教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

子どもの貧困勉強会に行ってきた

生活クラブ・北本生活館

上の子のアトピー講演会に参加してから、それまでの
生協を辞め、生活クラブを利用するようになった。
生活クラブのメリットは、安心・安全・勉強会(笑)
生活クラブのチラシに『子どもの貧困勉強会』が
紹介されていたので行くことにした。
滑川から行くと、北本まで車で30分強。案外近い。
ちょっと狭い道を入って、ヤオコーの隣にある。

今回のお客さんは、30~40人。立ち見の方もいた。
こういうイベントは年配の方が相変わらず多いが
子育て世代の方も3分の1くらい居た!
このイベントの案内は、生活クラブと
北本の広報にも載っていたらしい。 

内容は、日本生活協同組合連合会主催で
子ども未来アクションの方による
子どもの貧困の説明と、学習支援の現場から
NPOさいたまユースサポートネットの代表理事の方の
説明・質疑応答の2本立て。
今回も勉強になったことをまとめる。

子どもの貧困は、社会の問題!

子どもの貧困には、『経済的貧困』だけでなく
人間関係が乏しく助けを求められない『関係性の貧困』、
一般的な学習や体験などの経験の機会が少ない
『機会の貧困』があるという。
子どもの貧困は、周りからは見えにくく、
子ども自身とは全く関係ないものだという。

子ども自身が、「ウチは、他の家とは違う」
「皆が持ってるけど自分は持っていない」
「夏休みにどこにも行かなかったから、
2学期始まるのがつらい」
勉強が分からなくて「補習塾に行くのもつらいし、
塾に行かせてと親に言うのもつらい」など…
つらさややるせなさを感じたとき、貧困を意識し
「貧しいと周りに知られたくない」として、隠す。
子どものつらさややるせなさは、
大人が子どもの目線で感じ取り、対応するべきだと。

子どもの貧困のつらさは、お金だけの問題ではない。
子どものいじめ、不登校、非行、学力の低下、
自己評価の低下、発達障害愛着障害…など。
貧困は、親も家庭も問題を抱えている。
親の精神疾患、依存症、虐待、家庭崩壊、ネグレクト、
障害をもつ親、日本語が話せない親、孤立した親、
学校に通わなかった(通えなかった)親…。
貧困が抱えているものは、1つや2つではないそうだ。

対応していくには、関係機関とケース会議を行うという。
学校の先生、ケースワーカーソーシャルワーカー
民生委員、児童委員、児童相談所の人…たくさんの人が
『地域でつながる』ことが大事だと。
子どもの生きる意欲を色々な部分から支えていくこと!

 地域の大人が、地域の子どもと関わる良さ
子ども食堂などの活動場所だけでなく、
ふつうにスーパーや公園で会う可能性があること。
知らない人に声をかけられたら怖いと思うが、
活動を通して、知っている人なら別だという。
公園で遅くまで一人で遊んでいる子に
「どうしたの?」「なんだか元気がないね」とか
活動を通して知っている子どもなら話しかけられる。

確かに、学校や家庭でも、知らない大人に
声をかけられたら、『防犯ブザー』を使ったり
『逃げろ』とか『親に報告』とか…
不審者対策を指導される今の時代。
学校の帰り道に子どもが被害にあうケースも多いので
地域に知っている大人がいることの有難みを感じる。

ただ、地域で活動している大人…50~60代の方は、
今の子育て世代と考えが異なるため
ギャップが生じるそうだ。
年配の方々は『頑張れば報われる』時代を過ごしたが
今の子どもたちの生きる社会は、
右肩下がりで『努力しても報われない』と思う人が多い。
子どもに「人生楽しいことばかり」とは言えない、
子どもの将来に不安を抱えた親がたくさんいるという。

それを聞いて、私が感じたのは、
「子育て世代の人も、一緒に活動すれば
いいのではないだろうか」ということ。
地域の人も、子育て中の人もみんなで話し合って
ギャップを埋めて、協力し合って
子どもたちのためにできることをする!
でも…子育て中は、子育てに追われて
地域で活動する時間がない…。どうするか…?

一番驚いたこと『教育格差は、6割が容認』!!

