教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

歴史に学ぶこと・意見を言うことで、子どもの未来を守る。ダニーさんから学んだこと。

ダニーさんの話。

先日、滑川町の『古民家ギャラリーかぐや』で
ダニー・ネフセタイさんの講演があった。
講演はとっても面白いと色んな方に評判だったので
ずっと聞きたいと思っていた。
ダニーさんは、イスラエル出身の家具作家さん。
イスラエルで兵役を経験している。
日本に長く住んでいらっしゃって
秩父で活動されている。

ダニーさんの話は、どこを切り取っても面白かった。
「コロナだ、さあ!チャンスだ」というテーマで
コロナ後に兵器にお金を注いでも意味がないことを学んだ。
兵器に多額の税金を使っても、イタチごっこ
本来は『外交』で解決するべきだという。
でも、日本の外務省のR3年度予算は、約8000億円。
日本の防衛省のR3年度予算は、約5兆5000億円。
桁違いだ。

災害時に大活躍が期待されるレッドサラマンダー。
荒地、泥地、がれき、溝、水などどんな場所でも走れ、
消火活動や救助活動を行う車だ。
これは約1億円で購入できるらしい。
対して、F35戦闘機は1機につき約150億円。
F35戦闘機は、42機から147機に増やすお金があるのに
国民を守るレッドサラマンダーは、
日本でただ1つしかない。愛知だけだ。

こんなに兵器にお金をそそいで何になる?
この日本で、災害にあう可能性と戦争にあう可能性
どちらが高いというのだろうか?
国民の命を何だと思っているのだろうか?
憤りを感じる。

ダニーさんの話で一番印象に残っていることは
ナチスの国家元帥ヘルマン・ゲーリング
死ぬ前に言っていたこと。

「もちろん普通の人間は戦争を望まない。
しかし最終的には政策を決めるのは国の指導者であって
国民を戦争に参加させるのは、つねに簡単なことだ。
国民には攻撃されつつあるといい、
平和主義者は愛国心に欠けていると非難し、
国を危険にさらしていると主張する以外には
何もする必要がない。
この方法はどんな国でも有効だ。」

ナチスのトップで死刑になった人間
死刑が実行される前に自殺した人間の言う言葉は
そのまんま日本に当てはまる。
安倍さん、国民の恐怖心を煽るため、選挙のときに
北朝鮮が…」「中国が…」って言ってたな。
「戦争反対」という人は愛国心がない?
家族を、周りの人を戦争で死なせたくないと反対する人、
国の方針に逆らって反対する人こそ、愛国心があるだろう。

ここまで歴史から分っておきながら日本は変わらない。
「歴史を学ぶが、歴史に学ばない」からだそうだ。
なぜ、戦争が繰り返されるのか?
戦争をしないためには、私に何ができるのか?

ヒントは、ダニーさんの言葉にあった。
①自分で正しい情報を求める。
②分かることだけ分析する。
③その情報を周りに伝える。特に新しい方面へ。
考えを伝えることで、世の中が変わるという!

なるほど、まずは情報を求めることだ。
自ら学ぶことだ。

中学生や高校生は、意見をもつな??

『広報なめがわ11月号』で選挙の特集がされていた。
これを見て私は非常に驚いた。

18歳以上の子たちは選挙権があるのに
18歳未満の子たちは選挙運動できない。
公職選挙法第137条の2)
選挙運動にあたるとして、18歳未満は
政治家や政党の選挙運動文章をリツイートできない。
選挙運動のサイトをシェアできない。
街頭演説を動画でアップできない。

これは、何のためだ??
子どもは、自分に関わることに意見を言う権利がある。
子どもの権利条約を無視しているのではないか?
『国際条約』は法律の上にあるのに?
私の考えが間違っているのか?

