教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

おこだでませんように。地域の力で町を動かす難しさ。

4歳と7歳と9歳

先月4歳になった末っ子、おサルと子猫のハーフちゃん(笑)
兄弟の中で一番強い!うちのマスコット。
なにをしても可愛い。いつまでも赤ちゃん。
でも「ママじゃない、パパが良い」が口癖。
一緒に添い寝もされてくれない。

7歳の真ん中っこ。
この子がちょうど1歳の誕生日の頃に滑川町に引っ越してきたから
もう6年は滑川町に住んでいる。
カメとアザラシのハーフちゃん。非常~~~にマイペース。
ごはん食べてる様子は、リアルなカメだ(笑)

9歳の一番上、カワウソと…本人は子猫が良いというのだが
イタチのようなミーアキャットのような…、いや、もう人間か!
小4なのに「私のたまごボーロがない!」と泣く。
まだまだ幼い、4年生。

夕ご飯の最中に、小学校の歯の染めだしの話になって、
末っ子が「むしばは、じとーじとくだよね。」と言った。
真ん中が「じどうじごくだよ」と言った。
一番上が「それを言うなら自業自得でしょ」と言った。

いや、真ん中の「じどうじごく」も悪くないかもしれない。
じどうじごく→自動地獄。つまり自動で、地獄行き。
何か悪いことをしたら、自業自得ならぬ自動地獄。
そっちの方が怖いわ。

さんざん「がじゃいも」と言っていた上の子が
気づいたら「じゃがいも」と言えるようになっていた。
子どもの成長は早い。
子どもと一緒にいられる時間のうち、90%は小6まで
いつまでも怒りんぼ母ちゃんじゃなくて、優しくしたい。
と思いつつ、今日も怒っている。
もうすぐ七夕。こんな絵本も良い↓(自分への戒め(笑))

地域の力で町を動かす難しさ

私は子育てが苦手で、町外から引っ越してきたよそ者だから( ;∀;)
子育てしながら、知り合いがだれもいない環境はつらかった。
そこで、地域のみんなと子どもを育てたい、
滑川町の子どもだれ一人として取りこぼさないように、
子どもと家族を一人ぼっちにしないように、
みんなで育ちあいたいとの思いで、子どもと家族の居場所づくりを始めた。

滑川町の唯一の子ども食堂は、末っ子を生んで2か月後にスタートした(笑)
当所、町は「子ども食堂なんて必要ない」
教育委員会様には「滑川町に困っている子どもはいない」と言われた。

子ども食堂を始めるにあたって、実施する場所が問題になった。
私の地域には子ども食堂に使えるような集会所がなかったので、
町の施設である『文化スポーツセンター』に相談したが断られた。
ほかの地域の集会所を借りるために奔走した。
ほかの地域の集会所は「よそ者お断り」のスタンスなので
自治会員のための集会所なので、当然だが)
本当に、みなみ野自治会様はよく貸してくれたと思う!ありがとうございます!

借りた後は、借りたあとで、いろいろ苦情が多かったそうだが
地域の方に助けられ、ボランティアのお姉さま方に助けられ、
なんだかんだで、5年続けている
毎回40人くらいが参加している。
だれでも来られる『無料学習支援室』も子ども食堂と同じ5年目だ。
町や議員さんは、見学にも食べにも来ないけれど( ;∀;)

学童は、始めて3年目。
学童開始のために、もともとのボランティア団体から、
非営利型の一般社団法人にした。(役場に法人化するべき!と言われたため)
初年度から満員になるくらい、
たくさんの近隣地域の子どもたちが利用してくれている。
といっても、少人数の定員23人。(でもスタッフは4人!保育園並み(笑))
私もスタッフの1人として、毎日子どもたちと向き合っている。

不登校の子どもや、小学生だけでなく中学生でも
滑川だけでなく町外の子どもでも、だれでも利用できる
『子どもの居場所利用』も、学童開始当初からやっている。
この間、児童養護施設の方から居場所利用したいとの相談があった。
子どもの居場所は、今、切実に、求められている…。

ちなみに、これらの事業は、非営利なので利益は全くない
(法人の確定申告も税理士さんを通しているので、間違いなく非営利!)
基本的には、ボランティア事業として活動しており
唯一お金を頂戴しているのは『学童』だけなのだが
学童の利用家庭からいただく保育料も、町からもらえる学童の委託料も
全て学童の人件費と運営費に回すので、去年は赤字だった。
税理士さんにも怒られたわ~(笑)
去年足りなかった分、今年は早々に他の助成金を申請しなければ!

