教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

こどもをまんなかに! その2~子どもの声を聴いてつくる居場所。こどもの森(仮)を作りたい!~

桑の実を食べて帰る

私が、子どものころ、桑の実(ドドメ)はおやつだった(笑)
学校からの帰り道。
私の小学校は、下校班がなかったから
それぞれが勝手に、ばらばらに歩いて帰る。

学校から歩いて10分くらいの所に
大きな沼があって、そのすぐわきに桑の木があった。

高学年の子たちが、数名、高いところまで登って
桑の実を食べていたので、
私たち低学年は、低いところの桑の実を食べた。
たまに、高学年のお姉さんが取ってくれたりもした。
何人も何人も、桑の木によじ登って、
みんなで食べた、夏の日の思い出。

 

うちの子たちにも、そんな経験をさせてあげたいと思っていた。
ほぼ毎朝、子どもたちと通学路を一緒に歩いているので、
通学路の途中に、桑の木があることを知っていた。
そして、実が、赤黒く色づいてきているのも、チェック済み(笑)

先日の宮小『引き渡し訓練の日』。
基本的には、災害を想定しているので
徒歩とか、自転車とかでお迎えに行くのだが、
車でのお迎えも普通にできる(笑)
私は、毎年、自転車でお迎えに行っている。
子どもとおしゃべりしながら、たまには歩いて帰るのも楽しい。
自転車は、ランドセルを置くだけで、転がしている。

さて、登校中では、できないこと。
道草して、桑の実を食べること!
歩道に自転車を止めて、まずは、私がお手本。
桑の実をプチっととる。
何個か取って、子どもたちが洗いたいというので
(今どきの子は、きれい好きだな~、ってうちの子か!)
自宅まで、通学帽子に桑の実を入れて持って帰った。
「5個あるから、これはパパの分」とか言いながら。

そして、帰宅して、さっそく洗ってパクリ!
「すっぱーい」「おいしい~」と大絶賛。
「赤よりも、黒の方がおいしいよ~」と言うと、
「次はもっと黒いのにする!」と張り切っていた。

気を付けないと、たまに苦~い桑の実があったり、
虫が入っていたりするのだが、それは内緒です(;'∀')
色々食べてみればいい(笑)
子どもとのやりたいこと、1つ達成!

滑川町に必要な、子どもの居場所とは

子どもたちが、子どもらしく遊べない、やりたいことができない。
学校に行けない、行きたくない子どもが増えている。
滑川町の子どもの環境には、様々な制限があることを前回書いた。

だからこそ、学校や家庭だけでなく、
地域で子どもを育てる【社会教育施設】として、
子どもが子どもらしく、自分らしく、
だれでも安心して過ごせる居場所・遊び場が、今の滑川町に必要だと思う!

町長選のとき。
のぶいちさんに直接、児童館のことを質問をしたけど
のぶいちさんは「地域の集会所を利用するべき」という意見だった。
しかし実際、地域の集会所で、子どもを常時、受け入れてくれるところはない
集会所を使っていた『子育て支援センター』にも
地域の方からの苦情が出たと人づてに聞いた。
私たちが、日頃『子ども食堂』で使わせていただいている集会所。
本当にありがたいことに、地域のご協力があって毎回実施できているが、
子ども食堂や子育てイベントなどで、
集会所の利用回数が増えると嫌がる人もいるそうだ。
子どもから高齢者までだれでも利用できるはずの
コミュニティーセンターだって、子どもの声がうるさいと苦情が来る。
前回書いたように、子どもは、地域で安心して過ごせない。

子育て中のママ。
子どもがうるさくしてしまいそうで、
図書館や、公共施設、子ども連れOKのお店でも
周りに迷惑をかけないか心配になるという。
「ここは、子どもだけの場所じゃないから」と。
確かに、子どもだけの場所じゃない。
「地域のみんなの場所だから、静かにしようね」と教えるのも大事だ。
それもしつけの1つだと思う。
でも既存の施設で、それはもう学べるから、
子どもがのびのび遊べる場所・子どもが子どもらしく居られる場所があっても
いいのではないか??

そして、私が最重視しているのは、
子どもの意見を聴いて、子どもをまんなかにおいた居場所づくりをすること。

なぜ、子どもの声を聴くのか?
大人の考える『子どもの居場所』には、限界があるからだ。
私たちは、あえて、子どもが歩いてこられるように
住宅地に子どもの居場所(ハウス)を作った。
子ども食堂・無料学習支援室・
学童・学童の【居場所利用(不登校の子の居場所含む)】・
季節のイベントなど、
地域の方のご協力を得ながら
多様な子どもの居場所を考えて実施しているが
それでも、すべての子どもの居場所にはなり得ない。

もし、支援が必要な子を想定した居場所ならば、
支援が必要な子に「あなたのための居場所だからおいで」と言っても、
周りの目が気になるから行けない。
支援が必要な子の専用の居場所だとして、
「あそこに行っているから、支援が必要な子=可哀そうな子」という
レッテルを張られてしまう。下手したら、いじめにつながる。