最近の子どもは、社会への関心が低く、
自分の周辺にしか興味がないという子が増えているそうだ。
日本の子どもは、社会への信頼感が低く、
他者への信頼感も低いというデータもある。
あっちは関係ない、自分の仲間はここだけという感覚。
これは大人にも当てはまるような気がする。

今回一番驚いたデータが、ベネッセと朝日新聞共同調査で
所得による教育格差を許容する保護者が6割だということ。
『親の所得と、子どもの学力は連動する』ことは有名だが、
それを「当然だ」(2004年3.9%→2018年9.7%)
「やむを得ない」(2004年42.5%→2018年52.6%)
と思う親が年々増え、昨年は「当然」と「やむを得ない」の
合計6割が、教育格差を認めているという結果が出たという。

これは…ショックだ。。。子どもたちに線を引いて、
ここからはいい子でここからダメな子、とでも言うのか?
南青山の児童相談所の問題も、「うちの子と、児相の子を
同じ小学校に入れたくない」という親がいるそうだ。
児相にいる子は、そこに居たくて居るわけではないのに。
子どもはみんな生まれながらに平等なはずなのに…。

子どもは親を選べないし、親に格差があるから、
子どもは生まれながらにして、格差があって、
そこから『逃げられない社会』。貧困は繰り返す…。
そりゃぁ、こんな日本じゃ誰だって
結婚も、出産もしたくないわ!
子どもの貧困は、動きが鈍い国や行政も悪いけど、
社会全体の意識の問題も大きいと思う!
って偉そうなこと言って大変失礼しました!!

ちなみに、衝撃だったのがもう1つ、
国土交通省の『人口の長期的推移』によると
江戸幕府成立が1227万人。明治維新3330万人。
1945年の終戦7199万人。ピーク2006年、12774万人。
そこから急速に減少して2050年、10059万人。
2100年、今から80年後は、6414万人の予想…。
日本人は、半分に減る!!明治の人口だ。
このデータは珍しく信憑性があるらしい(笑)

出生率1.46人ですが…。
人口を維持するには2.07人ですが…。

某・麻生さんの「生まない女が悪い」んじゃなくて
生みたくても、生めない社会・生めない政治が悪い!
某・安倍さんは子どももいないことだし、80年後なんて
関係ないんでしょうが、私たちの子は生きています!
本当に、日本の社会はどうなるのか?
これで移民を受け入れて、
また子どもの貧困を増やすつもりか?
「純粋な日本人じゃないからいいでしょ」とでも
言うつもりか!このままじゃ日本に未来はないわ!

最後に…

長々と感情を爆発させちゃってスミマセンでした。
大変お恥ずかしいところをお見せしました。
失礼しました。

そういえば、勉強会が始まるまで
隣のご年配の方とおしゃべりしていて
「若いのにこういうことに興味があって
偉いわね~」と言われたが…、
社会のためと言うよりは…自分のため…
自分が好きで学んでいるだけなので!すみません!

自分の子どもも、周りの子どもも、
みんなが生きているだけで『無条件に』いい子だ。
いや、格好つけるのはよくないな、
本音はウチの子が一番かわいいけど(笑)、失礼。
でも、どの子も大事!みんないい子だ!

自分の子が、小学校に入ってから友達になる子、
中学・高校に入ってから知り合う人、先輩、
大人になったら周りにはどんな人が居るのか…?
自分の子は将来どんな人になるのか…?

色々な人が居て良いと思う。
全てにおいて、多数派になる人は少ないだろう。
誰にでも、少なからず少数派の一面があると思う。
多様性を受け入れられる人・社会が今後重要だと思う。
私も何でも受け入れられるような器の大きい人になりたい。
そのために今から自分ができることを始めてみる。
子どもが「生きたい」と思える社会にしたい。
結局、情けは人のためならず!
…自分のためだな。

弟妹が生まれるときに、上の子に読みたい絵本

私が好きな兄弟絵本

なんだか、最近は高校入試の準備やら、
学年末テスト作りやらで、なかなか更新できず(涙)
ブログを書くことは毎回プレッシャーでもあり
ストレス発散でもある(笑)。
書きたいことはたくさんあるが今回は気楽に絵本の話。
絵本は読んでいるだけで、大人も癒される。

お正月に初詣に行ってから、ウチのチビーズが
私のお腹を撫でて、パンパンと手を叩いて
「早く、赤ちゃんと遊べますように!」と
お願いしているので、兄弟絵本を紹介したい。

私が、大好きな兄弟絵本はコレ。
お兄ちゃんがいつまでもたまごから孵らない!