 

さて、つい最近、非常にショックな出来事があった。
私たちの活動は、まだまだ町に認められていないんだな~と思った。

滑川町の子どもの声を聴いてつくる子どもの居場所・遊び場として
『こどもの森(仮)』が必要だ、と新しい活動を始めた。(詳細は前回記事)
こどもの森(仮)を作りたいと、ある議員さんに相談したら
とっても良い方で、話を聴いてくれて、すぐに町に相談してくれた。
町の回答は「民間がやっている事業には公的サポートはできない」とのこと。
では、町が主導で実施する事業しか、サポートはしないのだろうか?
その場合は、事業の運営団体を、どうやって決めているのだろうか?
情報が見つからないから、よく分からない。。。

家庭環境や所属、学校、地域にかかわらず、
滑川町内のすべての子どものためにと思って、
試行錯誤しながらボランティア活動を続けてきたが、
それでも町には認めてもらえていない( ;∀;)

子ども食堂も、町が主導ではないから、公的支援の対象外だ。
自分たちで民間の助成金を獲得するしかない。
子ども食堂の参加費は、実はボランティアさんからもいただいている。
(参加費大人300円。ボランティアさんのお気遣いで。本当に申し訳ない(/_;))
『こども家庭庁』は、子ども食堂や学習支援を実施しているNPO団体等に
”町が委託する・連携する”ことで補助金を出したりしているようなのだが
これも町に相談したが、難しいとのこと。2023.0703追記】

地域の人間が町と協力して、活動を始めるにはどうすればいいのか?
地域の力で、町を動かすにはどうしたらいいのか?
ぜひ、地元民のお知恵を貸してほしいです。。。
よろしくお願いいたします!!

武田信子先生の話。

【こどもの森(仮)】準備会のメンバーの1人が
日本冒険遊び場づくり協会の法人化20周年記念式典・フォーラムに参加されて
そこで学んだことなどを共有してくれた。

そのフォーラムで記念講演をされたのが、武田信子先生。
武田信子先生は、一般社団法人ジェイスの代表理事をされている方で
武蔵大学人文学部教授、臨床心理士さんとのこと。

武田先生が、そのフォーラムでお話しされたことのうち
特に、私に響いた部分を紹介する(笑)
引用もとは、武田信子先生のnoteより↓

note.com

何年もかかって市民が育ちながら作っていくような活動は、
不安定で、信用されないのです。
だったらどうしたらいいのか?
嘆いている時間はありません。
うらやましがるのは今すぐやめましょう。
学ぶしかないでしょう。できている団体に学びましょう。

…はい。ものすっごく、図星です。反省します!
滑川町に昔からある団体が、自由に活動できて羨ましかったんさ~
このブログで、もやもやを吐き出したので(醜く申し訳ない)
以後、前を向いて活動します!頑張ります!!

どの子が誰の子で、どの大人が誰の親だかわからないくらい、

みんなで子どもを育てる社会を作りましょう。

そう!それが、私も理想だと思う!
子どものためにも、親のためにも、みんなで育て合いたい!
子どもにとっては、大人の価値観の多様性に触れたり、世界が広がったり
悪いことをしたらだれかしら見ている(おてんとさまが見ている感じ)、
困ったときは大人が守ってくれる、という経験にもつながる。
親にとっては、子育ての悩みを共有することで心が軽くなったり、
お互いに頼る・頼られる関係ができれば、子育ての負担軽減にもつながる。
子育てが、孤独にならない。

親が、自分の子どもだけを連れて来て、

自分と子どもの分のお金を払って遊ばせる場は、特別な場です。

親が車で子どもたちを連れて来て、

出来上がった場所を見て、すてき!と言って遊ぶのは、

子どもたちの地域の遊び場ではなくて、「どろんこ遊びのできる遊園地」です。

夢でない日常を支える場所が、今の日本の全国津々浦々に喫緊に必要です。
どの子も、どの親子も、歩いてきて、毎日遊べる場を作ることが必要なのです。
求められている場は、地元の人たちによって支えられている
たくさんの小さな場です。

