教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

台風19号から一年。自分にできるボランティアを考える②。

自分にできるボランティア…?

前回から時間が経ってしまったが、続きの話。
前回は台風の被害について紹介した。
今回は、自分にできるボランティアについて考えたい。

被災したママさんに話を聞くと
色々とできそうなことが見えてきた。
小さな子どもがいても、
高齢者でも、子どもでも、できること。

写真洗浄

台風で水害にあうということは、
思い出の写真ももちろん被害にあう。
しかも、家を片付けることが先で
写真のことは後回しになりがちだという。

ママさんが写真を洗浄したのは
被災してから2か月後だったかな?
ボランティアさんに教えてもらって
ママさんの子どもたちもお手伝いしたそうな。

ずぶ濡れになった写真を見ていると
色々な思い出がよみがえってきて
涙があふれて、作業が進まなかったそうだ。
そんなとき代わりにやってくれる人がいて
とっても助かったとおっしゃっていた。

洗浄した後の写真はコレ。
(ママさん、写真の提供ありがとうございました。)
アルバムに入っていて、状態は良かったそうだ。
写真だけで重ねてあったものはダメだった。

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写真洗浄の方法は、まずは水洗い。
写真のボロボロになってダメなところは
自然にインクがなくなるそうだ。

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その後、軟らかい布で水を抑えて
新聞紙に広げて乾かす。

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最後に、アルコール除菌スプレーをして
クイックルワイパーとかソフライナーとか
軟らかいシートでふき取る。

そうすることで、汚い汚れやインクがおちる。
除菌されるので
細菌が写真を食べなくなるそうだ。

写真はすぐに洗浄すれば、良い状態で保存できる。
被災者の方は、
家の片付けや日々の生活で大変だろうし
思い出がつまった写真の整理はつらいと思われるので
ボランティアが率先して行いたい。
写真洗浄は自分にできるボランティアだ!

応援メッセージ

ママさんから、素敵なBOXティッシュを見せてもらった。
被災した方が少しでも気が和らぐようにと
きっと心を込めて作ったのだろう。

こんなボランティアの仕方があるなんて知らなかった。
ティッシュだけでなく、
オムツとか生活用品、何でもいいかもしれない。
そこに一言、メッセージを書いて渡す、
この気持ちが嬉しいのだろうと思う。
これも自分にできるボランティアだ。

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子どもの預け先

ママさん曰く、子どもを預けるのも大変だと。
「子どもの預け先があるのは知っているんだけど、
自分でネットで調べて、連れて行って、
帰りもお迎えに行かなきゃいけない」
「被災した直後にネットで調べる気力もない…」と。

そうか…。
保育園などの子育て支援施設で
預かり保育ができたそうだが、
預け先があればいいというわけではないのか。
被災した方に寄り添うならば
子どもを迎えに来てくれて、お昼も提供してくれて
夕方自宅まで送り届ける。
そんな支援が必要とされている…。

この点についても、
何かできることはないだろうか?

私たち『チーム森もり』は
森もり食堂(滑川町子ども食堂)の実施だけでなく
みなみ野集会所の2軒隣り『森もりハウス』にて
来年度4月から放課後児童クラブ(学童)を開所する。

その森もりハウスと、
小学校までの送迎に使う車を使えば、
昼間子どもを預かれるし
被災地に送迎もできるし
お昼も提供できる!
あーでもそうするとスタッフの人数が足りないか?
地域の人にをボランティアを呼びかけるとか
工夫すればできなくはないかも!?

あとは、災害時の『助け合い』について
日頃『森のこクラブ(学童)』を利用する
子ども・保護者の理解が得られるか…。
大変な時こそ子どもたちには学ぶチャンスになる。
子どもたちが自分たちでできることを考えたり、
被災した友達に寄り添って、助け合えれば…
子どもの成長に繋がる。

情報についても、「ネットで調べて」は
こころが折れてできないとおっしゃっていたから
地域での口コミに頼るか?むむむ。
情報を発信するには、どこがいいのだろうか?
まずは社会福祉協議会か?役場の福祉課か?
保健センターか?

あっと、独り言が長くなってしまった(;'∀')

最後に…

東松山だけでなく、滑川でも
いつ被災してもおかしくない時代。
『お互い様』で助け合えればいいな。
地域で、もっと深いつながりをもつ必要があるな
と思った。

まずは、こんなボランティアもあるんだと
知っておくことが大事だな。

今回、勉強させてもらったママさんには
お忙しい中、お時間を頂戴して
本当にありがとうございました!