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

 

絵を見ればわかる人もいると思うが
(私は気づかなかったが)あきやまただしさんと言えば
Eテレでおなじみ『はなかっぱ』の作者だ。

簡単なあらすじを言うと、
ニワトリのたまごの兄ちゃんは、
弟が生まれても、まだ、たまごから出たくない。
たまごのままだと、いつまでもお母さんに温めてもらえるし
良いことがいっぱい。
でもある日、自分の意志に反してたまごが割れてしまう…。

このお母さんが暖かくて、目標にしたくなるママ。
たまごから出ない兄ちゃんを、
無理やり出すこともなくそのまま受け入れている感じ。
最後に、たまごから出た兄ちゃんに、
言うお母さんのセリフが良い感じ。
滑川図書館にもあるので、ぜひ読んでみてほしい。

女の子には、『たまごねえちゃん』もある。
これも“女の子あるある”盛りだくさんで面白い。
他にも色々なバージョンが出ている。
たまごねえちゃんは、滑川図書館にはなかったらしく
以前リクエストしたら『大型絵本』を他の図書館から
取り寄せてくれた。丁寧な対応に感謝だ。

もう1つのおススメ

ちょっと古いお話だが『ピーターのいす』(1969年)。
先日の滑川図書館主催の“絵本の勉強会”で教わって
とっても良かった。絵は、好き嫌いが分かれるかも。
すぐにその場で借りて、子どもたちも気に入った絵本。 

ピーターのいす (キーツの絵本)

ピーターのいす (キーツの絵本)

 

 簡単なあらすじ。ピーターに妹ができて、
ピーターが小さいころに使ったもの(ご飯のイスなど)が
妹用に色を塗り替えられて、妹のものになった。
まだ、色を塗られていないイスを見つけたピーターは、
イスを持って、愛犬と共に家出をする…。
最後、小さいころのイスに座れなくなった自分を知って
自分で納得して、家に帰る。
家に帰るときの、ママとのやり取りがほっこりする。

この絵本の良さは、ピーターが“自分で納得して”帰る
ことにあると思う。最後、色塗りを手伝う部分も良い。
大きくなった自分を受け入れて、
妹を受け入れて、暖かい気持ちになれる。
あと、やっぱり絵本のママの対応は憧れる。
ちょっとマイナーな絵本だが、
滑川図書館にもあるので良かったらどうぞ。

兄弟絵本の定番

これぞ兄弟絵本の定番、『ちょっとだけ』。
この絵本が大好きな方も多いと思う。
これは、子どもに…というよりは
“ママが”読んで感動する絵本。泣ける。
本当に泣いたけど(笑)
私は、自分への戒めとしてこの絵本を読んだ。

ちょっとだけ (こどものとも絵本)

ちょっとだけ (こどものとも絵本)

 

あらすじ。なっちゃんにも妹ができる。
ママは赤ちゃん(妹)で忙しく、
なっちゃんは、自分のことは自分でやってみようと挑戦する。
何をするにも『ちょっとだけ』できる程度。
そんな頑張ってチャレンジする姿が健気で、
最後にはママに『ちょっとだけ』甘える、なっちゃん

確かに、下が生まれると赤ちゃんばっかりになりがちだ。
そんな自分を振り返り、「ごめんね」の気持ちと
上の子への「大好きだよ」の気持ちが混ざって泣けてくる。
上の子への愛情をもっと示してあげなきゃと思う、
私にとっては、戒めになった絵本だ。
絵本の最後に合わせて、上の子をぎゅ~っとした。

最後に

絵本は新しいのもあれば、古いのもある。
古い絵本は、本屋さんでは売れてる名作しか置いてないので
図書館にはかなり助けられている。

さて、色々絵本を読んでいると、たくさんのママが出てくる。
どのママも素晴らしく、優しく、暖かい。
そんな対応は私にはできないと、心から思う。
どうやったら、そんな優しいママになれるのか?
優しいママがうらやましくてならない。

子ども食堂やりたいとか、NPO作りたいとか
やりたいことの話をすると(勧誘とも言う…汗)、
「でも私には余裕ないから、できないよ~」と
言われることがたまにある。
余裕なんて私も同じで、全く、ない!
特に自分は子育てに向いていないと思う(汗)

子育てに向いていないからこそ、思うことは、
子育ては、ひとりでは難しいということ。
皆で、一緒に、協力して、
自分の子どもだけじゃなくて、地域の子どもも含めて
子どもたちと一緒に成長したいな~と思う…。

