滑川の魅力!当たり前の自然!
関東タンポポと西洋タンポポの話
当たり前すぎて特別なことだと気づかなかったが、
『カントウタンポポ』というレアなタンポポが
滑川には普通に咲いている。
森の測定室のお姉さんと珍しいという話をしていて
そういわれてみれば…、、、と気づかされた。
タンポポは、日本に約20種類が自生している。
現在、都市周辺部で“普通”に見られるタンポポは、
『セイヨウタンポポ』という外来種である。
写真は、うちの隣の公園の北側に咲いていたもの。
セイヨウタンポポは、ガクが外側に反り返る↓
それに対して、レアな『カントウタンポポ』は
ガクが直立して、反り返らない↓
写真は、同じくうちの隣の公園の南側に咲いていたもの。
カントウタンポポは、その名の通り関東周辺に咲く、
在来種。最近では見かけられなくなってきている。
セイヨウタンポポが、多くなったのには理由がある。
セイヨウタンポポは非常に強くて、悪い環境でもOK。
あと通常、春に最も咲くが、実は…1年中咲いている。
秋や冬に見かけるタンポポは、ほぼセイヨウタンポポ。
しかも、受粉しないと、普通は種ができないのだが
セイヨウタンポポは受粉しなくても種ができる。
ここまで強いと、残念ながら在来種に勝ち目は…ない。
タンポポは自然破壊のバロメーターとも言われており
滑川町では、在来種が“普通”に見られるということは、
自然が多い所だということ!
もっとアピールして良い点だと思う。
私が珍しくて、一番びっくりしたタンポポが
滑川町の『谷津の里』に咲いていた。
『シロバナタンポポ』だ。タンポポの花が白い!
この花は西日本などの温かい地域に咲く、在来種。
見つけたのは、だいぶ前だから…今もあるのだろうか?
ちなみに私がフィールドワークに使う本は、コレ↓
植物の種類が多くて、区別したいときに便利だ。
他の生物の先生に教わったので、使えると思う。
あと、子どもにも読みたいタンポポ絵本は、コレ↓
絵がとってもきれいで見るだけでも楽しい。
野鳥も多いぞ、滑川町!
私の家のお隣さんの電気メーターの箱に、
4月~5月頃に巣をつくる野鳥がいる。
ネクタイ模様がかわいい『シジュウカラ』だ。
スズメと同じくらいの大きさだが、スズメは体重25g、
シジュウカラは体重15gで、ちょっと軽い。
シジュウカラは、年間12500匹の虫を食べるので
巣を作られてしまったお隣さんには申し訳ないが、
家の近くに居てくれるのは…虫が減るという意味で
ちょっとありがたい。「ツピー」と鳴くのも可愛い。
あと最近よく見かけるのは『オナガ』。
うちの隣の公園の楠や桜の木に、群れでいて
飛んでいるのを見る。長く青い尾がきれいだ。
鳴き声はそんなに可愛くない「ゲーキュキュキュ」。
東武東上線森林公園駅には『ツバメ』が多く来ている。
駅の構内にはツバメの巣がたくさんあって
頭上をツバメが飛んでいる(笑)
一応、巣の下にはフン除けの板が付けられている。
滑川に住んでみると、家の窓から普通に野鳥に出会う。
きれいな野鳥を見ると調べたくなって買った本はコレ↓
この本は、野鳥の専門の先生に教わった。
薄くて、大きさ別、地域別などになってて調べやすい。
ジョウビタキ、モズ、ハクセキレイなど
家の近くで見かけた野鳥も名前が分かると楽しい。
最後に…
滑川町といえば『国営武蔵丘陵 森林公園』!
今は、ルピナスやポピーなどが真っ盛り。
私は、自分の勉強のためにもここで行われる、
『自然観察会』によく参加する。
6月はクモの観察会、7月は森の生き物観察会など。
季節によって観察できるものは異なるが
クモ、オオムラサキ、ヤマユリ、キンラン、野鳥…。
植物や虫、野鳥の専門の先生の話を聞きながら、
おしゃべりをしつつ、森林公園の中を散策する。
入園料・駐車場代はかかるが、参加費は無料。
当日受付で、だいたい9時半頃に南口ゲート集合。
詳しくは、武蔵丘陵森林公園HP→イベント一覧→
→自然観察会がある月は、6・7・8・12・1・3月だ。
うちの子どもはまだ小さくて参加できないが
夏休み小学生くらいの子が参加していることもある。
虫好きの子どもは夢中で散策している。
うちはよく、パパと子どもはぽんぽこマウンテン、
私だけ観察会に参加して、お昼に家族と合流して
一緒にお弁当を食べて帰るコース。
午後もあるが、子どもの昼寝のため午前で帰っている。
滑川だけでなく、都内から来ている方も多い。
もし興味があったら参加してみてくださいな~。
自分では気づかない自然を発見できますよ~。