教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

のぶいち町長に、直接会って話をした。おいものおもい④

やはり、人間味あふれる、のぶいちさん

私がいつもお世話になっている、地域のお姉さま方に
「早く町長と直接会って、ぶつかってきな!」
「会って話を聴いてくれるなんて、大塚さんだから、できることよ」
と背中を押されて、ようやく!
のぶいちさんに会う決心がついた。
ということで、思い立ったが吉日!
町長に『一般町民(おいも)の思い』を伝えるため
アポを取ろうと役場に行ってきた。

そしたら、そのまますぐに「町長室へどうぞ~」と。
初めての町長室だし、例のあの件についての話だし
のぶいちさんこのブログ読んでるし、
そもそもアポを取るだけのつもりが、すぐ会うことになって
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

のぶいちさんは、快く受け入れてくれて
笑いあり、激怒あり、涙あり、そして笑いあり…って感じ(笑)
言いたいことが言えて、聞きたいことが聞けて
納得できないこともあったが、
話し合いをした後は、なんだかスッキリした(笑)
「のぶいちさんが怖くて、自分の意見を言いたくても
言えない人がいる(私含む!)」と本人を前にして言えたし(笑)

政治にも役場の仕組みにも無知な私の意見に対して、
鼻であしらうことはなく、ちゃんと答えてくれた(激怒もするけど(笑))。
急な突撃にもかかわらず、2時間近く
1対1で、おいもの『思い』に、
(受け入れるかどうかは別としても)付き合ってくれた

最後まで話を聴いてくれた、のぶいち町長の”人柄”は、
人間味が溢れていて改めて私は好きだな~と思う。
お忙しい中、お時間をいただき、本当にありがとうございました!
お昼休憩中の役場を騒がせてしまい、申し訳ありませんでした!!

さて、
この突撃についてブログに書くことを、のぶいちさんにも了承を得た。

のぶいちさんは、このブログの内容が間違っていたとしても
訂正やコメントはしない方針とのこと。
私が聞いたことを、私の目線で書くから、私の主観が入る。
記者ではない、個人のブログだから!ただの自己表現の場だ。
私の書いている情報やのぶいちさんの発言について
本当のところどうなのか…
広報なめがわ、議会だより、滑川町HPなどで調べてほしい。
電話で、直接聞くのもありかも?
これを読んでいる人が、それぞれ自分の意見をもって考えてほしい。

そして、町政に対して自分の意見がある人は、
直接、役場のHPに送ってください↓↓↓

www.town.namegawa.saitama.jp

のぶいち町長に、直接聞いたこと。

2時間近く話したので、話題があちこち広がった。
のぶいちさんとの話し合いそのものは、本当に楽しかった!
でも、楽しかっただけじゃ、時間をいただいた意味がないので
のぶいちさんから聞いた話をまとめていく。

「 」は、のぶいちさんの言葉。
町長は、しょっぱなから、次のように言っていた。
公約を実現しないと叩かれる。だから任期中にやっていく。」
「嘘つきって言われたくないから。」

嘘つきって…
できないことが分かっていて、『できる』と言うなら嘘つきだが、
できると思っていても、様々な事情で『できない』のは、
嘘つきじゃないとは思う。
公約についても、選挙で聞いただけだと、町民と町長で
イメージや考えに”ギャップ”がある部分もあろう。
とりあえず、のぶいちさんの言葉を追っていこう!

町民に、施設の説明がないのは、なんでですか?

選挙で、説明した!施設を作ることを、知っている人も多い。
知り合いから、いつ社協できるの?と聞かれたりする。」

でも、知らない人も多い…。
説明会などはしないんですか?

説明会はしない。町民を代表する『議会』で話を通しているから
議会民主主義として、当たり前。」

『広報なめがわ』などで発信しないんですか?