でも、、、皆で協力したいと思いつつも
自分が『言いだしっぺ』だからと
早い段階で情報を集めたり
一人ですぐ行動してしまうことがある。
これは、本当申し訳ありません。。。
(加えて、せっかちで自分勝手で、すみません…汗)

相談してから動きますので…ぜひ…どうか一緒に
活動していただける方、ご協力いただける方
ご連絡いただけるとうれしいです。
『できる人が、できるときに、できること』を…
というスタンスで活動したいと思います。
よろしくお願いいたします。

あと、子ども食堂についてもっと勉強します!
目標…4月スタート…!できるといいなぁ…。

滑川町議会報告会に行ってきた

滑川町議会報告会

H31年2月3日(日)に13:30~コミュニティセンターで
滑川町議会報告会が行われた。
この案内は前回の『議会だより』裏面に書かれていた。
加えて回覧板でも全戸にチラシが回ってきた!
滑川町の方向性や、情報を知りたいのと
「子育て世帯も、議会に注目してますよ」という
アピールも込めて(笑)、参加することにした。

受付にはマスク・アルコール消毒もあって親切だった。
お客さんの数は、ざっと見たところで30人程度。
年配の方ばかりであった。若い人は2人くらい?

議会報告会は条例に基づき、年1回以上行うらしく
今年で3回目。ここは、議会・議員が
どのような活動をしているか発表する場だという。
議会報告のあとに、意見交換があった。
意見報告会のテーマは、
①安心・安全なまちづくり
②健康長寿のまちづくり
なるほど…『お客さんの層』にあっているテーマだ。
子育て政策についても聞きたいと思っていたので
ちょっと、、、だが、参考になったことをまとめる。

議会報告会で学んだこと

そもそも私は議会の構図をよくわかっていなかったが
議員さん14人中、女性は2人のみ。
子育て世帯の議員さんは1人・2人…か?少ない。
ほぼ年配の男性の、議員さんによる政策ということだ。
14人のうち、7人ずつ『総務経済建設』常任委員会
『文教厚生』常任委員会のどちらかに所属する。
さらに、併せて『議会広報発行対策特別』委員会か、
『議会運営』委員会のどちらかにも所属する。
つまり議員さんが2つの委員会に所属することになる。

 議会運営委員会の情報

滑川町議会基本条例の『特色』として、
・町長等への反問権の付与(会議で、質問に質問で返せる)
滑川町議会報告会の開催(今年で3回目)
・災害等発生時の議会の対応の明確化(H28年4月施行)
議会は災害時に議会災害対策会議を設置できるという。
これらは…特色なのか?当たり前のようにも思うが…?

今後の課題の1つに「情報公開の充実(動画・音声配信等)」
とある。すでに、会議をライブで見られる市もあるという。
定例会の様子を見るに、傍聴人(お客さん)が少ないことが
心配だなぁと思っていたので、これには賛成である。
興味があっても、年配の方や、小さな子どもがいる人は
なかなか役場まで見に来られないからだ。
あと、ぜひ議会の定例会サイトを見やすくしてほしい…。

総務経済建設常任委員会の情報

交通指導員との意見交換」 があったという。
主な『要望内容』に、ブロック塀の調査・指導員の定数増員
・点滅信号→感知式信号に・交差点における待機場所の確保
・南部地区からの遠距離通学児童対策を
というものがあった。
南部地区の遠距離通学問題は、議員さんにも伝わっている!
どうか議員さん、早めの対策をよろしくお願いします!

文教厚生常任委員会の情報

議員さんによる「教育現場の訪問」から次のことが分かった。
●滑川幼稚園…
H30年度の新入園児85名(全体で259名)。
施設の老朽化が進むが、都度修理しているとのこと。
宮前小学校のプール移設後、増築大改修を期待している。
(期待している…とあったが、主語は?先生?議員さん?)
大改修できれば、園庭で運動会ができるようになるらしい。

●滑川中学校…
全校生徒632名。各学年とも6クラス。マンモス中学校だ。
今は子どもが増えているので、将来的には
プレハブ教室の設置が必要になる可能性もあるとのこと。

あと「川越児童相談所」への訪問も行われたという。
川越児童相談所への『相談受付』件数では、H29年、
滑川町から54件、そのうち児童虐待相談は28件。
約半数が虐待の相談だ。
いじめの相談件数はあまり増加しておらず
児童虐待の相談が急増しているという。