私が、住宅地での『子ども食堂にこだわった理由でもある。
子どもが、歩いて来られる場所に必要だということ。
役場の周辺やコミュニティーセンターでは、
子どもが1人で歩いてくることが難しいので、子ども食堂はできなかった。
子ども食堂と無料学習支援室を実施している『森もりハウス』には、
みなみ野・十三塚や羽尾の子どもたちが、子どもだけで歩いてくることも多い。
子どもが安心して、安全に、無料で、歩いて来られれば
日常の居場所・遊び場になる。

また、武田先生は次のようにも述べている。

社会の慣習や文化の上に行われるマルトリートメントに

自分が加担している可能性と、

それをやめて全ての子どもたちの社会的親として存在することの必要性を理解し、

「どうせ自分に社会は変えられない」と思わされてきたことと、

実はそうではなく、「変えられる」と気づいて、「だったらこうしてみたら」と、

コミュニティに関わっていくことを決意しましょう。

マルトリートメント。
私も勉強不足で、武田先生のホームページで学びました↓

jace-pom.org

マルトリートメントというのは英語ですが、

mal(不適切な)+treatment(扱い、対応、関わり)、

つまり、親も含めて、大人から子どもへの

不適切な関わりや対応のことを意味しています。

(武田信子先生が代表をされている法人のHPより)

多すぎる宿題とか、炎天下での部活とか、
習い事の強制とか、学校に行かせないとか、
学ぶ機会を与えられないままの不登校とか…が、マルトリートメント。

子どもにとって一番良いこと(最善の利益)を考えた場合に
明らかに、遊びを奪うものや、教育の強制(やりすぎ)
虐待、ネグレクトは『不適切=マルトリートメント』になる。
これは、家庭内に限らず、社会でも言えることだ。

これを自分自身がやっていないかと考えてみる。
泣きながら宿題するわが子に、無理やり宿題をさせたことがある。
(宿題の必要性や、適切な量については、またの機会に述べたい。)
地域の方から怒られたこと(木登りしちゃダメ・大声出しちゃダメ)は、
子どもへの『遊びのはく奪』になり、
不適切なかかわりだといえるのではないか。
自分も不適切なかかわりに加担している可能性がある。。。

だから、今、大人が気づくことが大切なんだと思う。
そして、町は変えられないと思ってきたところから→変えられる!
変えていくために、地域社会にかかわっていこうと思う!

最後に、もう1つ、武田先生の引用↓

有力なNPOや企業を誘致して

プレーパークや大規模公園事業を立ち上げようとする

地方自治体の動きが出ている今、

地元の市民活動としてのプレーパーク(時間がかかる、ややこしい、難しいけれど、市民が育つ)か、

自治体事業としてのプレーパーク(すぐにできる、お金がかかる、人が育たない、地元のニーズに必ずしも合致しない)か。

あなたの地域の今後のために必要な冒険遊び場づくりはどんな活動ですか。

これについては、7月9日(日)10:00~11:30。
森もりハウスにて、NHKドキュメント72時間を見てから
話し合いたいと思う。
予約不要・参加無料、ぜひお子様連れでお気軽にご参加ください~
いっぱい喋りましょう~~

~こどもをまんなかに~
滑川町を変えよう。
こどもの声を届けよう。

最後に…相変わらず…。

相変わらず、失礼なことばかり言って申し訳ありませんでした!
滑川町役場の”人”に文句を言っているわけじゃない。
役場の人でも、私の考えに共感してくれる人もいる!
子どもの声に耳を傾けてくれる人もいる!
本当に、役場の一人ひとりは、直接話すと良い方ばかりだ!

ただ、人から、町になると…難しい。

あること、あること言って(あることしかないけど)
「町を怒らせても良いことないぞ!!」と、また
滑川町の母ちゃん(もといボランティアさんのお姉さまたち)に怒られる。

どうか、滑川町に「おこだでませんように!」泣

役場・地域の方からの削除要請には無抵抗で応じますので、
お気軽にお知らせください。

 

そうそう、チラシを町内の回覧板に入れてもらえなかったので(;'∀')
ここで告知。
うちの学童でボランティアさん&夏休みアルバイトを募集しています。
小さな一軒家で、大家族みたいな学童で、
子どもと本気で遊んで、本気で泣いて笑って、時にはぶつかり合い、
大人も子どももともに育ちあいます。
子ども会議で決まったイベントが目白押し。
ギネス挑戦、夏祭り、川遊びも、ピオニーにも行っちゃう(笑)
子どものやってみたいを応援する学童。
人手不足なので、よかったらご連絡ください~( ;∀;)