教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

滑川町のスクールバス・通学路について思うこと。(2023.9.27一番下に追記しました!)

長かった夏休み(笑)

や~~~っと、長かった夏休みが終わった!
ひたすら学童の子どもたちの『やりたいこと』を応援した夏。
例えば、
川遊びに行ったり、お料理教室をしたり、電車でピオニーに行ったり
夏祭り(チョコバナナやポップコーンなど、子どもが作る!装飾も!)
体育館遊び(中学生のお兄さんがボランティアに来てくれた!)
レクリエーション、映画観賞会、みなみ野花火大会…などなど。
イベントがない日でも、
ウッドデッキでの水鉄砲大会は毎日してたしね!

正直、しんどかった~~~(笑)

でも、夏祭りのボランティアに来てくれた保護者さんが
「高校の文化祭みたいで、楽しいね!」と言ってくれた。
子どものやりたいことを叶えるために、走り回ったけど
確かに、今まさに、青春してるわ~(;'∀')
詳しくは、インスタ(namegawa.morimori)や
FB(チーム森もり(新しく作り直しました))をご覧ください(笑)
夏休みの終わりには、全員参加で大掃除をしましたよ~

スクールバス!周りの反応は…?

本当は夏休み前に書こうと思っていたが、
怒涛の夏休みが来てしまったので…遅ればせながら。
6月下旬から、スクールバスがスタートした!
暑くなる前に始まって、本当に良かった!!
梅雨・秋雨の時期、雨が降る日はいつも学校まで
パパの送りだったので、その手間もなくなり助かっている。
多少雨が強くても、駅まで近いから歩いて行ってこーいと。
(私も一緒に歩くが…。)

スクールバスは、森林公園駅・南口から出ている。
(他にも、伊古や福田方面は、小さいバスが各地を回る。)
バスは、駅南口を朝7:40に出発する。
大型観光バスが2台出ていて、
1号車はみなみ野・2号車は都・羽尾など、班ごとに指定されている。
座席の指定はなく、バスに来た班からどんどん乗り込む
班長は、添乗員さんに出欠の報告をする。

帰りは帰りで、低学年の便と、高学年の便が出る。
人数が少ないとバス1台のみになる。
行事で通常よりも遅い下校になった場合も対応しているようだ。

費用は、1人月額1200円。兄弟でもそれぞれ払う。
行きだけ・帰りだけの家庭もあるが、一律1200円

バスを利用する子どもたちは、80人くらい。
バス利用可能な範囲に住む児童の2/3程度かな?
意外と、利用しない家庭もある。
高学年の子どもだと歩きを選ぶ子が多くて、
「歩き慣れているから、このままで良い」
「友達と喋りながら学校行けるから、歩きが良い」
「体力が落ちるのが心配だから、歩き」
「周りの子が歩くっていうから、自分も歩きにした」
「今まで頑張って歩いたから、
ここでバスになったら負けた気分で嫌だ」という子も。
「とりあえず、今年は様子見~」という子もいた。

周りのママさんの意見

私の周りのママさんたちには、スクールバスは概ね好評。
今まで、通学班で通えずに毎日送りだったママさん。
通学班で登校中に、いじめのようなことがあったのをきっかけに
「うちの子は、通学班で歩けない」と悩んでいた。
加えて、子どもを学校まで送った後に仕事にいくため
遅刻をしてしまうことも精神的に負担だったという。

でも、スクールバスになり、
子どもがバスの通学班に合流できたことや
ママが送らなくても良くなり、仕事に間に合うことから
「バスになって良かった~」と心から喜んでいた。

他のママでも、毎日じゃなくても送りが多いママさんは
「同じ通学班で、歩きの子や他のママには気を遣う~」と言っていた。
(「またあの子は送りだよ~」と白い目で見られてしまったそうだ。)
スクールバスになって、今は楽しく通えている様子。
また別のママさんは、「熱中症が心配だったけど、
エアコンの効いているバスは安心できる!」と言っていた。

「本当に、こんなに早く実現するとは思ってなかった!!」
「座席が決まってないけど、スムーズに乗れてる!」
「鼻血が出ても、スクールバスで我慢したらすぐ保健室行ける!」
「どうなるか心配していたけど、問題なく通えてて良かった!」
といった意見もあった。

だが、スクールバス…良い面ばかりだけではないようだ。
乗らない子のママでは、
「毎月1200円払ってたら、年間で1万円以上。
1万円も払うなら今まで通りママが送るからいいわ~」とのこと。

あと、拠点ではなく各地のバス停を回るケース。
今まで歩きのときは同じ通学班だったが、
自宅から学校までの距離によって
スクールバスに乗れる子と乗れない子がいる(3キロ以上から乗れる)。
スクールバスに乗れた子のママさんは
「ちょっとの距離の差なのに、乗れない子がいるのは心苦しい。」
教育委員会に相談しても、距離を”3キロ”と決めないと
スクールバスが始められないから、ダメはダメなんだって」と。
同じ通学班、しかも同じ学年で、乗れる子と乗れない子がいるのは
お互い、心苦しかったり気まずかったりするのだろうと思う。