『国』が本当に、
『若者』に政治に興味を持ってほしいなら
禁止されていることを、まず認めてほしい。
若者自身が興味をもった政治家を調べて
それをSNSに投稿する。
街頭演説で心が動かされたら動画をアップする。
現実の友達どうしで話し合うのが難しいなら
SNS上で話し合う。

ダニーさんは子どもを『兵役』にいかせるのは
簡単だと言っていた。
小学1年生から「このままでは日本が危険だ」
「お国のために死ね」「自己犠牲は美しい」と、
10年以上子どもを育てれば
18歳ころには簡単に兵役に参加する。
本の学校教育をみても
『考えない子ども』を育てているわけだから
それは現実に起こりうる。

滑川町は、本当に、非核平和都市なのか??

滑川町のことについて考えてみたい。
滑川町は『非核平和都市』だという。
平成27年12月7日告示第150号。
滑川町例規・要綱集
に載っているので、引用させてもらった。

わが国は、世界で唯一の核被爆国として、再びこの地球上に広島・長崎の惨禍を繰り返してはならない。そして全世界の人々に対し、被爆者の苦しみと、核兵器の恐ろしさを訴えていかなければならない。

私たち滑川町民は、美しい郷土、恵まれた自然、豊かな生活と平和な未来を子どもたちに継承していくために、被爆70年の節目の年に際し、非核三原則核兵器をもたず、つくらず、もちこませず)の堅持と恒久平和の実現を願い、ここに「非核平和都市」を宣言する。

しかし、
『なめがわ議会だより139号』を読んで私は絶望した。
核兵器禁止条約に参加することを国に求める意見書」の
提出に関する請願について、
議員13人中、9人の反対で不採択となったからだ。

賛成した議員(4名)の理由では、
世論調査では核兵器禁止条約に参加すべきが『72%』
核兵器禁止条約は、核兵器根絶への確かな一歩。
③日本の参加が他の多くの国の励ましになる。

反対した議員(9名)の理由は、
①この条約では、核保有国を動かすことができない。
②中道的立場の国も参加していない。
③日本・世界の安全保障を不安定にさせる懸念がある。

意見書の提出の請願が不採択になった。
世界で唯一、核兵器の被害にあった国なのに。
国民の70%以上が核兵器禁止条約を望むのに。
議員さんでも意見を言いたくても、言えないのか?
何かしらの圧力があるのか?

だれがこの請願について賛成し、反対しているのか
議会だよりの4ページを見ればすぐわかる。
反対した理由は9ページに書かれている。
ぜひ、ご確認いただき
次回の滑川町議員選挙の参考にしていただきたい。

議会だよりはこちら(滑川町HP)から見られる。
議会だよりは滑川町図書館などでも配布されている。

最後に、相変わらず勝手な独り言(;'∀')

日本の教育は、
考えない子どもを育てる、
意見が言えない子どもを育てる、
国に服従する子どもを育てることを
目的としているようにすら、日々、感じる。

本来は、子どももひとりの人間として
幸せになる権利をもち、
それぞれが幸せになるための『道具』として
教育があると私は考えている。
自分が幸せになるために、
みんなが幸せになるためにどうすればいいのか
考える力をつけさせることが大事だと思う。

ぜひともダニーさんに
滑川町の小・中学校に来てもらいたい。
ダニーさんは、県内の学校でも平和講演されている。

うちの子たちに聞かせたい話だった。
子どもが意見を言っても良いということを
みんなに知ってもらいたい。
平和も戦争も、歴史も、丁寧に教えれば
子どもでも分かることを、
どうして大人が分からないのか?
大人自身が考えることを放棄しないでほしい。
もっと気軽に、たくさん話そう。

相変わらず生意気いってすみませんでした(汗)
私は言いたくないのですが、
手が勝手に…ごにょごにょ

 

ダニーさんの本はこちら。

国のために死ぬのはすばらしい?

国のために死ぬのはすばらしい?

 

ダニーさんのサイトはこちら。

nagariya1.wixsite.com

原発とめよう秩父人のサイトでは
私が聞いた講演会が動画で見られる。

chichibujin.com