教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

定例会の報告と、滑川町の変化の“しにくさ”を考える

滑川町の、H31年3月定例会に行ってきた

『小学校登下校問題』についての一般質問を
ぜひ聞きたいと思い、朝から3時間、授業と実験を
たて続けに行って、ダッシュカップラーメンを食べて
午後からお休みをもらい、議会の傍聴に向かった。
午後1時半に間に合うように学校を出発したが
なにやら早まったらしく、午後1時スタートだった。
30分遅れて到着。まだやっていた、セーフ!

今回の定例会を見た感想としては、滑川“町”は
『子育てナンバー1』を目指していると言いつつ、
『子育てしにくい町』ナンバー1かもしれないと思った。
行政と町長の“重い腰”が全然上がらない。結局変わらない。

町の外から見ると、都内まで通いやすい田舎で、
給食費は無償、医療費も高校まで無料とか
良いことをいっぱい羅列して
「子育てしやすいですよ~」とアピールしているのに、
住んでみて分かった。児童館がない、公園が少ない、
待機児童が多い(保育園も学童も足りていない)、
不登校の子どもの居場所がない、無料学習支援室がない、
給食は無料だとしても酷い内容…。
お金(税金)のばらまきはしても、子育て政策はしない。
しかも、お金はばらまいちゃったから、
「子育て政策するお金が、もうない」という始末。
町は、子育てを支援する“順番”が逆だろう。
ばらまきより先に、子育て環境を整えてほしい。

南部小学校建設と、登下校問題への“行政の回答”

 一般質問の内容は、後々『議会だより』で発表される。
でも、その前に「気になる~」というママたちのために、
簡単?に、まとめてみる。
長時間の登下校が危険(不審者や熱中症など)である
ことなどから、私もたびたび記事に書いてきたが
登下校の子どもの負担を緩和するための方法として
次の4つが挙げられている。

①南部小学校の建設
東松山の青鳥・唐子小学校への通学
③スクールバスの運行
東上線を使って『月の輪小学校』へ通学

①から、行政の回答を見ていこう。
南部小学校の建設の可能性は、ほぼゼロだという。
現状の児童数では、建設できないと。
なんだって??…吉田町長、選挙のときに
『南部小学校建設』を公約に書きましたよね??
と思っていたら…、吉田町長からの回答は、
「2040年までは、滑川町の人口が伸びるから、
将来的には必要だと述べたまで」とのこと。
いやいや、町長選挙で、公約を述べたということは
近いうちに(吉田昇さんが町長であるうちに)
実行するつもりがあるからでしょ!?
それを自ら、実行するつもりはないと発言するなんて。
なんて正直な人だろう!!
今、まさに、子どもの人数が増えていて
今、必要としている子どもがいるんです!

②について、行政からの回答は
「H27年の東松山とのやり取りで、滑川の子は
東松山では“厳しく”受け入れない」と言われたという。
その理由として、東松山市からは「原則に基づき、
子どもは地元の小学校に通うべき」だと。
いや、理由になっていない。
東松山の誰との交渉で出てきた話なのか?
私から見て、②が一番可能性が高そうだから
(お金がかからなそうだから(笑))
東松山と再度、強く!!交渉してもらいたい。

③スクールバスの利用は、お金の問題。
前にも自分で、教育委員会に問い合わせたが、
「結局はお金がないからできません」の一点張り。
今回の定例会でも同じ回答だった。
幼稚園のスクールバスは、年間1100万円。
小学校にスクールバスを導入すると年間9800万円。
幼稚園は、運転手の委託のみなので安いという。
前にも書いたが、幼稚園バスを利用してはどうか?
せめて低学年の間だけも…。
南部小学校の土地は、今は資材置き場として貸している。
その賃貸料で1419万円が町に入る。(このお金はどこへ?)
この費用と幼稚園バスを利用すれば、
できなくはない!と…私は思う。

④電車に乗って『月の輪小学校』に通う案は、
これも不可能じゃないと思う。
月の輪小学校は、人数が多くて無理だと聞いていたが
定例会で人数がはっきりした。
750人を上限として、あと150人位受け入れられる!
まぁ電車通学については、課題が多そうだから
すぐに行うことは難しいかもしれないが、可能性はある。

滑川町はなぜ変わらないのか?

滑川町の給食は、ご存じの通り、おいしくない!という。
少ないおかずと冷凍食品の出る、評判の悪い給食!
40年程前の“約束”を、滑川町は今だに守って
東松山との『センター給食』を使っているという。 
これは“誰”が得をしているのか?東松山?滑川??
給食費も、内容を見るとなぜこんなに高いのか分からない。

昨日は、滑川町の給食問題に取り組むお姉さんに会ったが
学校給食を考える皆様の意見や要望を役場に伝えたり、
お米だけ滑川産を!果物だけ滑川町から!という活動も
行われたらしい。でも…
「10年も活動してきたけど、何も変わらなかったよ」と。

あと、町が変わらないのは、議会にも問題があると思う。
何が悪いって、まず定例会の傍聴席に子連れで入れないこと。
町のHP→議会のページに「どなたでも傍聴できます」とある。
でも、傍聴席の入り口には、
『幼児・児童は議長の許可がないと』入れないという紙が
貼られている。幼児・児童はうるさいからダメなのか?
保護者も一緒に来ているのに?

子育て世帯は、行政に口を出すなというのだろうか?
子育て世帯は、給食費やら医療費やら、
もらってばっかりでずるいという意見も聞いた。
しかし子育て世帯も、しっかり税金を払っている。
多分、今後、滑川町で暮らしていくなら
尚更たくさんの税金を納めることになる。

子育て中の親も、子も、住民だ。
子どもを連れて議会の傍聴すらできないのなら、
子育て世帯が傍聴しやすいように、ネット配信したり
すぐにHPに定例会の情報を載せればいいのではないか。
解決策を出さずに「子どもを連れてくるな」はおかしい。

滑川町は、今は、土地が比較的安く買えて
駅があるから人が増えるんだろうが、
2040年になる前に、確実に、少子化になるだろう。
子どもが増えている、まさに今、何もしないのだから!