「議会だよりに書いた。南部の人は、情報発信してもみてくれない。」
「そもそも、住民に説明するには、たたき台がないと出せない
だから先に補正予算を出して、設計図のたたき台をつくる。
これは、コミュセンの話ね。」

2つの施設を、あえて”役場周辺”につくるのは、何でですか?

公平にするためには、町の真ん中。北部の人も来られるように。」
「町の都合。通信的なものや、大きな浄化槽を整える必要がある。
福祉関係でも役場に近い方がいい。」
「利便性もある。役場の職員が、施設が集まっていた方が助かる。
役場の施設が分散していたら、職員が大変!」

コミュニティセンターを立て替えるために、
新しい土地を購入する必要がある…。
すでに町が持っている『旧南部小学校予定地』は、利用しないんですか?

旧南部小学校予定地は、ふさわしくない。」
住民の人数の多い少ないでは決めない。」
「南部でやったとしても、そんなに人は集まらない!」

そうすると、住宅地と役場の施設が離れてしまうので、
のぶいちさんが掲げていた『コンパクトシティ』には
ならないんじゃないですか?

コンパクトシティには、ならない。」

「今、この機会を逃したら、施設は作れなくなる。」
「以前にも、役場周辺に複合施設を作ろうという話が持ち上がった。
6つくらいの機能を入れた、複合施設。」
「でも、お金がないから、長寿命化計画に舵を切った。」
「今は、コロナの助成金が入ったから、お金がある。
今、施設を作るのは、お金が入ったタイミングだったから。」

補正予算』で、施設をつくるのは、何でですか?

選挙公約によると、福祉センターは2750万円でつくれると書いてある。
(前の記事では、確認不足で申し訳なかったです(;'∀'))
社協のための小さい施設をつくるのかと思っていたが、
『福祉センター』は、いくつか機能がある大きな施設になる予定だ。
なんで、こんなに規模が大きくなってしまったんですか?

「はじめは、社協だけの予定だった。
そこに、子ども家庭総合支援拠点が入ってきた。
相談する人を常に福祉課に置いておくのは、いかがなものかと。
個人情報も扱うし。」

「大きい施設にするにはお金がかかる。
吉見町などにもに相談したところ、
B&Gの『こども第3の居場所助成金』のことを聞き、申請した。」
福祉センターの建設費は、12月の議会で補正予算で出す。」

なんで、施設の建設費を『補正予算』で組むんですか?
もう作ることが決まっているなら、
計画的に立てられる通常の予算でいいんじゃないですか?

補正予算は、必要だから組む。」
見通せない、流動的な部分があるから、
全部の予算をいっぺんに組むことはできない。」
「建設費は、できるだけ出さないようにして、
必要になってから補正予算で組んでいる。」
「去年余ったお金を、町民の水道料金に還元した。これも補正予算。」

子どもの意見を聴いてほしい!

役場周辺に子ども施設を作ると、子どもは歩いて通えない。
子ども第3の居場所を役場周辺に作るにあたって、
『歩いていけない問題』はどうするのか、聞いてみた。

子ども第3の居場所は、支援が必要な子のみが利用する
その対象児童には、自宅までバスを出す。」

私は、支援が必要な子が、支援が必要だと周りにばれないように
他の子も利用できる施設にするのだと思っていたが、違ったようだ。
支援が必要な子ども・家庭が、歩いて通いたいのか、バス利用がいいのか
いつ利用したいのか、食事の提供は必要か、など
家庭との相談の中で、必要な支援が見えてくると思う。

第3の居場所をつくるにあたって、
子どもや保護者に意見を聴いたんですか?

子どもの意見を聴く必要はない。」
「建物をつくるのに、子どもの意見は必要としない。」

子どもと家庭のニーズを聞かないということは、
支援が必要な子たちが、通いづらいな・不便だなとか
支援が必要な家庭だと周りにばれるのが怖いと思い、
施設ができても利用しないケースもありうる…。
そこについては、どう考えていますか?

