教員・ママとして、2つの立場だから思うこと。教員の働き方改革!?(追記アリ)
教員として子どもを生んで良かったと思ったこと
子どもを生んでみて良かったと思ったことは、
生徒の保護者の気持ちに寄り添えるということ。
今、振り返ると、三者面談とか保護者会とか…
表面的だったなと思う。申し訳ない。
親になった今は、うちの子のこんなことが知りたい。
例えば、保育園での友人関係、給食を食べる量、
お昼寝の様子、トイレについて、発達具合…
事務的なことではなく『うちの子』のことを知りたい!
ダメな部分だけでなく、良い部分も見つけてほしい。
うちの子の良いところを、教えてほしい。
これは高校生をもつ親も同じだろう。
子どもが何歳になっても親は心配するものだ。
学校での友人関係、学食の様子、部活への取り組み、
頑張っている行事、授業態度、成績、将来のこと…
その生徒について具体的に述べることが大事だと思う。
高校生にもなると、担任との距離は遠くなる。
小学校のように毎時間見ているわけでもないし
一緒に給食を食べるわけでもない。
ホームルームと授業と行事と…掃除くらいか…?
部活の顧問の先生から部活での様子を聞いてみたり、
授業中の様子を他の先生と話したりすることもある。
担任と授業の担当と顧問と…
1人の生徒に、たくさんの先生が関わっている。
他の先生から見た、その子の良い部分も
保護者に伝えていきたいと思う。
教員の働き方改革!?
うちの学校の場合、就業時間は8:20~16:50。
だが時間通りにはなかなか帰れない。
夜遅くまで仕事をしても、サービス残業。
私も自分の子どもが生まれるまでは、
夜9時くらいまで残って普通に仕事をしていたし、
一番遅い先生では、夜12時過ぎまでいたようだ。
授業準備は、自分の納得のいくまでしようと思えば
いくらでも時間をかけられる。
他にも丸付けやら提出物やら…いろいろある。
夏休みも普通~に学校に行って仕事をする。
ほぼ全ての教員に、部活動が割り振られている。
部活動に熱心な先生は、放課後は部活の指導が中心。
熱心じゃなくても部活の活動時間中は帰れない。
運動部だと、土日は部活や試合で大忙し。
丸一日、部活指導をしても3000円とか…
時給で計算したらいくらよ?と思う。(汗)
もっと大変なのは、小・中学校の先生だと思う。
小学一年生には学校生活のルールを一から教える。
1時間ずっと椅子に座っていることや
話を静かに聞くことも難しい子どももいる。
トイレや箸の持ち方など家庭でのしつけの範囲を
学校の先生に任されることもある。
滑川は、小学校の登下校に片道1時間以上かかるので
朝早くから、小学校の先生方が通学路の見回りを
してくださっているそうだ。お世話になります。
中学校は中学校で、思春期真っ只中…。
親や教員の言うことなんか聞きたくない時期だ。
群馬で中学校教員をしている親友(女性)がいるが、
生徒が夜になっても帰らないという電話が学校にきて
夜11時から学校周辺を捜索をしたそうだ。
結局、夜12時になっても見つからず
おまわりさんにあとはお願いしたという…。。。
これも…サービス残業?ボランティアか?
そんな教員にも働き方改革がされるそうだ。
埼玉県教育委員会が定めた
毎月21日の『ふれあいデー』は、定時に退勤して、
児童生徒も早く帰って、家族と触れ合う日だという。
また会議や研修も行わず、生徒とも向き合う日だそうだ。
早く帰れ~と言うのに、生徒とも向き合え~という。
生徒と話していたら早く帰れないと思うがどうなのか?
結婚している先生や家族がいる先生は早く帰って、
独身で一人暮らしの先生は、生徒と向き合えってこと?
この日は、職員朝会で教頭から「今日は早く帰って、
家族と触れ合いましょう」などと言われる(笑)
とはいえ、家庭に小さい子どもがいると
『ふれあいデー』に関係なく
「子どものお迎えの時間なので~」と言って早く帰れる。
でも…。群馬の話になるが、友達の男性教員は
1人目の子どもが生まれるときに、
育休を取らせてもらえなかった!!
校長に相談した段階で「ダメ」だと言われた。
教育委員会まで話が回らずに、却下された。
一年も取るわけじゃないのに?1~2か月なのに?
代わりの先生を見つけるのが大変だからか?
子どもに直に接する、男性教員でもそんな働き方。
こんな日本に明るい未来はあるのか?
最後に…
今後、 教職員の働き方改革では…
どのような内容になるのか?
それが本当に教員に浸透していくのか?
教員が本当に求めるものになっているのか?
今後の変化を見守りたい。
『2つの立場だから思うこと』は、次に続く。
教員経験も浅い癖に
生意気なこと言ってすみませんでした~!
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↑この記事に似たような話が、偶然、
某タレントさんの話題にかぶっていた。
ついさっき、ネットニュースで知ったわ(笑)
さて、追記しようと思ったのは
書こうと思って忘れてた『麹町中学校』のこと。
担任がいない、宿題がない、定期テストがない、
制服がないなど学校の常識を破った『公立』中学校。
タブレットを用いて授業が行われ、
生徒一人ひとり異なる問題を解く。
分からない問題は、先生が個々に質問に答える。
定期テストがない代わりに、
単元ごとに小テストがあり、合格しない生徒は
再チャレンジする…。
学校の常識にとらわれず、
生徒一人ひとりに向き合って、
生徒も教員も、自ら考えて行動できる学校。
学校の変革を拒むのは、制度よりも『人』だという。
『学校が変われば、社会が変わる…』
こういう校長の下で働いてみたかったわ!
こういう学校に子どもを入れたいわ!
学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―
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(2019/7/24夜 追記)