終わりに…

滑川を変えるにはどうしたらよいのか?
次の滑川町の町議会議員選挙が4月に行われる。
定例会や議会だよりでしっかり学んで
どんな議員がいるのか、どんな活動をしているのか
やる気があるのか、知る必要がある。
そして、自分の町のために、自分の子どものために
誰に入れるべきかを判断する必要がある。
変わらない『町』を少しでも良くするために。

滑川町に住んでよかったと思ったことは、
滑川町には良い人がたくさん住んでいること。
町が動かないから、自分たちで動く人がたくさんいる。
子どものことを考えてくれている人がたくさんいる。

滑川に住んでいなかったら、
私はきっと何も動いていないと思う。以前住んでいた、
ふじみ野や富士見市は、子育て支援センターも多い、
児童館もある。子どもの預け先がいくつかあった。
何も疑問に思わず、利用させてもらうばかりだった。

外から入ってきたからこそ、見えてくる部分も多い。
子育て支援が足りない滑川だからこそ
良い人たちに会えて、刺激がもらえて
また頑張ろうと思える。
滑川に骨を埋めようと思っているので
今後とも長~く、よろしくお願いします(笑)!

滑川の小学校登下校問題を聞く!滑川町議会定例会と、地域イベントのお知らせ

南部小学校建設は!?登下校問題を聞く!

久々に寒い雨が降った昨日、
H31年2月28日は埼玉県公立高校の入試だった。
全日制・定時制合わせて、4万4千人が受験した。
(ちなみにどこの高校が倍率何倍か…という情報などは、
埼玉県HP→埼玉県教育委員会→H31年度埼玉県
公立高等学校入学者選抜に関する情報、で出てくる。)
多くの受験生にとって、公立入試は昨日の、一発勝負!
定員に満たない高校の場合は、2次募集などが行われる。
受験生の皆様は寒い中、お疲れさまでした!
私たちは今日から丸付け頑張りますよ~。

さて、滑川町議会の3月定例会が、
H31年3月5日(火)から始まる。相変わらず、
定例会の具体的な情報をネットで探しても出てこない。
町のHPの、議会のページはいつ更新するのだろうか?
議会のページは、議員さんのお仕事なのだろうか??
よく分からないが、担当さんが決まっているのならば
早急に対応をよろしくお願いします。

あと町のHPのトップにある『町からのお知らせ』にも
ぜひ、定例会の情報を載せてもらいたい。
「定例会にきてもらおう」という気持ちが
町のHPからも、議会のページからも
感じられないことは非常に残念だ。
H31年2月議会だよりには、裏表紙の下にちょこっと
「議会傍聴においでください」と書いてある(笑)

お待たせしました、小学校の登下校問題について。
3月6日(水)の定例会に上野はづき議員が出るという。
時間は、13:30~14:10くらいの予定
議員さん1人につき、持ち時間が40分で、
前の議員さんによってスタート時間が変動するので
13:00から…とか変更になったら申し訳ない。
ここで、上野議員が宮前小学校の
長距離登下校問題を厳しく追及するそうだ。
前にも書いたが、傍聴人の人数によって
行政への圧力にもなるので、人数が多いとうれしい。
もしご都合良かったら、
ちょこっと傍聴なんていかがでしょうか??

 原発災害を考える勉強会!のお知らせ

先日、森の測定室に行ってきた。
目的は、だいぶ前に借りた本とDVDをお返しするため。
ここはとても居心地がよくて(調子にのって)
つい長居してしまう(笑)。加えて、
地域の情報に詳しい方が多く、非常に勉強になる。

今度3月13日(水)10時~12時に、森の測定室にて
原発災害の勉強会が行われる。
『なぜ話しにくいの?原発災害』
原子力防災をタブーにしないために~をテーマに
宇都宮大学の先生を招いて行われる。
要申込み、費用は1000円(お稲荷さんとトン汁付き)で
勉強会が終わった後ランチしながら
話し合えるのはとても良いと思う。

前にも、放射能についての自分の考えを書いたが
今は「放射能の話」をするだけでタブーだとされ、
放射能について学ぶことも、差別につながるから
ダメだと言われることがあるという。
これは非常に残念だ。自分で学ぶことで、
自分で危険か安全かを判断できるようになり
結果、闇雲に怖がることもなくなると思う。
子どもも、ちゃんと放射能を学ぶことで、
原発事故のいじめも減るように思う。
なお予約は直接、森の測定室までお願いいたします。

憲法の勉強会『檻の中のライオン in滑川』のお知らせ

前に、憲法カフェに行った話を書いたが、
その時にちょこっとだけ紹介させてもらったイベント。
森の測定室に行ったときにイベントチラシをもらい、
「まだブログに載せる許可もらってないんですよね」と
いう話を測定室のお姉さんに話したら、その場で
古民家ギャラリーかぐやの方に電話をして
聞いてくださった。ありがとうございます!

さて、憲法カフェに参加した方も、
できなかった方にもぜひお勧めしたいイベント。
3月31日(日)古民家ギャラリーかぐや
講演15:00~17:30、交流会18:00~19:30で行われる。
費用は予約800円、当日1000円。

このイベントの何がおススメかというと、
『檻の中のライオン』という本を書いた弁護士の方が
パペットを使って教えてくれるということ!
憲法を学ぶにはとても良い機会だ。

憲法についても、原発についても、そうだが
『政治的』だと言われるようなものは
最近は学んだり発言したりしにくくなってきた。
政治的なものが『タブー』とされる社会。
本当にタブーなのか?