家庭や子どもが利用しない選択をしたとしても、
第3の居場所は、役場周辺につくる。」

施設を作る前に利用者の意見を聴いて、
利用者の意見を取り入れて施設を作ったにもかかわらず、
利用しないことを選んだ場合は、利用しない選択と言える。
しかし、利用したくても、不便すぎて利用できないがために、
利用しないことを選ぶ場合もあると思う。
これも、「利用しない選択」と言われてしまうのだろうか?
最初っから意見を聴いてくれてないのに??

『子どもの人権』を尊重するために、
子どもの意見を聴くことを重視する『こども基本法』ができた。
国は、県と町にも、子どもの声を聴くように指示している。
なんで子どもと保護者の意見を聴かないんですか?

「あなたは、いつもそれだね(笑)」
理想と現実は違う。こども基本法は、理想だとは思う。」

こども基本法11条で、県や市町村は『こども計画』を立てる努力義務がある。
子ども基本法では、県や市町村も、子どもの声を聴くことを必須としている。
滑川町は、それでも、こどもの声を聴かないんですか?

「近隣では、実施していない。」
「まず国が計画を作って、それが県まで降りて来てから、町は動く。」

それなら、せめて、
第3の居場所を利用する子どもの声だけでも、聴いてほしい!

「分かった、そこまで言うなら、意見を聴く場を作ればいいんだろう!」
「ただし、だれの意見も聞くわけじゃない。怪しい団体は入れない。
意見を言うのは、第3の居場所を利用する家庭だけだ。」
「委員会はいつでも作れる。
福祉センターのたたき台が出てから、意見を聴く。」

南部地区に避難所が足りない問題は、どうお考えですか?

施設が2つ、役場周辺にできてしまうと
今後何十年も、南部地区に避難所ができないと聞いた。
2つ作るなら、1つは避難所になるように南部にという意見もある。
避難所についてはいかがお考えですか?

「何をもって、避難所と言うのか?」
「台風の被害は限られている。
台風は事前に来ることが分かっているから対策できる。」

「火災や地震についても、極端な想定はできない。
物事が進まなくなるから。」
東日本大震災でも、北部は瓦屋根が崩れてブルーシートをした。
でも、みなみ野は住めた!瓦屋根じゃない家が多い。」

「火災が怖いけど、この間のみなみ野の火事だって
『森林ホテル』に相談したら部屋を開けてくれた。」

「森林ホテルは、県が提携を結んでいるから災害時は開けてくれる。」
「準備はしなくちゃいけない。けど、本当に災害が起きた場合に、
避難所に行かない人も多い。
もしものときは、近くの保育所や学童が開けてくれる
東松山の小学校に避難することもできる。
半日歩けば、月の輪にも行けるし、
近所の人が車を出してくれるかもしれない。
そのために、日頃から地域で協力しておく。」

「十三塚の人が青鳥小に避難したり、唐子の人が月の輪小に避難したり、
お互い様なんだ。」
「施設のバランスをみて、公平に。だから取り残されていない!

私が思うこと。

私が一番納得ができなかったことは、
町長の”子どもの声を聴かない発言”だ。
子どもの人権を無視しているかのような発言が許せなかった。

子どもは、未熟な大人じゃない。
子どもが未熟だというのは、17世紀の時代の考えだ。
子どもは、子どものまま、一人の人間だ。
子どもも、社会の一員として重んぜられる

・児童は、人として尊ばれる。
・児童は、社会の一員として重んぜられる。
・児童は、よい環境の中で育てられる。

『児童憲章』文部科学省より。

また、『こども基本法』では、こどもの定義をこう示している。

第二条 この法律において「こども」とは、心身の発達の過程にある者をいう

滑川に住んでいる高校生の女の子で、
子ども食堂にもボランティアに来てくれた子たちがいる。
その子は、『こども家庭庁』の”意見を言う場”に参加している
これはとても、勇気がいることだと思う。
高校生だけど、一人の人間として尊敬している!

