教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

森の測定室・滑川に行った話

森の測定室って?

いつも滑川町の図書館駐車場へは東側の入り口から入る。
(役場側の入り口ではなく、エコミュージアムの方の入り口)
陸橋から図書館へ行く途中、右手に『森の測定室』がある。
以前から気になっていたが、開いている日が週に1回しか
ないため、なかなか行くチャンスがなかった。

役場や図書館などにも、ここのチラシが置いてある。
『測ってみようかな♪キッチンのとなりに 森の測定室・滑川』
という小さいパンフレットと、ともに
『子ども未来通信 2018春夏』があった。それによると
森の測定室は、毎週水曜日、10:00~16:00に開いている。
ここでは土壌や野菜などに含まれる放射能が測れるという。

どんなところなのだろか、ますます気になる。
気になる~と思っていたら、ママ友が行ったというので
色々教えてくれた。
放射能を測定している。
・子どもも遊べるものが置いてある。
・無農薬の野菜も売っている。
・色々な活動をしている方々が集まっている。
なるほど、これは行ってみるしかないなと思い、
つい先月…初めて訪れてみた!

「まずは知ること、そして考えること」

11月末、役場と保健センターに行かなければならない
用事があって、仕事を早めに切り上げて役場に向かった。
用事を済ませたあと、まだちょっと時間があったので、
水曜日だしこれは行けるか?と思い覗いてみることにした。

森の測定室にはちゃんと駐車場があって
車が何台か止めてあった。
ドアの近くには『OPEN』の看板が出ている。
もうすぐ閉まる時間だし、ちょっと覗くだけ…と
何も持たずに(笑)、そのドアを開けてみた。
入ってすぐ、声をかけてくれたのは素敵なお姉さん。

「始めて来たのですが…」と言うと、
「誰かの紹介?どうぞ、中に入って」と言われたので
お言葉に甘えて中も覗かせてもらった。
その時にママ友に紹介してもらった話をすると、
「○○さん?そうなんだ~」とすぐに理解された様子。
お客さん一人ひとりの名前を憶えていてくれることは
それだけでも好印象だった。

中に入ると『放射能測定器』を見せてもらえた。
百ウン万?するという高額の測定器だ。
周りには箱が並べてあって精度を上げるためらしい。
まだ放射能はどれくらい検出されるのか聞いてみたところ
「原木シイタケを測定したら検出された」と教えてくれた。
あと土はいまだに放射能が検出されるとも…。
保育園と協力して土や落ち葉、草などの検査も行うらしい。

さて、ここの測定室は2011年の東日本大震災後に作られた。
放射能が心配なママさんたちが集まって
地域で協力してできたものだという。
始めは週3回開いていたが2017年から週1回に変わったそうだ。
今も検体をもっていけば測定してもらえる。
一般の方は1検体2500円。食品は30分、土・灰は20分かかる。
農業関係者、福祉施設の定期測定には割引もあるらしい。

さて、閉店間際に覗いたにも関わらず、
丁寧に対応してくださったお姉さん。
お姉さんだと思っていたらお孫さんまでいらっしゃって
非常に驚いた!!お若い!!
ついつい居座って長くおしゃべり(という名の情報交換)を
してしまった。

そのとき森の測定室のお姉さんの言葉で印象に残った一言だ。
「やみくもに怖がるのではなく、
まずは勉強して調べて学んで、それから自分で判断する。
これは大丈夫、これはやめた方がいいかななどの
自分なりのラインを見つけられれば良い」と。

11月以降、頻繁に顔を出させてもらっている(笑)

魅力的な方々に会える!

森の測定室の一番の良さは、
魅力的な方々にたくさん会えることだと思う。
まだ滑川に引っ越してきて2~3年なので、
知らないことが多い。滑川町やその周辺に
どんな方がいて、どんな活動をしているのか…。

今まで3回しか行っていないが、
(いや、この12月だけで充分行きすぎかな。)
会えた方々を書いてみる。
・森の測定室のボランティアさんたち
滑川町の議員さん
・無農薬の農家さん
・ガラス工芸の職人さん
・某大学の先生のお友達さん
東松山の珈琲工房の店主さん
・古民家ギャラリーの店主さん…などなど多数。
時間の都合でちょっとしか会えなかった方も、
測定室のお姉さんが丁寧に紹介してくださり感謝だ。

また、ここで会う皆さん、気さくに話しかけてくださり
様々な活動をされているので話を聴くだけで楽しい。
つい長居をしてしまう(笑)
前向きに活動している方に会えると元気をもらえる。
勉強になる。今後も顔を出していきたいと思う。
お姉さん、お世話になりま~す!

最後に…

色々な考えがあることを前提に…自分の考えを書く。
私は『放射能』という言葉が嫌いだ。
東日本大震災後に、福島から避難してきた生徒がいたので
授業中に(このときは化学を教えていたが)放射能
話をしたことがある。
福島から来た人に「放射能がうつる」と言う謂れのない
いじめがあり、テレビなどでも話題になっていた頃だ。

授業では「放射能放射線をだす能力(性質)のことで、
人間には放射能なんて能力はありません。
放射能は全くうつりません!」と皆に教えた。

簡単な説明しかできずに申し訳ないが、放射能は、
ウランやプルトニウムなどの放射性物質がもつ能力で、
これらの物質がα線β線などの放射線を出して
別の安定した物質(元素)に変化する。

危険なのは、この放射性物質そのものと、
放射性物質が出す放射“線”である。
例えばある人の洋服に放射性物質がついていれば
その周りの人も放射線を浴びる危険があるが、
放射性物質がついてなければ、その人は安全である。
避難して埼玉にきた人の洋服に、今、放射性物質
ついているとは考えにくい!放射能なんて全くない!
また、放射性物質が風で飛ばされてきたら
福島だけでなく埼玉でもどこでも危険な可能性がある。

あと、ついでに…
実は日常で放射線は浴びているという話も付け加えた。
自然放射線として、宇宙からも大地からも出ている。
X線検診を受けたり、飛行機に乗ると更に放射線を受ける。
一人あたりの自然放射線量(年間)2.1ミリシーベルト(以下略)
胸のX線検診0.06、飛行機旅行(東京~NY間往復)0.08~0.11。
(数値は日本原子力文化財団より)
世界基準の年間被ばく量の限度は、年間1ミリシーベルト
(平常時・自然放射線や医療によるものを除く)とされている。
これは健康に害を及ぼすか否かを示す基準ではなく
できるだけ放射線を受けないことが望ましいことを示す基準だ。
放射線について学び、自分で判断することが大事だと思う。

この授業の後に、福島から来たその生徒が泣きながら
今までのこと話をしてくれた。
本人ではなく友人が別の学校でいじめられていたこと。
また別の生徒は「将来、放射線技師になる」と宣言し、
本当に放射線技師になるべく進学していった。
大事なのは『学ぶ』こと、そして自分で考えることだと思う。
これは高校生でも大人でも同じだ。
森の測定室のお姉さんの言葉は、私もそう強く思った。

ちなみに…教員採用試験は生物ではなく『理科』として受ける。
私は今、理科のうち、生物を中心に教えているが、
教員の人数と授業時間の関係で化学を教えることもある。
でも、物理と地学はさっぱり分かんないけどね!