児童虐待について、市町村に求められているものは、
2つあるという。
1つ目は、虐待の発生予防として
妊娠期~子育て期までの切れ目のない支援を行う
母子健康包括支援センター。
2つ目は、虐待発生時の迅速・的確な対応として
要保護児童 対策 地域協議会の調整機関に
専門職(保健師・児童福祉士など)を配置すること。
母子包括センターは滑川の保健センターの1室で
行われているが利用状況はどうなのだろうか…?
今回は、特に説明なかった。

小川町では『子育て総合支援センター』が出来たという。
子育て支援センターとして子どもの居場所、相談場所、
一時預かりもできる。
災害時には福祉避難場所にもなるらしい。
2億4千万円かけて、昨年H30年4月オープン。
説明してくれた議員さんは
滑川町にも必要な施設」と言っていた。

議会広報発行対策特別委員会は割愛させてもらう。

全体を通して思ったこと

資料を読んでも説明聞いてもイマイチ分からないのが
誰が思ったのか、誰の意見なのか、誰の行動なのか…。
私の理解力不足か??(←コレかも…汗)
資料だけもらって帰る人もいるので、
要約しすぎることなく、読んで分かる資料を作ってほしい。

気になったのは『議員さんの態度』。
初めの案内で「マナーモードに…」とか言ってたのに
議員さんこそ携帯が鳴っていた。2回も!
あとは、眠そうな…寝ていた?議員さん…。
休憩時間に「そんなに質問こないよ!」と大きな声で
お喋りしていた議員さん。
議会報告会は、議員さんの活動を発表する場なのに…。
見ている方はどういう気持ちになるのか…。

そう思うと、今回頑張っていたのは議長さん!
『意見交換』の際に、お客さんの意見を丁寧に聞いて
要約して、質問に答えたり、他の議員さんに回していた。
これを私がやれと言われても絶対できない…。
議長さん、すごかったです!

『意見交換』では、8人位?の人が質問していた。
色々な意見があったが、私は特に
高齢者と子育て世帯の隔たりを感じた。

例えば、インフルエンザ予防接種の補助費用について。
高齢者は1500円でインフルの予防接種が打てる。
これは町だけでなく、医師会も関わって決まるという。
ある意見では「去年H29年は費用が1000円だったのに、
500円も値上がりするのは、どういうことか?
子育て支援費との比重が取れていないのではないか。
子どもは高校生まで、医療費無料なのに(ずるい!)」と。

なるほど…そういう意見もあるのか。
子どもはインフルエンザの予防接種は基本、自費だ。
自腹で、4000~5000円前後の接種を1人、1・2回行う。
受験生の中学3年のときのみ補助が出ると思っていたが
勘違いだったようだ。この記事を書くにあたって
町のHPを調べたが、ネットには載っていない。
(以前の情報は誤りです。大変申し訳ありませんでした!)
しかし65歳以上の高齢者はだれでも予防接種の補助が出る。

子ども医療費無償の制度を、再度住民に説明するべきだと思う。
町の子育て支援について、高齢者世帯にもしっかりと説明して
理解していただきたいと思う。
町で「地域で子どもを育てていく」という気持ちがないと
子どもにも地域にも、隔たりが出たままになってしまう。
例えば、滑川町の広報で子育て特集を組むとか…
なにか子どもと地域を繋ぐ対策はできないのだろうか?

最後に…(幼稚園のお知らせ?)

幼稚園の新入園児については『広報なめがわ2月号』に、
来年度H31年度の追加募集が出ていた。募集人数26名。
毎年追加募集しているので、定員100名になることは、
もうほとんどないのだろう。
申込資格が、以前(上の子が入るとき、2年前)は
住民票が滑川町にないとダメと言われていたが、
今年の情報を見ると「転居予定の方」もOKになったようだ!
住宅の引き渡しのわかる契約書等があれば大丈夫とのこと。
願書の受付が22日(金)までなので、まだの方はお早めに。