私たちの今まで行ってきた活動のように
【だれでも来られる居場所】を作ったとしても、
「だれでも来られるから、おいでよ」と声をかけても
本人もしくは親が、その居場所に興味を持てなかったり、
面倒くさいから行かないということもありえる。

さらに明らかに支援が必要な子だけを支援するだけでは足らず、
一見支援が必要には見えない子でも、実は支援が必要だったりする。

また、役場の周辺に大人が考える子どもの居場所を作ったとしても、
そこまで送迎するためには、親の協力が不可欠だし
親が車を持っていることが前提だ。
役場周辺だと、『車を持っていない親子』は来られない。
支援が必要な家庭の子どもは、その親からの協力は得にくいことが多い。

私が今、求めているのは、子どもの声を聴いてつくる居場所。
子どもをだれひとりとして取りこぼさないように
子育て中の家族が孤立しないように、
家庭環境も悩みも異なる、成長過程の子どもの
ひとりひとりが『安心できる子どもの居場所・遊び場』を作ること。

自然があって、思いっきり遊べて、
休憩できるスペースがあって、
お喋りできて、子どもが子どもらしく居られて、
子どもがやりたいことをできる居場所。
子どもに意見を聴いて、子どもが居たいと思える居場所

乳幼児でも、小・中学生でも高校生でも、
学校に行っていても行っていなくても、障がいがあってもなくても
ひとりひとりが大事にされる、子どもの居場所。
常勤のスタッフがいて、子どもの話や悩みを聴いてくれて
『ここは大丈夫』だと思える居場所を作りたい。
子どもだけでも来られるところにあって、
平日の昼間から無料でつかえるとなお良し(笑)

大人が考える子どもの居場所だけでは、すべての子どもの居場所にならない。
大人が考える居場所は、もう時代遅れだ。

『こども家庭庁』ができたように、今は【こどもをまんなかにおく】時代
今の滑川町の子育て政策にプラスして、
子どもの声を聴いた子どもの居場所・遊び場をつくること
あと、前にも書いたが、公立の小学校3校とも特色のある小学校にして
家庭の教育方針と本人の意思で小学校を選べるようにすることができれば、
(小学校3校を選べる・かつ・スクールバスや電車で子どもが通えること)
滑川町は、『子ども最優先の町』として一番の魅力になる!!
働き盛りの、子育て世帯がまだまだ転入してくること間違いなし!
Uターンも、Iターンも夢じゃない(笑)

www.cfa.go.jp

こどもをまんなかにおくということ

こどもをまんなかにおくということは、子どもの声を聴くことが欠かせない。
国や町・学校などは、子どもの声を聴いて(子どもの意見を尊重して)
【子どもにとって一番良いこと】を決める義務がある
子どもにとって一番良いことは、
子どもが生まれながらにもつ権利が守られ
子どもの体やこころ、社会的な発達が保証されるということ。
こどもをまんなかにおいて、子どもにとって一番良いことは何か、
周りの大人はどんな支援ができるか考える。
子どもは、周りの大人に保護されるだけでなく
ひとりの人間として、意見を言ったり、自分で決める権利がある
つまり、大人(町・親・先生・学校・社会)の都合を
子どもに押し付けるのは間違っているということだ。

子どもの権利については、下記サイトが分かりやすい↓
おやこのミカタ・こどものケンリ(Save the Children

https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/kodomo-no-kenri/

 

子どもの声を聴くというと、小学校の代表の子の意見とか
『意見を言える子』の意見だけが注目される。
大人(学校や町・親)が主導で、子どもの意見を聴くと
子どもが気を使って、本音を言わないことがある。
子どもだって、身近な親や先生には『いい子』だと思われたいから忖度する。
(親に気を遣う子どもは多い!親が働いていたり忙しそうだとなおさら)
すると、大人にとって、都合の良い意見ばかりを集めることになる。
しかも大人が、大人の求める意見の言える子を、指名したりしてね(笑)

それでは、意味がない。
『意見を言えない子どもたちの意見』をどう集めるか。
大人に忖度しない、子どもの本音を、どう集めるか。
そのためには、大人がもっと子どものことを勉強しなくてはならない
子どもが生まれながらにもつ権利を学び、
子どもの意見を軽んじることなく
「子どもが意見を言っても良い」と、大人が認識することが必要だ。
子どもは、自分が安心できる環境ではじめて
自分の意見を自由に言えるようになる

あと、子どもとの『対話』も必要になる。
対話ができる大人・先生は、どれくらいいるだろうか??
私も、正直に言おう。
対話のファシリテーターができる自信はない(笑)
まだまだ勉強しないと!と思う。
なぜなら、私も、対話を経験してこなかったからだ。
小学校の学級会でも、『多数決』を取ることがよくあると思う。
でも、多数決では、少数派の意見は、無視される。
自分の意見が無視されるのは怖いから、少数派は排除されるから
意見を言いたくないと思うのは、非常によくわかる。
多数決による決め方は、対話ではない。