『政治的』と言われるようなものは、
“権力者・安倍さんが反対していること”について
よく用いられる。
知らないことを学ぶことは決して政治は関係ないし、
これを学んだ上で自分の考えができる。
政府の政策・発表に、
なんでもイエスだけで答えていたら
戦争も容認することになる。
予約は、直接ギャラリーかぐやさん↓、まで。

www.facebook.com

最後に…

自分の考えなんて、所詮は『人の言ったこと』だ。
全部、自分の考えなんて偉そうなことは言えない。
影響を受けた『人が言った言葉』が、
自分も賛同できれば、自分の意見になると思う。
『影響を受ける人』は自分で決めたい。
子どものためにも、自分の考えをもって行動したい。

あと、昨日、高校入試の試験監督をした最後、帰り際に
「先生は、お腹に赤ちゃんがいるんですか?」
「おめでとうございます」と声をかけてくれた子がいた。
本人も入試でいっぱいいっぱいだろうに
声をかけてくれるなんて…。
なんだかほっこりした気分で一日を終えられた。
昨日の受験生の女の子へ、ありがとう。

あと、、、よかったら過去の記事もどうぞ↓

お問い合わせフォームは、こちら↓

namegawa-kosodate.hatenablog.com

 

子どもの貧困勉強会に行ってきた

生活クラブ・北本生活館

上の子のアトピー講演会に参加してから、それまでの
生協を辞め、生活クラブを利用するようになった。
生活クラブのメリットは、安心・安全・勉強会(笑)
生活クラブのチラシに『子どもの貧困勉強会』が
紹介されていたので行くことにした。
滑川から行くと、北本まで車で30分強。案外近い。
ちょっと狭い道を入って、ヤオコーの隣にある。

今回のお客さんは、30~40人。立ち見の方もいた。
こういうイベントは年配の方が相変わらず多いが
子育て世代の方も3分の1くらい居た!
このイベントの案内は、生活クラブと
北本の広報にも載っていたらしい。 

内容は、日本生活協同組合連合会主催で
子ども未来アクションの方による
子どもの貧困の説明と、学習支援の現場から
NPOさいたまユースサポートネットの代表理事の方の
説明・質疑応答の2本立て。
今回も勉強になったことをまとめる。

子どもの貧困は、社会の問題!

子どもの貧困には、『経済的貧困』だけでなく
人間関係が乏しく助けを求められない『関係性の貧困』、
一般的な学習や体験などの経験の機会が少ない
『機会の貧困』があるという。
子どもの貧困は、周りからは見えにくく、
子ども自身とは全く関係ないものだという。

子ども自身が、「ウチは、他の家とは違う」
「皆が持ってるけど自分は持っていない」
「夏休みにどこにも行かなかったから、
2学期始まるのがつらい」
勉強が分からなくて「補習塾に行くのもつらいし、
塾に行かせてと親に言うのもつらい」など…
つらさややるせなさを感じたとき、貧困を意識し
「貧しいと周りに知られたくない」として、隠す。
子どものつらさややるせなさは、
大人が子どもの目線で感じ取り、対応するべきだと。

子どもの貧困のつらさは、お金だけの問題ではない。
子どものいじめ、不登校、非行、学力の低下、
自己評価の低下、発達障害愛着障害…など。
貧困は、親も家庭も問題を抱えている。
親の精神疾患、依存症、虐待、家庭崩壊、ネグレクト、
障害をもつ親、日本語が話せない親、孤立した親、
学校に通わなかった(通えなかった)親…。
貧困が抱えているものは、1つや2つではないそうだ。

対応していくには、関係機関とケース会議を行うという。
学校の先生、ケースワーカーソーシャルワーカー
民生委員、児童委員、児童相談所の人…たくさんの人が
『地域でつながる』ことが大事だと。
子どもの生きる意欲を色々な部分から支えていくこと!

 地域の大人が、地域の子どもと関わる良さ
子ども食堂などの活動場所だけでなく、
ふつうにスーパーや公園で会う可能性があること。
知らない人に声をかけられたら怖いと思うが、
活動を通して、知っている人なら別だという。
公園で遅くまで一人で遊んでいる子に
「どうしたの?」「なんだか元気がないね」とか
活動を通して知っている子どもなら話しかけられる。

確かに、学校や家庭でも、知らない大人に
声をかけられたら、『防犯ブザー』を使ったり
『逃げろ』とか『親に報告』とか…
不審者対策を指導される今の時代。
学校の帰り道に子どもが被害にあうケースも多いので
地域に知っている大人がいることの有難みを感じる。

ただ、地域で活動している大人…50~60代の方は、
今の子育て世代と考えが異なるため
ギャップが生じるそうだ。
年配の方々は『頑張れば報われる』時代を過ごしたが
今の子どもたちの生きる社会は、
右肩下がりで『努力しても報われない』と思う人が多い。
子どもに「人生楽しいことばかり」とは言えない、
子どもの将来に不安を抱えた親がたくさんいるという。

それを聞いて、私が感じたのは、
「子育て世代の人も、一緒に活動すれば
いいのではないだろうか」ということ。
地域の人も、子育て中の人もみんなで話し合って
ギャップを埋めて、協力し合って
子どもたちのためにできることをする!
でも…子育て中は、子育てに追われて
地域で活動する時間がない…。どうするか…?

一番驚いたこと『教育格差は、6割が容認』!!

最近の子どもは、社会への関心が低く、
自分の周辺にしか興味がないという子が増えているそうだ。
日本の子どもは、社会への信頼感が低く、
他者への信頼感も低いというデータもある。
あっちは関係ない、自分の仲間はここだけという感覚。
これは大人にも当てはまるような気がする。

今回一番驚いたデータが、ベネッセと朝日新聞共同調査で
所得による教育格差を許容する保護者が6割だということ。
『親の所得と、子どもの学力は連動する』ことは有名だが、
それを「当然だ」(2004年3.9%→2018年9.7%)
「やむを得ない」(2004年42.5%→2018年52.6%)
と思う親が年々増え、昨年は「当然」と「やむを得ない」の
合計6割が、教育格差を認めているという結果が出たという。

これは…ショックだ。。。子どもたちに線を引いて、
ここからはいい子でここからダメな子、とでも言うのか?
南青山の児童相談所の問題も、「うちの子と、児相の子を
同じ小学校に入れたくない」という親がいるそうだ。
児相にいる子は、そこに居たくて居るわけではないのに。
子どもはみんな生まれながらに平等なはずなのに…。

子どもは親を選べないし、親に格差があるから、
子どもは生まれながらにして、格差があって、
そこから『逃げられない社会』。貧困は繰り返す…。
そりゃぁ、こんな日本じゃ誰だって
結婚も、出産もしたくないわ!
子どもの貧困は、動きが鈍い国や行政も悪いけど、
社会全体の意識の問題も大きいと思う!
って偉そうなこと言って大変失礼しました!!

