教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

長距離通学!登下校の熱中症は『親の責任』だそうだ!学校に電話して学んだこと。<6/16追記>

教頭先生からお電話をいただいて、その後。

うちの子の小学校は、山の上にある。
車通りも多い危険な通学路で、4kmを超える長距離通学。
朝は、6:40に家を出発する。
うちの子は今年1年生。
熱中症や、不審者、交通事故も…心配が尽きない。。。

朝、子どもと一緒に学校まで見守りに歩いて行っているが
まだ色々気になる点があり、
教頭先生に直接電話して聞いてみることにした。
今までの経緯は、こちら↓(記事が古い順に)

namegawa-kosodate.hatenablog.com

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①登下校中のマスクについて

先日の教頭先生との電話の際に、
登下校中にマスクを外す許可を得られたので
通学班の他のメンバーにも
「教頭先生が外していいって言ってたよー」と言うと
「みんなが外してないのに、うちの班だけ外すのは気まずい」
と言われた。小学校高学年にもなると周りの目を気にする。
全校児童に周知していないのかな?と思い
みんなが気兼ねなく外せるように、9日の放課後、
教頭先生に電話して聞いてみた。

「下校の際に、全員にマスクを外すように指導した」そうな。
ただし喋らないように!」とのこと。
教頭先生に聞いたところ、下校の際にこう指導していても
1/4くらいはマスクをしたままで帰る子がいるそうだ。
マスクを外してもOKだということを
みんなに伝わっているのであれば、一安心。
あとは各自の判断かな?

(電話をしたのが9日でこのブログをUpしたのは12日。
12日の連絡帳には、教育委員会から
登下校中のマスクについてのお手紙が入っていた。
このブログの記事の意味ないじゃーん、と思いつつ
もう書いちゃったし一応そのまま載せた(笑))

②リュック登校がダメな理由は…?

さて、マスクのついでに(こっちが本命?)、
悩んでいたリュックサックについて、やっぱり聞いてみた。
もう、しつこくてスミマセン(汗)

子どもと一緒に4km歩く中で
大変な思いをしている一年生をたくさん見ている。
ランドセルを班長さんに持ってもらっている子
(うちだけではなかった!)、
ランドセルが重くて腕にぶら下げて持っている子、
ランドセルを副班長さんに押してもらっている子…。
ランドセルはやっぱり、重い、負担が大きいと伝えた。

ランドセルかリュックを、家庭で選べるようにしてほしい。
夏場だけや、低学年だけなど限定してもダメなのか?
札幌市などではランドセルは必須ではないし、
世界的に見てもランドセルしていなくても
問題なく子どもは成長できると思うが…とも言ってみた。

あとは、ランドセルを正しく背負えていない場合は
首が前に出て逆に姿勢が悪くなることも伝えてみた。

教頭先生からの回答は
「それはランドセルを正しく背負うよう指導することが先」
「ランドセルとリュックサックでは500g程度しか変わらない」
「子どもが背負った時のバランスを考えて、
ランドセルは垂直に重さがかかるから
ランドセルの方が子どもの身体には負担が少ない」
「リュックサックを認めた場合に、
リュックサックが良いという子どもが増え
困る保護者も多いのでは?」とのことだ。

北海道がリュックサックも使用できることはご存じだった。
逆に「何でそんなにリュックにこだわるのか?」と聞かれた。
子どもを思う母親の気持ちの1/3も伝わらない!!
子どもの負担を少しでも軽くしたい、それだけだ。
500gでも軽くなるなら、検討していただきたい!

ねばってねばって、結局…「ランドセルだけ」だそうだ。
一番の理由は、優先順位。
学校は、子どもの『安全』が第一で、
子どもの『負担』は、その次」だそうだ。
安全に通うためには、ランドセル以外は認められないという。
ただし、ランドセルを背負えない理由がある場合
(医者の診断書があるとか)は、
リュックサック通学もできるそうだ。

あと、最近は、『置き勉』をすすめていて
国語・算数以外の教科は、学校に置いておくことが
できるようにしている」とのこと。
国語算数以外は、置き勉??それは、知らなかった。
多少なりとも考えてはくれているのかもしれない…。

③登下校中の熱中症の『責任』は『親』にある!!

とにかく、今、心配な熱中症
子どものために、家庭でできる対策は限られている…。

電話の最後に、教頭先生に聞いてみた。
万が一、登下校中に熱中症で倒れた場合、その責任は
教育委員会ですか?学校ですか?それとも家庭ですか?
教頭先生は軽く笑ったあとに「家庭です」と。

『通学班』登校で通学路も指定されているので
てっきり教育委員会か学校かと思い込んでいたので驚いた!
確かに…
通学班は地域の『地区役員』さんが決めるから小学校ではない。
でも通学路は教育委員会に指定されているのに??