また福田の他のママさんは、
「今の通学班でうちしかスクールバスに乗れないことが分かったから
スクールバスを利用しないことにした!歩かせる~」と決めたそうだ。

スクールバスを利用したくても条件に合わなかったり、
家庭によっても考えが異なったりする。

子どもの意見

バスの中では、子どもたちは
お喋りしたり、本を読んだり、景色を見たりしている。
今のところ、喧嘩になったり、パニックになる子もいないようだ。

スクールバスについての子どもの声はというと…
「エアコンがついているから涼しい!」
「一番後ろの席に乗るために、早く集まって早くバス停に行く!」
「本読みながら学校行けるのが良い!」
「荷物が多くても、らくちん!」
「雨でも学校に行く気になる!」
「暑い日は助かる!」
「朝、ゆっくりできる!」
「日曜日に思いっきり遊んでも、月曜日バスだからへっちゃら!」
バスに乗っている子たちにとって、バス通学は楽しそうだ。

添乗員さんは固定ではないのかな?
よく分からないが、
イカツイおじさまの日もあれば、若いお兄さんの日もあった(笑)
子どもがバスの中で、酔って気持ちが悪くなっても
「添乗員さんには言いづらい…学校まで我慢した」とのこと。
2号車の添乗員さんは、まず、お姉さんではない(笑)

通学ボランティアさんの意見

通学ボランティアさんからの多かった意見は
「スクールバスを始める前に、
ボランティア向けの説明会を実施してほしかったわ~」というもの。
ボランティアさんには、なんの説明もなく、
決定事項の手紙だけが送られてきて困惑したそうだ。

それでも、通学ボランティアさんたちは
歩き班の時間帯にも横断歩道に立ち(7:00~7:10頃)、
さらにスクールバス班の時間帯にも横断歩道に立ち(7:30~7:40頃)
もともと歩き班だけの頃の時間よりも、長い時間を、
ボランティアにあたってくださっている。
本当にお世話になります!!ありがとうございます!!
(私もうちの子たちが大きくなったら、
通学ボランティアするので
もうしばらく頑張ってください( ;∀;))

そして、ボランティアさんたちから私たち保護者へ向けて、
「スクールバス始まって良かったね!」という
温かい言葉をたくさん言ってもらえた。
本当に、感謝しかない!!

ただ…、ボランティアさんが心配していることがある。

前にも書いたかもしれないが(?)
スクールバス通学班の集合時間に間に合わなかった場合、
通学班が先に出発して(バスの出発時間が厳守のため)、
そのあとから、子どもが1人だけでバス停に歩いてきたとする。
そのときにすでにバスが出発した後だったら
その子はどうするのだろうか?
親に怒られるから、家にも戻れないかもしれない…。
放課後まで、公園で過ごすかもしれない…。
(学校側は欠席という認識で、親は学校に行っていると思っている。)
学校に行く気分じゃなかったら、
そのまま遊びに行ってしまうかもしれない。
万が一だが、事件に巻き込まれる可能性だってある。

実際に、1学期に1回、そういう日があった。
3人しかいないスクールバス班で、2人だけが先にバス停に来た。
「もう1人は、どうしたの?」と聞いても「分からない」という。
そして、出発ぎりぎりまで待って、7:40にバスが出発。
もう1人の子は、保護者やボランティアさんがバス停から帰ってしまったあと
遅れて、ひとりで歩いて、学校まで行った。
学校には、「遅い時間に、児童がひとりで歩いている!」という
電話があったとボランティアさんから聞いた。
もし、この子が事件や事故に巻き込まれてしまっていたら……。

学校・教育委員会によると、登下校の責任は保護者だ。
この子がバスに乗れなかったとしても、
遅れて家を出発させてしまった親の責任だという。
教育委員会としては、バスがもう出発してしまったならば、
親が学校まで車で送るべきだとのこと。
親が送迎できない場合や、車を持っていない場合は想定されていない。
万が一でも、被害にあうのは、子どもなのだ。

スクールバスは、まだ始まったばかり。
今年とりあえずやってみて、
子どもも家庭も学校もみんなが利用しやすいように
意見を聴いて、変えられる部分は変えていけばいいと思う。

最後に。こどもの声を集めています。

最近、滑川中学校の生徒の痛ましい事故があった。
自転車と、車の事故だった。
事故にあってしまったのは、
私が大切に思っている子どもたちのうちの、1人。
朝、普段通りに家を出て、すぐに事故にあったという。
その子のママは、
「その日、行ってきますの顔を見ないまま、送り出しちゃった」と
泣いていた。みんなで泣いて、手紙を書いた。
今はただ、回復を祈ることしかできない。。。