あと『意見交換』で初めて知ったが、
今年の滑川町の待機児童は70人だという。
保育園…来年度(H31年度)から1つ増えるが、
まだ足りないということだ。。。

絵本で子育て応援講座を受けてきた

滑川図書館主催の絵本講座

先日(H31年2月2日)、14時から滑川町
エコミュージアムセンターで絵本講座が行われた。
全2回の講座だが、前回は私のインフルで行けず…
今回を楽しみにしていた。
昼寝の時間、下の子3歳の寝かしつけはパパに任せて、
絶対に寝ないという上の子は
「ママ勉強しに行くからつまんないよ~」と言っても
「つまるもん!」と言いはって(笑)、ついてきた。

会場に着いたのは、14時ちょっとすぎ。
スリッパに書き換えて、資料をもらう。
もう始まっていた。
講座を受けていた人は、全部で20人くらいだろうか。
子育て世帯のママ・パパもいた!子連れで来ていた。
あとはご年配の方々と、お話し会ボランティアの方々。
この1時間半で学んだことを書いてみる。

絵本にも、『ごはん』と『おやつ』がある!?

名作絵本は、ごはん?

例えば『いないいないばぁ』と『いないいないばぁあそび』
『いないいないばぁ』はごはんで、
『いないいないばぁあそび』はおやつであるという。 

いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

 
いないいないばああそび (あかちゃんのあそびえほん)

いないいないばああそび (あかちゃんのあそびえほん)

 

どちらがいいとか、悪いとかではない。
いないいないばぁの本質は、子どもがママの顔が見えない不安から
徐々になれて『もうすぐママの顔が現れる予想』をしつつ
実際に「ママが見えた」という喜びを楽しむものであるという。

後者の絵本だと、子どもの予想を裏切って『ブタの顔』が出る。
ブタのお面を外してママの顔が出る仕組み。
これを楽しむのは大人や、ちょっと大きい子どもだろう。
小さな子どもは予想が外れてびっくりするだけかもしれない。
おやつは、楽しいが一時だけ。長く読むなら、ごはん絵本。
なるほど、面白い考えだと思う。

ごはん絵本の見分けは…う~ん。選ぶ人の主観のように感じた。
長く読まれている『名作』は、ごはん絵本と言えるだろう。
迷ったらとりあえず昔からある絵本を読んでみる。
でも最近の絵本でも面白いものもあるし(ヨシタケさんとか!)、
絵本選びは、結局ママの好みになっていく。
子どもが気に入って何度も読みたくなる絵本は、
ごはん絵本と言っても良いと思う。

昔話の面白さ

私は昔話が苦手であまり読んでいない。
ぞくぞくする怖さとか、残虐な描写があって
子どもが「楽しい」と思えないのではないかと感じていた。
昔話は『図書館お話し会』でよく他のボランティアさんが
読んでくださっているので、みんなと一緒なら
そんなに怖くなくていいのかな~くらいに思っていた。
しかしこの講座を受けてちょっと印象が変わった。

昔話は民族の記憶であるという。
『大工とおにろく』『カチカチ山』『3枚のお札』など
昔話にもいろいろある。紙芝居になっているものもある。
昔話の面白さは、『3回繰り返すこと』だそうだ。
1回目は失敗、2回目も失敗、3回目で大成功!パターン。
3回のリズムで子どもは「次もこうだな」と想像しつつ、
予想を裏切る展開だったり、話が大きく動くことが多い。

これは日本の昔話だけでなく、
海外の昔話(?)にもいえるらしい。グリム童話
『白雪姫』は、毒リンゴを食べて死ぬ話が有名だが
その前に1回目コルセットで絞められて死ぬ、
2回目は毒のついた櫛が頭に刺さって死ぬ。
1・2回目とも小人によって救われるが
3回目の毒リンゴは『のどに詰まらせて』生き返らない。
最後、王子様が『キスをして生き返る』のではなく、
『城に向かう途中、白雪姫の棺をかついでいた家来が
木に躓いて、棺が揺れて毒リンゴが取れる』ことで
生き返る。ディズニーとは全く違った話に感じる(笑)

怖い描写は『たんたんと読む』ことで、
怖さよりも話の流れがたんたんと進むので
子どもも絵本に集中できるようだ。なるほど…。
ちょっと昔話にも挑戦してみようと思えた次第だ。

メディアにむしばまれる子どもたち

大人向けの本も紹介されていた。
これは以前から言われていたことではあるが、
今回はより詳しく知ることができた。 

メディアにむしばまれる子どもたち

メディアにむしばまれる子どもたち

 