対話では、ひとりひとりが自由に発言しつつも、
お互いの人格を尊重し(他者の人格を批判することなく)
他者の意見を聴き、自分の考えを振り返り、お互いの考えを深めていく。
対話から、新しい考えが生まれていく。
異なる意見の場合には、少数派を無視するのではなく、
お互いの良いとこを混ぜてみたり、新しく別の方法を考えてみたりして
子どもとの『対話』を通して決めながら、
子どもが主役の居場所づくりを行いたい。

あとは、意見を言えない子のために、
スマホから簡単に送れる【こども意見フォーム】などの設置も必要になる。
話し合いの場に「顔を出さないといけない」と思うだけで
恐怖を感じる子もいる。
どの子も取りこぼさないように考えるならば、
顔を出さなくても意見が言える配慮は、必須だ。
他には、年齢的に、もしくは本人の特性として
思いを言語化できないこともある。
子どもの身振りや、遊び、絵などの非言語による手段でも
意見が聞けるようにしたい。

2023年7月9日(日)10:00~こどもの森(仮)イベント実施

子どもの声を聴いてつくる子どもの居場所を
仮に【こどもの森】と称して、
(本当にそんな居場所ができたら、子どもに名前を考えてもらいたい!)
子どもの森(仮)準備会による様々なイベントを予定している。

まずは、第一弾。
子どもの居場所の実践例として【川崎市こども夢パーク】から学びたい。
夢パークと川崎市こどもの権利条例は、
子ども会議を200回以上も実施して、子どもの思いを詰め込んだそうだ。
夢パークを取り上げたNHKドキュメント72時間を見て
感想を話しあったり、イメージを共有できればと思う。

●日時:2023年7月9日(日)10:00~11:30
●内容:NHKドキュメント72時間 どろんこパーク 雨を走る子どもたち
●場所:森もりハウス(滑川町みなみ野3-10-17)
●費用:もちろん無料!
●予約:不要(事前にお知らせいただけると助かります!)

ぜひとも、お子様連れで、お気軽にご参加ください!!
上映会後は、子ども・大人に分かれて対話ができればと考えています。
子どもの対話には、ファシリテーターについて学んだ先生がつくので
ご安心ください♪

こどもの森(仮)準備会は、地域の、こどもの声からスタートする
滑川町出身とか転入者とか、昔ながらの関係とか地元とか関係なく、
滑川町に、
こどもをまんなかにおいた子どもの居場所・遊び場をつくりたい人が集まって
地域の力で、子どもも大人も一緒にこの活動を盛り上げていきたい。
子どもたちに、地域の底力を見せてあげたい。
子どもたちに、「滑川町にはこんなにも子どもに寄り添える大人が
たくさんいるんだよ」と、教えてあげたい。
みんなで町を動かそう。
子どもの声を届けよう。

のぶいちさん、
スクールバス運行を6月中に開始してくださりありがとうございました!
私も子どもたちと駅まで毎日一緒に歩いたり、協力していきますので
今後ともよろしくお願いいたします。
こどもの森(仮)について、みんなの声を集めたら
直談判しに行くので、待っててくださ~い!!
なんなら、のぶいちさん【個人】として、この活動を覗きにきてください。
こどもの森(仮)については、様々な助成金を利用しながら
知恵を出し合い、実施出来たらうれしいです。
いつも要望ばかりですみません。。。
7月9日、ぜひ、お待ちしています(^^)/

 

こどもの森(仮)準備会の公式LINEはこちら↓
7月9日ご参加いただける方は、このLINEにご連絡いただけると助かります。
もちろん、当日、飛び入り参加も大歓迎♪

最後に…

桑の実。
もう死語(?)になってしまうかもしれないと焦っている。

高校生物の授業で、『カエルの発生』を教えているときに
『桑実胚』という言葉が出てくる。
桑実胚、そのまま、桑の実のような形の胚(受精卵が分裂したもの)。

「桑の実食べたことある人~?」と聞いても
クラスの数人しか手が上がらなかったことがある。
「桑の実?なにそれ?」という高校生がほとんどだった。

高校生物の『発生』も、今の教科書からはだいぶ減ってしまった。
今は、DNAばかりが取り上げられている。
昔の研究者が地道な実験結果をもとに考察する、という時代は終わった。
さみしいーーー!!
私自身が高校生の頃は『発生』が主流だったのにな~。
そりゃぁ、高校卒業から20年も経てば時代は変わるか。
(おっと年齢がばれる(笑))

滑川町も、町長変わったことだし、
そろそろ変わりましょうよ!!
町主導とか癒着とか、くそくらえだ( ;∀;)
こどもをまんなかにおいた、新しい滑川町に、みんなでしようぜ!!