「通学路について、町に意見を言いたい」という声を聴いて、
こども会議のチラシに載せている『こどもの声フォーム』に
通学路に関する質問を追加した
(こども会議は9/9(土)に実施するイベント。
今回のテーマは、子どもの居場所・遊び場について。
予約不要でだれでも参加できる。)
このイベント後にも、『こどもの声フォーム』は継続して
投稿できるようにしておくので、どんどん意見を書いてもらいたい

なぜ、こどもの声フォームを作ったかと言うと、
子どもが町に意見を言える場が、ないからだ。
9/9のテーマが、こどもの居場所・遊び場だったので、
通学路についての質問は、もともとの質問の下に、新たに付け加えた。
通学路に関してだけ、
意見が言いたい方は下の方まですっ飛ばしてほしい。
通学路のここを直してほしい、ここの道が危ないなど
子どもの視点で気づく危ない箇所を教えてもらえると助かる。
どの子にとっても、安全に学校に通えるようにしてもらいたい。

こどもの声フォームでは、意見は、完全に匿名で出せる
町にこどもの声を提出する際には、だれの意見かは
分からないようにして提出するので安心してほしい。
滑川町の子どもの居場所・遊び場・学校・通学路について
なんでも自由に、思うことを書いてほしい。
そして、たくさんの子どもの声を集めて
子どもの声を町に届けたい

「大人も意見を書きたい」とのリクエストをいただき、
子どもだけでなく、大人でも意見を言えるようにしてある。
ということで、
ぜひ、みんなに↓を、広めてもらえれば助かります!!

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ここから追記:

なんとなく、前回の議会がどうだったかな?と思って、
『なめがわ議会だより(第150号 2023年6月定例会)』を開いてみた。
そしたら、スクールバスの詳細がいろいろと載っていたので
ここに転記しておく。

●スクールバス利用対象児童(通学距離3キロ以上)は、178人。
・そのうち、スクールバス利用児童は、119人。
・利用しないことを選んだ児童は、59人。
●スクールバスの運行経費は、年間5000万円(添乗員込み)
・福田小学校が、年間1200万円
・宮前小学校が、年間3800万円
※実際の契約額は、利用者数の変更、
それに伴うバスの台数の変更等もあり、受託者と協議中。

とのこと。

年間5000万って…1人あたり年間で5000万円÷119人=42万円かかる
バス代で考えると、月額1人当たり1200円×12か月=1.4万円。
つまり、児童1人あたり年間で、
42万円-1.4万円=40.6万円の税金が使われている。
まじすか!スクールバスって高いのね…。
子どもたちの安全のための配慮、
町にも住民のみなさまのご協力(税金)にも、感謝です!
ありがとうございます!!

ここで、次回契約するときには、もう少し安くできないのか
勝手に!考えてみる(笑)
そのためには…、以前に配られた、
2023年6月の『スクールバス運行について』説明会資料を見つけてきた!

さらに詳しいことが書かれていた!!
スクールバス利用児童については、
宮前小地区:
森林公園駅南口(定点)…利用児童は、97人。大型観光バス2台。
●金光池・伊古上(巡回型)…利用児童は、14人。マイクロバス1台。
福田小地区:
●和泉上・中地区(定点)…利用児童は、8人。マイクロバス1台。
※受託業者:花園観光バス
※契約期間:R5年5月8日~R10年3月31日

福田小学校の方は、スクールバスの利用人数が少ない。
利用対象児童16名に対して、利用児童8名。
8名ならば、マイクロバスではない、ワゴン車でもなんとかなる。
ハイエースなら、子ども(12歳未満)が10~12人乗れる。

例えば、町がもっているデマンド交通の車。
朝9:00までは使っていないのだから、
朝だけでも、デマンド交通の車とドライバーに頼むとか。
(デマンド交通は、午前9時~午後5時まで)

福田のスクールバス年間費用が1200万円あるのだから、
ハイエース1台を購入して、町が専属ドライバーを雇うのもありではないか?

福祉事業所(高齢者施設・学童など)とも連携して、
スクールバスのための補助金を出すから
事業所がもっている送迎車(ハイエース等)で、
スクールバスのかわりに送迎を委託するのもありかも?

10人に満たない少人数なら、添乗員も不要に感じる。
児童が困ったときは、直接ドライバーに声をかければいいでは?
何から何まで、業者に頼むと高くつく。

なが~く、継続してもらいたいから、お金の問題は最重要課題。
今回の契約期間は、R10年まで。
のぶいち町長の任期以上の期間を契約してくれたことは、
町長が変わっても、スクールバスを継続してくれるという
町の意向だと認識している。

業者に頼むだけではなくて、町の所有車の活用や、
町内の福祉事業所とも連携したりして、
どうにか安く済む方法を検討してもらえると助かる。
以上、町民の意見でした。