2歳までは、「テレビは必要ない」とする考えだ。
この考えが日本で広まってきたのは2004年。
アメリカの小児科学会では1990年代には言われていたらしい。

テレビ・ビデオ・ゲーム・スマホもそうだが
メディアによる弊害は子どもの『脳』に出るという。
脳の後頭葉は視覚を司る。思考や会話を司るのは前頭葉
子どもがテレビを見続けると後頭葉が発達し、
前頭葉の発達が遅れるそうだ。

前頭葉が発達しないとどうなるか?
サイレントベビー、笑わない・泣かない・目を合わせない
感情を出さない子どもになる可能性があるという。
言葉の遅れも出る。なぜか?
テレビとは会話にならないからだ。一方的だからだ。
前頭葉が回復するためには、テレビ時間は10分まで。
3歳までなら、なんとか気づいてすぐやめれば
回復の可能性もあるらしい。

メディアの利用について、ここから自分の考えになるが
(いや、帰ってから旦那と話をして深まった部分だから
旦那の考えも含まれるが(笑))
テレビを完全に見なくすることは無理だし、
テレビを見る『程度』によるんじゃないかと。
ママも一緒にテレビを見て、子どもに話しかけて
一緒に踊ったり歌ったりすれば、良い教材にもなる。

うちも上の子には1歳頃までは見せないよう気をつけたが
下の子はほとんど気にしなかった(笑)
わざわざスマホで見せたり、
ビデオを使って見せるまではしていないが
朝・夕のEテレ『お母さんといっしょ』は本人も見たいし、
見ててくれると私も家事ができて助かった部分もある。
でも上の子も下の子も感情豊かだと思う。
ふたりとも、話し始めるのが早かったが
これは絵本の読み聞かせのおかげかもしれない。

最後に…

絵本の読み聞かせは、親子の触れ合いや
コミュニケーションにもなるし、先生のオススメ
絵本を題材にして『お絵かき』するのもやってみたい。
絵本の登場人物になりきった『ごっこ遊び』も
講座でやってみたが面白かった。
講座ではパパにお勧めの絵本も紹介していた。

 

だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん

 
どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)

 

 うちでは寝る前に2~3冊絵本を読むようにしている。
私も読むが、パパも読む。
パパの帰りが夜9時頃なので、帰ったばかりで
寝る直前の子どもたちを膝に抱っこして
子どものリクエストの絵本を読む。
平日に子どもとの触れ合いが少ないパパにとっては
至福の時だろう、私はその様子をニヤけてみている(笑)
絵本は今後も読み続けていきたい。

妊婦とインフルエンザと…学校 ~追記アリ~

妊婦がインフルエンザになっちゃった

妊娠中は免疫が落ちるといわれている。
私(妊娠6ヶ月位?)も、しょっちゅう風邪を引く。
そもそも免疫は体内に侵入した異物(バイキンマン)を
攻撃して、自分の体を守る仕組み。

高校生物では生まれつき持っている『自然免疫』と
生まれた後に身につく『適応(獲得)免疫』があると学ぶ。
体は、乾いた皮膚やのどの粘液など、異物が入らないように
できているが、それでも異物が侵入してしまった場合に、
『自然免疫』としてマクロファージなどの食細胞が
異物を食べる。(警察のように常に守ってくれる。)

食細胞の手に負えないウイルスなどの小さな異物は
『適応免疫』として細胞性免疫と体液性免疫が発動する。
適応免疫は軍隊のイメージ。出動命令が必要だ。
細胞性免疫はキラーT細胞の直接攻撃、
体液性免疫はB細胞の作った抗体による爆弾攻撃。
免疫について詳しくは、漫画・アニメ『はたらく細胞』が
分かりやすくてオススメだ(笑)

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

はたらく細胞(1) (シリウスKC)

 

 さて、妊婦の免疫が低下する理由はいくつかあるらしい。
・お腹の赤ちゃんを異物として攻撃しないようにするため。
 (=赤ちゃんをママの免疫から守るため。)
・妊娠に伴うホルモンバランスの変化
・細胞性免疫の低下
・ストレス
一番厄介なのは、細胞性免疫の低下=軍隊が弱っている。
ウイルスに対抗する軍隊が弱いと、
重症化する恐れがあるといわれている。
だから、妊婦さんはインフルエンザの予防接種を
受けるように産婦人科で促されることが多い。