その子たちは、先日の『ゆめパのじかん』上映会にも参加してくれて
たくさんの意見を私に伝えてくれた!
自分で考えて、”自分の意見を言える人”は、大人でも少ない。
大人は忖度するし、長いものに巻かれるし、権力に対する恐怖も強いし。

日本の子どもは「自己肯定感が低い」とよく言われるけど、
”意見を聴いてもらえなかったこと”が、積み重なった結果かもしれない。
自分の意見が言えた、意見を尊重された経験のある子どもは、
自己肯定感が強い。なんにでも挑戦できる。
失敗しても、立ち直れる。

子どもの意見を叶えられるかどうかは別として、
子どもの意見をまず、聞いてほしい
子どもの健やかな成長のためにも!!

こども家庭庁『こどもヒアリング結果について

 

さて、第3の居場所を利用するであろう家庭には、
意見を聴いてくれることになった。
私が、この日、一番頑張って、町長から得た回答なのだが…

その直後、町長から、私の所に電話があった。
「先ほどの、第3の居場所の話し合いのことだが、
利用するであろう家庭に意見を聴くことはできない。」とのこと。
大人の事情だった…。
でもその事情だと、第3の居場所を『支援が必要な家庭だけ』が
自宅からバスで利用するのは困難な気がする…。
第3の居場所を、どう進めていくのか、詳細が知りたい…。
支援が必要な家庭に、支援が行き届くように配慮を願う。

(あと、この第3の居場所に関して、
本当に支援が必要な子ども”しか”利用できないとしたら
このブログで、第3の居場所を紹介してしまったことは
失敗だったかなと思っている…。
福祉センターに通う子=第3の居場所を利用している子
=支援が必要な家庭と周りに思われてしまうからだ…。。。)

 

大人も子どもも、意見を言う権利を行使するために
意見を言いやすい環境を整えてほしい。
意見を言わないからって、”意見がない”わけじゃない。
意見が言いたくても、言えない人もいる。
大勢の会議に参加するのは、非常に勇気がいる。
少人数の会議なら、意見を言える人もいる。
会議(対面)には参加できないけど、
文章(LINE・メール・手紙・電話)なら参加できる人もいる。
匿名ならば、意見を言える人もいる。
手を挙げるだけなら、できる人もいる。
子どもも参加しやすい、意見を言う場を作ってほしい。
「そんなことやってられるか!」という怒声も、1つの意見だ。
一人ひとりの意見の”重さ”に、
あいつは〇〇だから(敵だ・味方だ・男だ・女だ・若い・子どもだ)などの
”差”をつけないでほしい

色々な人の声・意見を集めて、
勝ち(賛成)・負け(反対)だけではない、第3の方法を考えたい。
少数意見を排除するのではなく、
一部だけ取り入れたり、組み合わせてみたりして、
新しい道を模索することもできるかもしれない。
理想は、理想だ。言い続けよう。

最後に…

何の力もない一般町民(おいも)が、できることはやった…。
町長への突撃、めっちゃエネルギー使ったわ…。

 

議会のありかた、町政の進め方、施設の説明の仕方、
予算の問題、施設の問題、避難所の問題、子どもの権利、など
”気になる部分”は人によって異なる

自分が気になった点についてだけでも、調べて、
意見を町に伝えてもらえると良いな~と思う。
私含め一人ひとりが町政に注目して、意見を言うことで
みんなが幸せになれる『滑川町』をつくっていきたい。
たくさんの人が、一緒に滑川町の”未来”を考えてくれますように。

 

のぶいちさん、相変わらず言いたい放題で、すみません。
貴重な時間を割いていただいたこと、本当にありがたく思います。
生意気な発言は、どうか寛大なお心でお許しください!
本当に、今度、飲みに行きましょう~( ;∀;)