教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

定例会の報告と、滑川町の変化の“しにくさ”を考える

滑川町の、H31年3月定例会に行ってきた

『小学校登下校問題』についての一般質問を
ぜひ聞きたいと思い、朝から3時間、授業と実験を
たて続けに行って、ダッシュカップラーメンを食べて
午後からお休みをもらい、議会の傍聴に向かった。
午後1時半に間に合うように学校を出発したが
なにやら早まったらしく、午後1時スタートだった。
30分遅れて到着。まだやっていた、セーフ!

今回の定例会を見た感想としては、滑川“町”は
『子育てナンバー1』を目指していると言いつつ、
『子育てしにくい町』ナンバー1かもしれないと思った。
行政と町長の“重い腰”が全然上がらない。結局変わらない。

町の外から見ると、都内まで通いやすい田舎で、
給食費は無償、医療費も高校まで無料とか
良いことをいっぱい羅列して
「子育てしやすいですよ~」とアピールしているのに、
住んでみて分かった。児童館がない、公園が少ない、
待機児童が多い(保育園も学童も足りていない)、
不登校の子どもの居場所がない、無料学習支援室がない、
給食は無料だとしても酷い内容…。
お金(税金)のばらまきはしても、子育て政策はしない。
しかも、お金はばらまいちゃったから、
「子育て政策するお金が、もうない」という始末。
町は、子育てを支援する“順番”が逆だろう。
ばらまきより先に、子育て環境を整えてほしい。

南部小学校建設と、登下校問題への“行政の回答”

 一般質問の内容は、後々『議会だより』で発表される。
でも、その前に「気になる~」というママたちのために、
簡単?に、まとめてみる。
長時間の登下校が危険(不審者や熱中症など)である
ことなどから、私もたびたび記事に書いてきたが
登下校の子どもの負担を緩和するための方法として
次の4つが挙げられている。

①南部小学校の建設
東松山の青鳥・唐子小学校への通学
③スクールバスの運行
東上線を使って『月の輪小学校』へ通学

①から、行政の回答を見ていこう。
南部小学校の建設の可能性は、ほぼゼロだという。
現状の児童数では、建設できないと。
なんだって??…吉田町長、選挙のときに
『南部小学校建設』を公約に書きましたよね??
と思っていたら…、吉田町長からの回答は、
「2040年までは、滑川町の人口が伸びるから、
将来的には必要だと述べたまで」とのこと。
いやいや、町長選挙で、公約を述べたということは
近いうちに(吉田昇さんが町長であるうちに)
実行するつもりがあるからでしょ!?
それを自ら、実行するつもりはないと発言するなんて。
なんて正直な人だろう!!
今、まさに、子どもの人数が増えていて
今、必要としている子どもがいるんです!

②について、行政からの回答は
「H27年の東松山とのやり取りで、滑川の子は
東松山では“厳しく”受け入れない」と言われたという。
その理由として、東松山市からは「原則に基づき、
子どもは地元の小学校に通うべき」だと。
いや、理由になっていない。
東松山の誰との交渉で出てきた話なのか?
私から見て、②が一番可能性が高そうだから
(お金がかからなそうだから(笑))
東松山と再度、強く!!交渉してもらいたい。

③スクールバスの利用は、お金の問題。
前にも自分で、教育委員会に問い合わせたが、
「結局はお金がないからできません」の一点張り。
今回の定例会でも同じ回答だった。
幼稚園のスクールバスは、年間1100万円。
小学校にスクールバスを導入すると年間9800万円。
幼稚園は、運転手の委託のみなので安いという。
前にも書いたが、幼稚園バスを利用してはどうか?
せめて低学年の間だけも…。
南部小学校の土地は、今は資材置き場として貸している。
その賃貸料で1419万円が町に入る。(このお金はどこへ?)
この費用と幼稚園バスを利用すれば、
できなくはない!と…私は思う。

④電車に乗って『月の輪小学校』に通う案は、
これも不可能じゃないと思う。
月の輪小学校は、人数が多くて無理だと聞いていたが
定例会で人数がはっきりした。
750人を上限として、あと150人位受け入れられる!
まぁ電車通学については、課題が多そうだから
すぐに行うことは難しいかもしれないが、可能性はある。

滑川町はなぜ変わらないのか?

滑川町の給食は、ご存じの通り、おいしくない!という。
少ないおかずと冷凍食品の出る、評判の悪い給食!
40年程前の“約束”を、滑川町は今だに守って
東松山との『センター給食』を使っているという。 
これは“誰”が得をしているのか?東松山?滑川??
給食費も、内容を見るとなぜこんなに高いのか分からない。

昨日は、滑川町の給食問題に取り組むお姉さんに会ったが
学校給食を考える皆様の意見や要望を役場に伝えたり、
お米だけ滑川産を!果物だけ滑川町から!という活動も
行われたらしい。でも…
「10年も活動してきたけど、何も変わらなかったよ」と。

あと、町が変わらないのは、議会にも問題があると思う。
何が悪いって、まず定例会の傍聴席に子連れで入れないこと。
町のHP→議会のページに「どなたでも傍聴できます」とある。
でも、傍聴席の入り口には、
『幼児・児童は議長の許可がないと』入れないという紙が
貼られている。幼児・児童はうるさいからダメなのか?
保護者も一緒に来ているのに?

子育て世帯は、行政に口を出すなというのだろうか?
子育て世帯は、給食費やら医療費やら、
もらってばっかりでずるいという意見も聞いた。
しかし子育て世帯も、しっかり税金を払っている。
多分、今後、滑川町で暮らしていくなら
尚更たくさんの税金を納めることになる。

子育て中の親も、子も、住民だ。
子どもを連れて議会の傍聴すらできないのなら、
子育て世帯が傍聴しやすいように、ネット配信したり
すぐにHPに定例会の情報を載せればいいのではないか。
解決策を出さずに「子どもを連れてくるな」はおかしい。

滑川町は、今は、土地が比較的安く買えて
駅があるから人が増えるんだろうが、
2040年になる前に、確実に、少子化になるだろう。
子どもが増えている、まさに今、何もしないのだから!

終わりに…

滑川を変えるにはどうしたらよいのか?
次の滑川町の町議会議員選挙が4月に行われる。
定例会や議会だよりでしっかり学んで
どんな議員がいるのか、どんな活動をしているのか
やる気があるのか、知る必要がある。
そして、自分の町のために、自分の子どものために
誰に入れるべきかを判断する必要がある。
変わらない『町』を少しでも良くするために。

滑川町に住んでよかったと思ったことは、
滑川町には良い人がたくさん住んでいること。
町が動かないから、自分たちで動く人がたくさんいる。
子どものことを考えてくれている人がたくさんいる。

滑川に住んでいなかったら、
私はきっと何も動いていないと思う。以前住んでいた、
ふじみ野や富士見市は、子育て支援センターも多い、
児童館もある。子どもの預け先がいくつかあった。
何も疑問に思わず、利用させてもらうばかりだった。

外から入ってきたからこそ、見えてくる部分も多い。
子育て支援が足りない滑川だからこそ
良い人たちに会えて、刺激がもらえて
また頑張ろうと思える。
滑川に骨を埋めようと思っているので
今後とも長~く、よろしくお願いします(笑)!