ちなみに、衝撃だったのがもう1つ、
国土交通省の『人口の長期的推移』によると
江戸幕府成立が1227万人。明治維新3330万人。
1945年の終戦7199万人。ピーク2006年、12774万人。
そこから急速に減少して2050年、10059万人。
2100年、今から80年後は、6414万人の予想…。
日本人は、半分に減る!!明治の人口だ。
このデータは珍しく信憑性があるらしい(笑)

出生率1.46人ですが…。
人口を維持するには2.07人ですが…。

某・麻生さんの「生まない女が悪い」んじゃなくて
生みたくても、生めない社会・生めない政治が悪い!
某・安倍さんは子どももいないことだし、80年後なんて
関係ないんでしょうが、私たちの子は生きています!
本当に、日本の社会はどうなるのか?
これで移民を受け入れて、
また子どもの貧困を増やすつもりか?
「純粋な日本人じゃないからいいでしょ」とでも
言うつもりか!このままじゃ日本に未来はないわ!

最後に…

長々と感情を爆発させちゃってスミマセンでした。
大変お恥ずかしいところをお見せしました。
失礼しました。

そういえば、勉強会が始まるまで
隣のご年配の方とおしゃべりしていて
「若いのにこういうことに興味があって
偉いわね~」と言われたが…、
社会のためと言うよりは…自分のため…
自分が好きで学んでいるだけなので!すみません!

自分の子どもも、周りの子どもも、
みんなが生きているだけで『無条件に』いい子だ。
いや、格好つけるのはよくないな、
本音はウチの子が一番かわいいけど(笑)、失礼。
でも、どの子も大事!みんないい子だ!

自分の子が、小学校に入ってから友達になる子、
中学・高校に入ってから知り合う人、先輩、
大人になったら周りにはどんな人が居るのか…?
自分の子は将来どんな人になるのか…?

色々な人が居て良いと思う。
全てにおいて、多数派になる人は少ないだろう。
誰にでも、少なからず少数派の一面があると思う。
多様性を受け入れられる人・社会が今後重要だと思う。
私も何でも受け入れられるような器の大きい人になりたい。
そのために今から自分ができることを始めてみる。
子どもが「生きたい」と思える社会にしたい。
結局、情けは人のためならず!
…自分のためだな。

弟妹が生まれるときに、上の子に読みたい絵本

私が好きな兄弟絵本

なんだか、最近は高校入試の準備やら、
学年末テスト作りやらで、なかなか更新できず(涙)
ブログを書くことは毎回プレッシャーでもあり
ストレス発散でもある(笑)。
書きたいことはたくさんあるが今回は気楽に絵本の話。
絵本は読んでいるだけで、大人も癒される。

お正月に初詣に行ってから、ウチのチビーズが
私のお腹を撫でて、パンパンと手を叩いて
「早く、赤ちゃんと遊べますように!」と
お願いしているので、兄弟絵本を紹介したい。

私が、大好きな兄弟絵本はコレ。
お兄ちゃんがいつまでもたまごから孵らない!

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

 

絵を見ればわかる人もいると思うが
(私は気づかなかったが)あきやまただしさんと言えば
Eテレでおなじみ『はなかっぱ』の作者だ。

簡単なあらすじを言うと、
ニワトリのたまごの兄ちゃんは、
弟が生まれても、まだ、たまごから出たくない。
たまごのままだと、いつまでもお母さんに温めてもらえるし
良いことがいっぱい。
でもある日、自分の意志に反してたまごが割れてしまう…。

このお母さんが暖かくて、目標にしたくなるママ。
たまごから出ない兄ちゃんを、
無理やり出すこともなくそのまま受け入れている感じ。
最後に、たまごから出た兄ちゃんに、
言うお母さんのセリフが良い感じ。
滑川図書館にもあるので、ぜひ読んでみてほしい。

女の子には、『たまごねえちゃん』もある。
これも“女の子あるある”盛りだくさんで面白い。
他にも色々なバージョンが出ている。
たまごねえちゃんは、滑川図書館にはなかったらしく
以前リクエストしたら『大型絵本』を他の図書館から
取り寄せてくれた。丁寧な対応に感謝だ。

もう1つのおススメ

ちょっと古いお話だが『ピーターのいす』(1969年)。
先日の滑川図書館主催の“絵本の勉強会”で教わって
とっても良かった。絵は、好き嫌いが分かれるかも。
すぐにその場で借りて、子どもたちも気に入った絵本。 

ピーターのいす (キーツの絵本)

ピーターのいす (キーツの絵本)

 

 簡単なあらすじ。ピーターに妹ができて、
ピーターが小さいころに使ったもの(ご飯のイスなど)が
妹用に色を塗り替えられて、妹のものになった。
まだ、色を塗られていないイスを見つけたピーターは、
イスを持って、愛犬と共に家出をする…。
最後、小さいころのイスに座れなくなった自分を知って
自分で納得して、家に帰る。
家に帰るときの、ママとのやり取りがほっこりする。

この絵本の良さは、ピーターが“自分で納得して”帰る
ことにあると思う。最後、色塗りを手伝う部分も良い。
大きくなった自分を受け入れて、
妹を受け入れて、暖かい気持ちになれる。
あと、やっぱり絵本のママの対応は憧れる。
ちょっとマイナーな絵本だが、
滑川図書館にもあるので良かったらどうぞ。

