれないのだと悟った小学生時代。

最近の話では教員免許更新講習でやったグループワーク。
ある問題(クイズ)を、初対面の8人で協力して解く。
問題を解く過程において、グループのメンバーが、
どういう言動をしたか(皆をまとめた、記録をした等)
つまりどういう人なのか、考えさせるために行われた。
たくさんのタイプがあって、自分以外のメンバーが
どのタイプに当てはまるかを考え発表する。例えば…
看護師・医者・DJ・お花屋さん・マジシャン・指揮者
野球選手・ガイドさん・研究者…などたくさんあった。

これによって、それぞれが自分では気づかない強みに
気づくことができたり、こういう一面もあると思えたりする。
私は「ガイドさんタイプ」と言われることが一番多かった。
情報を正確に集めて、周りに伝えていると。
情報収集は、もはや趣味である(笑)
そして指揮者のように皆をまとめる力はない。

行動力はあると思う。思い立ったらすぐ行動!
なので、思慮が浅く、後々困ることが多い。
(現在も、実は自分の行動で困った状況に陥っている…)
もともとの器が小さいので、すぐにいっぱいいっぱいになる。
以上の理由により、リーダーには向いていない。
しかし、ある本に出会ってリーダーの印象が変わった。

リーダーは誰でもなれるもの?

私は、大の漫画好きである。
生徒からも流行りの漫画を借りて読むことすらある(笑)
高校生の恋愛モノはもう読めないがそれ以外は何でもOK。
ウチの学校の図書館には漫画がたくさんあって
理解のある司書さんで非常にありがたい。

さて、その図書館に置いてある大好きな『宇宙兄弟』の隣に
たまたま発見したこの本。

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。

 

宇宙兄弟』の話はここでは省かせていただくとして、
この本を読んでみると、
こんなにリーダーに向いていない私でも、
リーダーになれそうな気がしてきてしまう。
漫画の内容とリンクさせながら、
主人公のリーダーとしての素質を紹介しているので面白い。
今までは主人公をリーダーとして見ていたわけではないので
振り返って読み直してみると、
必要に応じて重要な声掛けをしている。
この本の中で、私の心に響いた部分を簡単に紹介する。

リーダーとは、生き方や働き方のハンドルを自分で握っている人のこと

 リーダーシップを発揮すれば誰でもリーダーになれるという。
リーダーシップとは、何か?
チームや組織のポジションに関係なく、だれでも発揮できるもの。
リーダーシップはどうやって発揮されるのか?
「~したい」と意思表示をすることで、発揮される。
その「~したい」という意思をもとに、チームの合意形成や
意思決定が行われていく。
例えば「休憩したい」と言ってチームが同意して
休憩時間がとれればそれはリーダーシップを発揮したことになる。

つまり、リーダーは常に固定された人物ではなく、
チーム全員がリーダーであり、状況に応じて
誰もがリーダーシップを発揮できるとしている。

なるほど「~したい」なら得意分野だ。
「~すべきである」という考え方だとやらされている感じが
するが、「~したい」をもとに行動すれば前向きになれる。
これなら気負わずにできる。

5人のチームなら、リーダーは5人。『無敵』な考え

チームのメンバーで、発言力の強さに優劣はなく、
リーダーシップのバトンを全員で回すことで
「競争」ではなく「共創」を生み出すことができるそうだ。
まさに全員がリーダーだとしている。 
賢いリーダーが陥りやすいのは「主導権争い・マウンティング」。
争いは共感を生まないし、協力や協調を生まないという。
私も勝ち気なところがあるので気をつけたい。
人に頼ることも大切だし、チーム内の誰もが平等でありたい。

あと「そもそも最初から敵などいないのだ」という考えも
非常に参考になった。
何かうまくいかないことがあると、つい誰かのせいにしたり
環境や時代のせいにしがちだが、
これも一種の敵をつくる行為だという。
漫画の中で主人公は『俺の敵はだいたい俺です』と言っている。

確かに、敵だと思った人は、本当は敵ではなく、
ただ意見が異なるだけかもしれないし、
相手にも何か事情があったのかもしれない。
敵なんていないと思えば、強くなれるかもしれないと思った。

命を託せるリーダーが大切にしているもの

この本の筆者は、コミュニケーションとは
「集団の中での情報の流通」だと考えており、
相手を知ろうと観察することも1つのコミュニケーションとなる。
たくさんの時間を共有し、お互いの様々な側面を理解することで
この人はこういう人だと安心感もでてくる。

コミュニケーションの量が増えれば増えるほど
誤解されるリスクは減り、
逆に理解してもらえるというメリットが増えていくらしい。
独りよがりにならず、周りと話し合い、
協力することが大事だと分かった。

あと、これは漫画で出てきた内容だが、
チームの輪が乱れて主人公が困ったときに
「宇宙の話をしよう」とメンバーに促す場面がある。
皆がイライラを抱えて、身動きが取れなくなっている中
皆の共通の話題で、前向きになれる声掛けをする。
会話を通して、お互いが信頼感を取り戻せることを学んだ。

ここからは自分の考えになるが、
できればコミュニケーションは顔を見て行いたい。
私はガラケーで携帯がなくても、普段は全然困らないが
ラインを始めてから状況が少し変わった。
ラインのコミュニケーションが増えると、
その人がどんな思いでその意見を言っているのかが分かりにくい。
表情や声のトーン、話すスピード、しぐさでも
観察すればもっとその人を知ることができる。
なかなか職場の人以外と、顔を合わせて話す時間が
減ってしまっているが、直接会って話がしたい。

最後に…

私はリーダーには向いていない。
でも子育ては一人ではできないと気付き、
周りと協力してともに育てていくということを選んだ。

今、自分の行動でちょっと困ったことになっていると書いた。
いや困っているというよりは、
私の小さい器が、いっぱいいっぱいになっているだけだ。
自分を含め、周りの悩んでいる方をどうにか助けたい、
また子どもたちのために…との思いで始めた行動である。
この困った状況を解消するために、また、動いている。
皆をまとめることは私には力不足だし、
意見がすれ違うことも多いが、考えが違うのは当たり前だ。
それぞれ違う中で「子どものために」という意識だけは
共有していきたいと思う。
コミュニケーションは質より量だ!たくさん話して行こう。

あと、先ほどの困った状況とは全く別の話で、、、
地域子育てNPO作りに参加してくれると言ってくれた皆様、
こんな私ですが、今後ともよろしくお願いします。
メンバーの皆がリーダーと言えるNPOを目指します!