驚いたので、もう一回聞き返してしまった(笑)
「家庭に責任があるのでしたら、
例えば朝から30℃を超えるような非常に暑い日は、
家庭の判断で学校まで送迎していいんですか?」と聞いたら
家庭の判断で送迎してもらって問題ない」と。
「ただし、通学班の人に送迎する旨を伝えること」
「あと、小学校の駐車場が狭いので
渋滞にならないように
考慮はしてほしい」とのこと。
そうなのか、そんな気軽(?)に送迎できるのか!
子どもは頑張って通わなきゃいけないものだと思っていた。
知らなかった!!

最後に、相変わらず勝手な独り言(;'∀')

学校の先生方は本当に忙しいのを知りつつ
我儘な保護者(私!)の対応をさせてしまい申し訳ない。
ただ、本気で、命がけの登下校だと思っているので
どうにかしてほしい気持ちが大きすぎた。
周りの一年生ママさんたちも登下校の心配をしている…。

私の電話くらいじゃ何も変わらないけれど
何も変わらないからって伝えないことには始まらない。
危険で長い、通学路の見直しも全然されないし(泣)
(1kmも短くなる近道もあるのに!)
うちの子だけの問題ではなくて、
みんなが安心して通えるようになってほしいなと思う。

ということで、
小学校からOKが出ているので、暑い日は送迎できる!
でも、どこの家庭も毎日送迎できるわけではないし、
ものすごく暑い日でも歩いて登下校する児童もいるわけだから
熱中症の危険に対する、根本的な、解決にはなっていない…。
学校は児童の『安全』を第一に考えているというのなら
熱中症に対する『安全』も確保してもらいたいなと思う。

それにしても、分散登校は大変だった(泣)
朝一で、お弁当を作って(学童で食べる用)
子どもと一緒に6:40に出発して、学校に行って、
そのまま歩いて帰ってくると、8:40。
そこから今度は真ん中の子の幼稚園に、車で送っていく。
幼稚園も分散登校で、1時間半でお迎えにいく。
しかも末っ子、40℃の発熱が続いて何度か病院に行って…。
給食と、幼稚園バスのありがたみを知る。
(おちおちブログも書けやしない(笑))

来週からは、給食アリの、5時間授業。
どうなることやら~??

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6月15日、給食アリの5時間授業がスタートした。

登校については相変わらず、
歩くのが遅くて、なかなか暑さに慣れなくて
班のメンバーに申し訳ないなと思いつつ
今日も歩いて通っている。
先日は、歩いている途中で急な雨が降って困っていたら
すぐ後ろにいた2年生が一緒に折りたたみ傘に入れてくれた。
本当、通学班のみんな優しい!ありがとう。
折りたたみ傘は、班の多くの子がランドセルに入れていた
なるほど、うちも買わないと!勉強になります!

学校前で見送るときには、既に疲れている様子だったが
どうにか寝ないで授業を受けているらしい(笑)
給食当番の仕事や、掃除の仕方も教わったという。
よく学校が楽しいと言っている。

さて、一緒に歩きながら思ったことに、付け加えてみる。
登下校が保護者の『責任』ならば
通学指導してくれている先生方の行動は
『善意』によるものだと思う。

学校に『責任』がないのに通学路に出てくれているのは、
先生方も忙しいのに、なんだか恐縮してしまう。
勤務時間は決まっているので
それよりも前に出勤して通学指導するなら、
早帰りなどの振り替えは取れているのだろうか…?
教員は、残業手当もないのに!土日出勤当たり前だし
(土日出勤は部活動のある中学や高校だけかな?)
下手したら『ボランティア』のような状態もある…。
(土日にサービス残業して教材研究とか!?)
教員の善意に頼らない、働き方改革は進んでいるのか?

ただ、先生方の善意で通学指導が行われているとしても
先生方が通学路に出ざるを得ない危険な通学路という意味では
やっぱりどうにかならないものかなーと思う。
子どもも保護者も学校も、
みんなが安心して登校するためにはどうすればいいのだろう?

スクールバスの導入は無理だという。
家庭の『責任』に重きを置くなら、いっそ高校のように、
歩きでも自転車でも保護者の送迎でも
各家庭の自由に通えるようにすることもできるはずだ。
しかし、通学班を通して異年齢で学べることを重視し
通学班での登校を指定しているのだと思う。
ならば、通学班は地区役員さんが決めるのだから
通学路ももっと柔軟に見直せないものだろうか??
               (2020.6.16追記)