兄弟絵本の定番

これぞ兄弟絵本の定番、『ちょっとだけ』。
この絵本が大好きな方も多いと思う。
これは、子どもに…というよりは
“ママが”読んで感動する絵本。泣ける。
本当に泣いたけど(笑)
私は、自分への戒めとしてこの絵本を読んだ。

ちょっとだけ (こどものとも絵本)

ちょっとだけ (こどものとも絵本)

 

あらすじ。なっちゃんにも妹ができる。
ママは赤ちゃん(妹)で忙しく、
なっちゃんは、自分のことは自分でやってみようと挑戦する。
何をするにも『ちょっとだけ』できる程度。
そんな頑張ってチャレンジする姿が健気で、
最後にはママに『ちょっとだけ』甘える、なっちゃん

確かに、下が生まれると赤ちゃんばっかりになりがちだ。
そんな自分を振り返り、「ごめんね」の気持ちと
上の子への「大好きだよ」の気持ちが混ざって泣けてくる。
上の子への愛情をもっと示してあげなきゃと思う、
私にとっては、戒めになった絵本だ。
絵本の最後に合わせて、上の子をぎゅ~っとした。

最後に

絵本は新しいのもあれば、古いのもある。
古い絵本は、本屋さんでは売れてる名作しか置いてないので
図書館にはかなり助けられている。

さて、色々絵本を読んでいると、たくさんのママが出てくる。
どのママも素晴らしく、優しく、暖かい。
そんな対応は私にはできないと、心から思う。
どうやったら、そんな優しいママになれるのか?
優しいママがうらやましくてならない。

子ども食堂やりたいとか、NPO作りたいとか
やりたいことの話をすると(勧誘とも言う…汗)、
「でも私には余裕ないから、できないよ~」と
言われることがたまにある。
余裕なんて私も同じで、全く、ない!
特に自分は子育てに向いていないと思う(汗)

子育てに向いていないからこそ、思うことは、
子育ては、ひとりでは難しいということ。
皆で、一緒に、協力して、
自分の子どもだけじゃなくて、地域の子どもも含めて
子どもたちと一緒に成長したいな~と思う…。

でも、、、皆で協力したいと思いつつも
自分が『言いだしっぺ』だからと
早い段階で情報を集めたり
一人ですぐ行動してしまうことがある。
これは、本当申し訳ありません。。。
(加えて、せっかちで自分勝手で、すみません…汗)

相談してから動きますので…ぜひ…どうか一緒に
活動していただける方、ご協力いただける方
ご連絡いただけるとうれしいです。
『できる人が、できるときに、できること』を…
というスタンスで活動したいと思います。
よろしくお願いいたします。

あと、子ども食堂についてもっと勉強します!
目標…4月スタート…!できるといいなぁ…。

滑川町議会報告会に行ってきた

滑川町議会報告会

H31年2月3日(日)に13:30~コミュニティセンターで
滑川町議会報告会が行われた。
この案内は前回の『議会だより』裏面に書かれていた。
加えて回覧板でも全戸にチラシが回ってきた!
滑川町の方向性や、情報を知りたいのと
「子育て世帯も、議会に注目してますよ」という
アピールも込めて(笑)、参加することにした。

受付にはマスク・アルコール消毒もあって親切だった。
お客さんの数は、ざっと見たところで30人程度。
年配の方ばかりであった。若い人は2人くらい?

議会報告会は条例に基づき、年1回以上行うらしく
今年で3回目。ここは、議会・議員が
どのような活動をしているか発表する場だという。
議会報告のあとに、意見交換があった。
意見報告会のテーマは、
①安心・安全なまちづくり
②健康長寿のまちづくり
なるほど…『お客さんの層』にあっているテーマだ。
子育て政策についても聞きたいと思っていたので
ちょっと、、、だが、参考になったことをまとめる。

議会報告会で学んだこと

そもそも私は議会の構図をよくわかっていなかったが
議員さん14人中、女性は2人のみ。
子育て世帯の議員さんは1人・2人…か?少ない。
ほぼ年配の男性の、議員さんによる政策ということだ。
14人のうち、7人ずつ『総務経済建設』常任委員会
『文教厚生』常任委員会のどちらかに所属する。
さらに、併せて『議会広報発行対策特別』委員会か、
『議会運営』委員会のどちらかにも所属する。
つまり議員さんが2つの委員会に所属することになる。

 議会運営委員会の情報

滑川町議会基本条例の『特色』として、
・町長等への反問権の付与(会議で、質問に質問で返せる)
滑川町議会報告会の開催(今年で3回目)
・災害等発生時の議会の対応の明確化(H28年4月施行)
議会は災害時に議会災害対策会議を設置できるという。
これらは…特色なのか?当たり前のようにも思うが…?

今後の課題の1つに「情報公開の充実(動画・音声配信等)」
とある。すでに、会議をライブで見られる市もあるという。
定例会の様子を見るに、傍聴人(お客さん)が少ないことが
心配だなぁと思っていたので、これには賛成である。
興味があっても、年配の方や、小さな子どもがいる人は
なかなか役場まで見に来られないからだ。
あと、ぜひ議会の定例会サイトを見やすくしてほしい…。

総務経済建設常任委員会の情報

交通指導員との意見交換」 があったという。
主な『要望内容』に、ブロック塀の調査・指導員の定数増員
・点滅信号→感知式信号に・交差点における待機場所の確保
・南部地区からの遠距離通学児童対策を
というものがあった。
南部地区の遠距離通学問題は、議員さんにも伝わっている!
どうか議員さん、早めの対策をよろしくお願いします!

