教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

原子力防災を学ぶ①~子どもに無用な被ばくをさせないために~

滑川から意外と近い原子力の関係する施設

日本には17か所の原子力発電所がある。
万が一、原発事故が起こった場合に、
子どもを放射線放射性物質から守るには
どうすれば良いのか。
放射能は怖い怖いと言うだけでは防げない。
ということで…

先日、『iと愛のげんしりょく防災』の方に依頼し
原子力防災講座を開催してもらった。
この講座は、2~3人のグループから開催できる。
簡単なアンケートに答えたあと、
資料をもとに原発事故の怖さと、福島の事例、
原子力防災について話を聞いた。
この講座で私が学んだことをまとめる。

滑川から一番近い原発は、東海第二
直線距離にして110キロ
福島の原発事故のデータから、
100キロ圏のところを見させてもらったが
100キロは十分、放射性物質の濃度が高かった。
ということは、東海第二が事故を起こした場合、
埼玉も危険だということ。
しかも、東海第二は、そのまま関東平野に続く
遮る山などもないので、土地を舐めるように
さーっと放射性物質が跳んでくる。

しかし、ここよりももっと埼玉に近い所に
原子力に関する施設があった。
滑川から90キロ、横須賀の米軍基地だ
ここには『原子力空母』がくるらしい。
もし、ここで事故が起きたら…。
東京も大きな被害がでる。政治も経済もストップする。
日本政府は何で原子力空母に反対しないのか分からん。

あらかじめ地震に備えるように、原子力にも備える。

地震に備えるために、水や食料の備蓄、
家具の固定などができる。
同じように、万が一の原発事故のために
備えておくことができるという。

正確な情報を得るために準備すること

地震が起きたら、震源地とともに原発の状況も確認する。
正確な情報を得るために、あらかじめ
スマホのアプリを入れておく。
・Yahoo防災
・ゆれくる
NHKニュース防災
・MyRader
・ラジコ
放射性物質は風で飛んでくるので、
風向きも大事だそうだ。
私はガラケー派だが、スマホ…考えようかな?

被ばくを最小限にするために準備するもの

あらかじめ次のものを、人数分、子どもの分も!
準備しておく必要があるという。
・マスク(PM2.5が防げる程度)
・レインコート(100均でOK、使い捨て用)
・眼鏡かゴーグル(花粉対策のようなやつ)
・帽子(耳も覆えるもの)
・大きめのビニール袋(45L以上・多めに)
・養生テープ
・ブルーシート
安定ヨウ素剤サプリメントで代用)
初期被ばくを防ぐために、身体や粘膜を防護する。

使う時は、放射性物質を含んだ雲が飛来する中を逃げるとき。
もしくは、事故直後に外出するとき。
外出した後、家に入る前に
外でレインコートなどを払って、大きなビニール袋に入れて
まとめてそのまま外に置いておくこと。
家の中に放射性物質は持ち込まない。

…さて、一つ疑問に思ったことだが
このごみ袋はどう処理しようか?
燃やしても放射性物質はなくなるわけじゃないし…
逆に焼却炉の煙で飛んで拡散の恐れもある?
今度また聞いてみよう!

安定ヨウ素剤について

 原発事故直後には、放射性物質がたくさん出る。
放射性物質から出る放射線が、身体にあたる外部被ばく
放射性物質が体内に入ってしまうことで、
体内で放射線を浴びる内部被ばくとがあるが、
原発事故直後の『初期被ばく』は、この両方起こる。

原発事後直後に注意が必要なのは『放射性ヨウ素』だという。
数百種類の放射性核種の中でも、
揮発性が高く、一番早く飛散するのが放射性ヨウ素i131。
これが体内に入ると甲状腺に取り込まれ、濃縮され、
甲状腺被ばくを起こすそうだ。

甲状腺被ばくは、胎児・乳幼児・子どもへの影響が大きい。
甲状腺被ばくをする前に、安全なヨウ素を飲んで
安全なヨウ素甲状腺内を満たすことで
放射性ヨウ素甲状腺に取り込まれないように
することができるという!

ということで安全なヨウ素安定ヨウ素剤】の出番だ。
これは、医薬品名:ヨウ化カリウム丸。
原発から5キロ圏内は事前に配布されている。
が、埼玉・滑川では備蓄もなければ販売もされない。
自分で用意する必要がある。

安定ヨウ素剤を医薬品として準備するには
処方箋がないと買えないが
同じものがサプリメントでも売られていて
だれでも購入できる。

この安定ヨウ素剤を、事故直後から飲むことで
放射性ヨウ素の90%を阻止できるそうな。
24時間ごとに、飲むという。
大人は1日、1回、4錠。
13歳以下は、1日、1回、2錠。
3歳未満は、1日、1回、1錠。
粒のお薬が飲めない子どもは、小さく砕いて
水に溶かして飲むといいらしい。ふむふむ。

放射性ヨウ素は、半減期が8日。
ということは、初期被ばくから免れるためには
事故当日から2~3週間程度は
飲み続けるということになるのだろうか?
もしものときに子どもを守るためにも、
購入しておこうと思う。

つづく

長くなってきたのでいったん切ります。
原子力防災を学ぶ②は早めに書きますよー。