教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

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教員ママの野望と活動と子育ての記録。

 絵本は何歳まで読み聞かせるべき?滑川町図書館『絵本の読み聞かせ講座』と色々な絵本の紹介。

絵本は、子どもも大人も楽しい!

子どもを預けてから(今回は子ども同伴できず)
図書館に向かったため、ちょっと遅れてしまったが
もう講師の方による『素話』が始まっていた。
自然な流れで、面白く、話をされていたという。
あ~、はじめから全部聞きたかった!
今回の講座の講師の方はさいたま市の図書館の司書さん。
今回の講座で学んだことをまとめる。

絵本は、子どもの心を育てるという。
神様や、鬼や、河童や、魔女、天狗…どれも絵本で知る。
物語の世界に入り込んで、
登場人物の気持ちになりきってハラハラドキドキする。
本気で、鬼を怖がったり…雲に乗れると信じたり…。
河童の名作といえば、コレ↓

おっきょちゃんとかっぱ (こどものとも傑作集)

おっきょちゃんとかっぱ (こどものとも傑作集)

 

子どもは、絵本の絵を読む
この↓の絵本は、言葉では書かれていない絵を楽しむ。
動物やくだものの絵が鮮やかで、大人が見ても面白い。 

ハンダのびっくりプレゼント

ハンダのびっくりプレゼント

 

子どもは、抽象的な事柄も絵本でしぜんに学ぶ。
絵を指して「これは●●だ」と言われれば、
そう見えない絵でも子どもは「そうか」と受け入れる。
例えば、『あおくんときいろちゃん』。
ただの抽象的な『青い丸』が、擬人的に描かれ
『青い丸=あおくん』にしぜんと感情移入できる。

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

 

ごっこ遊びも絵本から始まる。
『おおきなかぶ』は、子どもがどんどん繋がっていく。
うちの子たちについて言えば
『まあちゃんのすてきなエプロン』をきっかけにして、
おままごとを始めていた時期があった。
わざわざポケットがたくさんついたエプロンまで縫った。

まあちゃんの すてきなエプロン (こどものとも絵本)

まあちゃんの すてきなエプロン (こどものとも絵本)

 

 絵本は、長~~く楽しめる。愛される。
ぐりとぐら』は1963年出版でまだまだ現役だし
『カラスのパンやさん』は1973年出版。
たくさんのパンが描かれたページでは
「これが良い」「今日はこれにしよう」と
うちの子たちも色々なパンをつまみ食い(笑)
この絵本では、40年の時を経て、続編が出ている。
パン屋さんの子どもたちのお話。4冊。
「最後はまた結婚式だ~」とかいって喜んで聞いている。

からすのおかしやさん (かこさとしおはなしのほん)

からすのおかしやさん (かこさとしおはなしのほん)

 

 絵本は何歳まで読み聞かせるべきか?

絵本は、いつでも見直すことができ
親がいなくても自分で開いて読めるところも良い。
では、何歳まで読み聞かせをするべきか?

講師の方の答えは…
「いつ、自分で読むようになるかは分からないけど、
小学生になったからって読み聞かせをやめるのはダメ。
中学生になったら、みんな自分で読むようになるんだから
子どもが『もういい!』って言うまで
読み聞かせてあげて」だそうだ。

 年長さん~小学校に入ると平仮名が読めるようになる。
しかし平仮名を拾い読みするのと、
絵本の内容を理解する・楽しむのは違う、という。
低学年のうちは、絵本は自分で読めるけど楽しめない。
小3~小5くらいで、
自分で読んでも楽しめるようになるそうだ。

さらに『音読』は理解を深めるために大事だという。
例えば、算数の文章問題も小学校の授業では音読する。
問題の文字はもちろん読めるけど、
読んだだけでは内容が理解できない場合もある。
耳で聞くことによって内容がわかるようになるそうだ。

あと、読み聞かせの後で大事なことは
子どもに感想を求めないこと、質問しないこと
「何が楽しかった?」「どうだった?」と
毎回子どもに聞いていると、
子どもは読み聞かせの間中
なんて感想を言おうか考えながら読むことになる。
絵本に集中できない、という。

同じ理由で、講師の方は
「読書感想文なんて、あらすじで良い」という(笑)
読書感想文を書こう書こうと思って読むと
第3者として冷静に読むことになる。
しかしそれでは本を楽しめない!
主人公になりきって、本に入りきる、楽しむ、
心を成長させると、感想が書けなくて当たり前!だそうだ。
読書感想文を書かないといけないようなら
あらすじを適当に書いてさっさとおしまいにして
あとは本に入りきって楽しめと。
こんなことを言ってくれる小学校の先生いいな~(笑)

最後に…(いつもの勝手な独り言ですが!)

絵本は大人が読んでも楽しい。
初めて出会う絵本はわくわくするし、
昔からある絵本は懐かしいな~と思いながら読む。
何歳になっても、子どもと一緒に楽しめる。でも、
子どもが聞いていなくてもかまわない(笑)
泣ける絵本も多い。心が洗われる。
読みながら、つい私が泣いてしまうと
上の子は楽しそうに私をジロジロ見てくる(笑)

絵本の魅力は、講座で学んだ上記だけでなく
世界中を旅できることも挙げられる。
街並みも違うし、文化も違う。
おとぎ話だって全然違う。
全然知らない世界を旅するもの楽しい。
今回、この講座を終えて私が借りた本はコレ↓。

 『トラの~』は、うちの子たち大絶賛!
大人の私も、どうなるのかドキドキしながら読んだ。

トラのじゅうたんになりたかったトラ (大型絵本)

トラのじゅうたんになりたかったトラ (大型絵本)

 

『ちいさいおうち』は、何年たっても廃れない。
今、読んでもなぜか涙が出た。
駅前でも森が多い滑川町だったのに、最近の…
宅地開発で森がなくなっていく日々に重ねてしまった。

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

 

『ウエズレーの国』は小4・5向けの絵本として紹介された。
いじめられっ子だったのに、
文化を自分で作っていった少年のお話。
文化を作るってどういうことよ~と思って
思わず手に取った(笑) 

ウエズレーの国

ウエズレーの国

 

 絵本の読み聞かせ講座では
自分が選ばないような絵本を紹介してくれるし
絵本の幅、世界が広がるのでお勧めだ。
機会があればぜひどうぞ~。