文教厚生常任委員会の情報

議員さんによる「教育現場の訪問」から次のことが分かった。
●滑川幼稚園…
H30年度の新入園児85名(全体で259名)。
施設の老朽化が進むが、都度修理しているとのこと。
宮前小学校のプール移設後、増築大改修を期待している。
(期待している…とあったが、主語は?先生?議員さん?)
大改修できれば、園庭で運動会ができるようになるらしい。

●滑川中学校…
全校生徒632名。各学年とも6クラス。マンモス中学校だ。
今は子どもが増えているので、将来的には
プレハブ教室の設置が必要になる可能性もあるとのこと。

あと「川越児童相談所」への訪問も行われたという。
川越児童相談所への『相談受付』件数では、H29年、
滑川町から54件、そのうち児童虐待相談は28件。
約半数が虐待の相談だ。
いじめの相談件数はあまり増加しておらず
児童虐待の相談が急増しているという。

児童虐待について、市町村に求められているものは、
2つあるという。
1つ目は、虐待の発生予防として
妊娠期~子育て期までの切れ目のない支援を行う
母子健康包括支援センター。
2つ目は、虐待発生時の迅速・的確な対応として
要保護児童 対策 地域協議会の調整機関に
専門職(保健師・児童福祉士など)を配置すること。
母子包括センターは滑川の保健センターの1室で
行われているが利用状況はどうなのだろうか…?
今回は、特に説明なかった。

小川町では『子育て総合支援センター』が出来たという。
子育て支援センターとして子どもの居場所、相談場所、
一時預かりもできる。
災害時には福祉避難場所にもなるらしい。
2億4千万円かけて、昨年H30年4月オープン。
説明してくれた議員さんは
滑川町にも必要な施設」と言っていた。

議会広報発行対策特別委員会は割愛させてもらう。

全体を通して思ったこと

資料を読んでも説明聞いてもイマイチ分からないのが
誰が思ったのか、誰の意見なのか、誰の行動なのか…。
私の理解力不足か??(←コレかも…汗)
資料だけもらって帰る人もいるので、
要約しすぎることなく、読んで分かる資料を作ってほしい。

気になったのは『議員さんの態度』。
初めの案内で「マナーモードに…」とか言ってたのに
議員さんこそ携帯が鳴っていた。2回も!
あとは、眠そうな…寝ていた?議員さん…。
休憩時間に「そんなに質問こないよ!」と大きな声で
お喋りしていた議員さん。
議会報告会は、議員さんの活動を発表する場なのに…。
見ている方はどういう気持ちになるのか…。

そう思うと、今回頑張っていたのは議長さん!
『意見交換』の際に、お客さんの意見を丁寧に聞いて
要約して、質問に答えたり、他の議員さんに回していた。
これを私がやれと言われても絶対できない…。
議長さん、すごかったです!

『意見交換』では、8人位?の人が質問していた。
色々な意見があったが、私は特に
高齢者と子育て世帯の隔たりを感じた。

例えば、インフルエンザ予防接種の補助費用について。
高齢者は1500円でインフルの予防接種が打てる。
これは町だけでなく、医師会も関わって決まるという。
ある意見では「去年H29年は費用が1000円だったのに、
500円も値上がりするのは、どういうことか?
子育て支援費との比重が取れていないのではないか。
子どもは高校生まで、医療費無料なのに(ずるい!)」と。

なるほど…そういう意見もあるのか。
子どもはインフルエンザの予防接種は基本、自費だ。
自腹で、4000~5000円前後の接種を1人、1・2回行う。
受験生の中学3年のときのみ補助が出ると思っていたが
勘違いだったようだ。この記事を書くにあたって
町のHPを調べたが、ネットには載っていない。
(以前の情報は誤りです。大変申し訳ありませんでした!)
しかし65歳以上の高齢者はだれでも予防接種の補助が出る。

子ども医療費無償の制度を、再度住民に説明するべきだと思う。
町の子育て支援について、高齢者世帯にもしっかりと説明して
理解していただきたいと思う。
町で「地域で子どもを育てていく」という気持ちがないと
子どもにも地域にも、隔たりが出たままになってしまう。
例えば、滑川町の広報で子育て特集を組むとか…
なにか子どもと地域を繋ぐ対策はできないのだろうか?

最後に…(幼稚園のお知らせ?)

幼稚園の新入園児については『広報なめがわ2月号』に、
来年度H31年度の追加募集が出ていた。募集人数26名。
毎年追加募集しているので、定員100名になることは、
もうほとんどないのだろう。
申込資格が、以前(上の子が入るとき、2年前)は
住民票が滑川町にないとダメと言われていたが、
今年の情報を見ると「転居予定の方」もOKになったようだ!
住宅の引き渡しのわかる契約書等があれば大丈夫とのこと。
願書の受付が22日(金)までなので、まだの方はお早めに。

あと『意見交換』で初めて知ったが、
今年の滑川町の待機児童は70人だという。
保育園…来年度(H31年度)から1つ増えるが、
まだ足りないということだ。。。

絵本で子育て応援講座を受けてきた

滑川図書館主催の絵本講座

先日(H31年2月2日)、14時から滑川町
エコミュージアムセンターで絵本講座が行われた。
全2回の講座だが、前回は私のインフルで行けず…
今回を楽しみにしていた。
昼寝の時間、下の子3歳の寝かしつけはパパに任せて、
絶対に寝ないという上の子は
「ママ勉強しに行くからつまんないよ~」と言っても
「つまるもん!」と言いはって(笑)、ついてきた。

会場に着いたのは、14時ちょっとすぎ。
スリッパに書き換えて、資料をもらう。
もう始まっていた。
講座を受けていた人は、全部で20人くらいだろうか。
子育て世帯のママ・パパもいた!子連れで来ていた。
あとはご年配の方々と、お話し会ボランティアの方々。
この1時間半で学んだことを書いてみる。

絵本にも、『ごはん』と『おやつ』がある!?

名作絵本は、ごはん?

例えば『いないいないばぁ』と『いないいないばぁあそび』
『いないいないばぁ』はごはんで、
『いないいないばぁあそび』はおやつであるという。 

いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

 
いないいないばああそび (あかちゃんのあそびえほん)

いないいないばああそび (あかちゃんのあそびえほん)

 

どちらがいいとか、悪いとかではない。
いないいないばぁの本質は、子どもがママの顔が見えない不安から
徐々になれて『もうすぐママの顔が現れる予想』をしつつ
実際に「ママが見えた」という喜びを楽しむものであるという。

後者の絵本だと、子どもの予想を裏切って『ブタの顔』が出る。
ブタのお面を外してママの顔が出る仕組み。
これを楽しむのは大人や、ちょっと大きい子どもだろう。
小さな子どもは予想が外れてびっくりするだけかもしれない。
おやつは、楽しいが一時だけ。長く読むなら、ごはん絵本。
なるほど、面白い考えだと思う。

ごはん絵本の見分けは…う~ん。選ぶ人の主観のように感じた。
長く読まれている『名作』は、ごはん絵本と言えるだろう。
迷ったらとりあえず昔からある絵本を読んでみる。
でも最近の絵本でも面白いものもあるし(ヨシタケさんとか!)、
絵本選びは、結局ママの好みになっていく。
子どもが気に入って何度も読みたくなる絵本は、
ごはん絵本と言っても良いと思う。

昔話の面白さ

私は昔話が苦手であまり読んでいない。
ぞくぞくする怖さとか、残虐な描写があって
子どもが「楽しい」と思えないのではないかと感じていた。
昔話は『図書館お話し会』でよく他のボランティアさんが
読んでくださっているので、みんなと一緒なら
そんなに怖くなくていいのかな~くらいに思っていた。
しかしこの講座を受けてちょっと印象が変わった。

昔話は民族の記憶であるという。
『大工とおにろく』『カチカチ山』『3枚のお札』など
昔話にもいろいろある。紙芝居になっているものもある。
昔話の面白さは、『3回繰り返すこと』だそうだ。
1回目は失敗、2回目も失敗、3回目で大成功!パターン。
3回のリズムで子どもは「次もこうだな」と想像しつつ、
予想を裏切る展開だったり、話が大きく動くことが多い。

これは日本の昔話だけでなく、
海外の昔話(?)にもいえるらしい。グリム童話
『白雪姫』は、毒リンゴを食べて死ぬ話が有名だが
その前に1回目コルセットで絞められて死ぬ、
2回目は毒のついた櫛が頭に刺さって死ぬ。
1・2回目とも小人によって救われるが
3回目の毒リンゴは『のどに詰まらせて』生き返らない。
最後、王子様が『キスをして生き返る』のではなく、
『城に向かう途中、白雪姫の棺をかついでいた家来が
木に躓いて、棺が揺れて毒リンゴが取れる』ことで
生き返る。ディズニーとは全く違った話に感じる(笑)

怖い描写は『たんたんと読む』ことで、
怖さよりも話の流れがたんたんと進むので
子どもも絵本に集中できるようだ。なるほど…。
ちょっと昔話にも挑戦してみようと思えた次第だ。

メディアにむしばまれる子どもたち

大人向けの本も紹介されていた。
これは以前から言われていたことではあるが、
今回はより詳しく知ることができた。 

メディアにむしばまれる子どもたち

メディアにむしばまれる子どもたち

 

2歳までは、「テレビは必要ない」とする考えだ。
この考えが日本で広まってきたのは2004年。
アメリカの小児科学会では1990年代には言われていたらしい。

テレビ・ビデオ・ゲーム・スマホもそうだが
メディアによる弊害は子どもの『脳』に出るという。
脳の後頭葉は視覚を司る。思考や会話を司るのは前頭葉
子どもがテレビを見続けると後頭葉が発達し、
前頭葉の発達が遅れるそうだ。

前頭葉が発達しないとどうなるか?
サイレントベビー、笑わない・泣かない・目を合わせない
感情を出さない子どもになる可能性があるという。
言葉の遅れも出る。なぜか?
テレビとは会話にならないからだ。一方的だからだ。
前頭葉が回復するためには、テレビ時間は10分まで。
3歳までなら、なんとか気づいてすぐやめれば
回復の可能性もあるらしい。

メディアの利用について、ここから自分の考えになるが
(いや、帰ってから旦那と話をして深まった部分だから
旦那の考えも含まれるが(笑))
テレビを完全に見なくすることは無理だし、
テレビを見る『程度』によるんじゃないかと。
ママも一緒にテレビを見て、子どもに話しかけて
一緒に踊ったり歌ったりすれば、良い教材にもなる。

うちも上の子には1歳頃までは見せないよう気をつけたが
下の子はほとんど気にしなかった(笑)
わざわざスマホで見せたり、
ビデオを使って見せるまではしていないが
朝・夕のEテレ『お母さんといっしょ』は本人も見たいし、
見ててくれると私も家事ができて助かった部分もある。
でも上の子も下の子も感情豊かだと思う。
ふたりとも、話し始めるのが早かったが
これは絵本の読み聞かせのおかげかもしれない。

最後に…

絵本の読み聞かせは、親子の触れ合いや
コミュニケーションにもなるし、先生のオススメ
絵本を題材にして『お絵かき』するのもやってみたい。
絵本の登場人物になりきった『ごっこ遊び』も
講座でやってみたが面白かった。
講座ではパパにお勧めの絵本も紹介していた。

 

だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん

 
どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

 

 うちでは寝る前に2~3冊絵本を読むようにしている。
私も読むが、パパも読む。
パパの帰りが夜9時頃なので、帰ったばかりで
寝る直前の子どもたちを膝に抱っこして
子どものリクエストの絵本を読む。
平日に子どもとの触れ合いが少ないパパにとっては
至福の時だろう、私はその様子をニヤけてみている(笑)
絵本は今後も読み続けていきたい。

妊婦とインフルエンザと…学校 ~追記アリ~

妊婦がインフルエンザになっちゃった

妊娠中は免疫が落ちるといわれている。
私(妊娠6ヶ月位?)も、しょっちゅう風邪を引く。
そもそも免疫は体内に侵入した異物(バイキンマン)を
攻撃して、自分の体を守る仕組み。

高校生物では生まれつき持っている『自然免疫』と
生まれた後に身につく『適応(獲得)免疫』があると学ぶ。
体は、乾いた皮膚やのどの粘液など、異物が入らないように
できているが、それでも異物が侵入してしまった場合に、
『自然免疫』としてマクロファージなどの食細胞が
異物を食べる。(警察のように常に守ってくれる。)

食細胞の手に負えないウイルスなどの小さな異物は
『適応免疫』として細胞性免疫と体液性免疫が発動する。
適応免疫は軍隊のイメージ。出動命令が必要だ。
細胞性免疫はキラーT細胞の直接攻撃、
体液性免疫はB細胞の作った抗体による爆弾攻撃。
免疫について詳しくは、漫画・アニメ『はたらく細胞』が
分かりやすくてオススメだ(笑)

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

 

 さて、妊婦の免疫が低下する理由はいくつかあるらしい。
・お腹の赤ちゃんを異物として攻撃しないようにするため。
 (=赤ちゃんをママの免疫から守るため。)
・妊娠に伴うホルモンバランスの変化
・細胞性免疫の低下
・ストレス
一番厄介なのは、細胞性免疫の低下=軍隊が弱っている。
ウイルスに対抗する軍隊が弱いと、
重症化する恐れがあるといわれている。
だから、妊婦さんはインフルエンザの予防接種を
受けるように産婦人科で促されることが多い。

私も、家族みんなで予防接種を受けた。
大人1回5000円を1回、子どもは1回4000円を2回。
 予防接種の費用は結構かかる。
毎年受けない人も多いだろう。
教員の先生方でも、実は受けていないという人が多い。

さて、予防接種を受けていてもインフルエンザに罹った!
家族では私だけ…。旦那も子どもたちも全く元気だ。
妊婦でもインフルエンザの薬を処方してもらえた!
イナビルの吸入型(口から吸入する)お薬だ。初めて使う。
1回だけの服用で、イナビルを大人は1回に2本吸入する。
説明書を読みながら挑戦してみた。
ちょっとむせつつ(笑)どうにか吸入できた。
初日は39度の熱が出たが、翌日にはすっかり下がっていた。
予防接種のおかげか…、薬のおかげか…。
妊婦の免疫の低さを感じた次第だ。。。

学校現場とインフルエンザ

インフルエンザで予定外の休みをいただいた。
病院で検査した翌日は『豚の眼球の解剖』予定だったが…
仕方ない。既に注文して、届いていた目玉は
準備室の冷蔵庫で暫くねんねしてもらうことにした。
復帰した日に、まとめて4時間解剖実験をした(笑)

復帰して分かったことだが、学校でも流行っていた模様。
40人中、11人が休みで学級閉鎖になったクラスもあった。
生徒は、インフルエンザにかかると必ず学校へ連絡し、
出席停止扱いになる。学校保健安全法により、
登校再開は、インフルにかかった日を0日として、
5日を経過して、かつ、熱が下がって
2日経っていなければならない。
すぐに熱が下がっても5日(初日を0日として)は
来られない。この初日を0日とする考えが分かりずらい。
最低でも発熱から6日は来られないということ。

病院で聞いたところ、本来は子どもは熱が下がってから
3日は感染力があるらしく、解熱後3日たてば良いという。
しかしインフルエンザの流行を抑えられず
(家庭の知識も今ほどなかったこともあり、
解熱してすぐ登校していた子どももいるらしく)
結局6日休みを取らされるようになったのだろう。
大人の場合は、解熱後2日で感染力が落ちると聞いた。

さて、教員がインフルエンザにかかった場合は、
どうかというと、勤労者の出勤に関して法的な規制はない。
「発症前日~発症後3から7日は鼻やのどから排出されると
言われていることもあり(厚生労働省より)、
学校保健安全法の出席停止期間を参考にして、
医師の指示を確認して出勤を判断する」としている。
つまりは教員は、自粛だけだ。
それでも解熱後2日は経っていなければならないだろう。
私は解熱後3日経って、月曜日から出勤した。

学校の保健だよりでは、次のことを促している。
・何かいつもと違う(のどの痛み・寒気・だるい等)ときは
 体温を測定して37.5℃以上の場合は無理せず休むこと。
・自らマスクをすること。(学校ではマスクをくれない!)
・手洗い・うがいをすること。
・体育のあと、汗をかいたら着替えたりして体を冷やさない。
・こまめに教室の換気!(1時間ごとに3分換気してほしい)

インフルエンザは急に発熱して、鼻水・咳は後からくる。
インフルエンザの危険性は、気管支炎や肺炎を併発しやすく、
重症化すると脳炎心不全を起こす可能性もあること。
実際、今年はインフルによる脳炎で亡くなった方も出た。
高熱が出なくても、インフルエンザという場合もあるので
病院に行って検査を受けることが大事になってくる。

最後に…

インフルエンザがこんなにも流行っているのだから
重症化して死者も少なからず出ているし、
インフルエンザの予防接種を、どうにか…
保険適応か、国・自治体からの補助金か何かで、
多くの人が受けられるようにしてほしいと切実に願う。
中学3年生や、高齢者には補助金が出ているが
一部の人が予防接種を受けるだけでは
インフルエンザの『流行』は抑えられない。

乳幼児期の予防接種(4種混合など)のように、
用紙を配布して、毎年だれでも安く受けられればと思う。
予防接種をしててもかかる場合もあるし、
予防接種のワクチンとは別の型のウイルスの場合は
大流行する可能性も考えられるが、それでも
『毎年』の流行は多少抑えられると思う。

ウチの下の子は、この予防接種をすご~く嫌がる。
だましだまし車に乗せ、どうにかこうにか接種する。
痛みを分かっている子どもに予防接種を受けさせるのは
けっこう親が大変である(汗)…どこの家庭でもそうだろう。
でも子どもがインフルエンザから脳炎になりやすいという
ニュースを聞いてしまったので
またどうにか今年も受けさせようかな~と思う。。。

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中学3年生のインフルエンザ予防接種について、
私は補助がでると思っていたが
どうやら勘違いしていたようである。
別の記事を書くにあたって調べていたが
町のHPには載っていなかった!

大変申し訳ありませんでした。   H31年2月10日追記