私も、家族みんなで予防接種を受けた。
大人1回5000円を1回、子どもは1回4000円を2回。
 予防接種の費用は結構かかる。
毎年受けない人も多いだろう。
教員の先生方でも、実は受けていないという人が多い。

さて、予防接種を受けていてもインフルエンザに罹った!
家族では私だけ…。旦那も子どもたちも全く元気だ。
妊婦でもインフルエンザの薬を処方してもらえた!
イナビルの吸入型(口から吸入する)お薬だ。初めて使う。
1回だけの服用で、イナビルを大人は1回に2本吸入する。
説明書を読みながら挑戦してみた。
ちょっとむせつつ(笑)どうにか吸入できた。
初日は39度の熱が出たが、翌日にはすっかり下がっていた。
予防接種のおかげか…、薬のおかげか…。
妊婦の免疫の低さを感じた次第だ。。。

学校現場とインフルエンザ

インフルエンザで予定外の休みをいただいた。
病院で検査した翌日は『豚の眼球の解剖』予定だったが…
仕方ない。既に注文して、届いていた目玉は
準備室の冷蔵庫で暫くねんねしてもらうことにした。
復帰した日に、まとめて4時間解剖実験をした(笑)

復帰して分かったことだが、学校でも流行っていた模様。
40人中、11人が休みで学級閉鎖になったクラスもあった。
生徒は、インフルエンザにかかると必ず学校へ連絡し、
出席停止扱いになる。学校保健安全法により、
登校再開は、インフルにかかった日を0日として、
5日を経過して、かつ、熱が下がって
2日経っていなければならない。
すぐに熱が下がっても5日(初日を0日として)は
来られない。この初日を0日とする考えが分かりずらい。
最低でも発熱から6日は来られないということ。

病院で聞いたところ、本来は子どもは熱が下がってから
3日は感染力があるらしく、解熱後3日たてば良いという。
しかしインフルエンザの流行を抑えられず
(家庭の知識も今ほどなかったこともあり、
解熱してすぐ登校していた子どももいるらしく)
結局6日休みを取らされるようになったのだろう。
大人の場合は、解熱後2日で感染力が落ちると聞いた。

さて、教員がインフルエンザにかかった場合は、
どうかというと、勤労者の出勤に関して法的な規制はない。
「発症前日~発症後3から7日は鼻やのどから排出されると
言われていることもあり(厚生労働省より)、
学校保健安全法の出席停止期間を参考にして、
医師の指示を確認して出勤を判断する」としている。
つまりは教員は、自粛だけだ。
それでも解熱後2日は経っていなければならないだろう。
私は解熱後3日経って、月曜日から出勤した。

学校の保健だよりでは、次のことを促している。
・何かいつもと違う(のどの痛み・寒気・だるい等)ときは
 体温を測定して37.5℃以上の場合は無理せず休むこと。
・自らマスクをすること。(学校ではマスクをくれない!)
・手洗い・うがいをすること。
・体育のあと、汗をかいたら着替えたりして体を冷やさない。
・こまめに教室の換気!(1時間ごとに3分換気してほしい)

インフルエンザは急に発熱して、鼻水・咳は後からくる。
インフルエンザの危険性は、気管支炎や肺炎を併発しやすく、
重症化すると脳炎心不全を起こす可能性もあること。
実際、今年はインフルによる脳炎で亡くなった方も出た。
高熱が出なくても、インフルエンザという場合もあるので
病院に行って検査を受けることが大事になってくる。

最後に…

インフルエンザがこんなにも流行っているのだから
重症化して死者も少なからず出ているし、
インフルエンザの予防接種を、どうにか…
保険適応か、国・自治体からの補助金か何かで、
多くの人が受けられるようにしてほしいと切実に願う。
中学3年生や、高齢者には補助金が出ているが
一部の人が予防接種を受けるだけでは
インフルエンザの『流行』は抑えられない。

乳幼児期の予防接種(4種混合など)のように、
用紙を配布して、毎年だれでも安く受けられればと思う。
予防接種をしててもかかる場合もあるし、
予防接種のワクチンとは別の型のウイルスの場合は
大流行する可能性も考えられるが、それでも
『毎年』の流行は多少抑えられると思う。

ウチの下の子は、この予防接種をすご~く嫌がる。
だましだまし車に乗せ、どうにかこうにか接種する。
痛みを分かっている子どもに予防接種を受けさせるのは
けっこう親が大変である(汗)…どこの家庭でもそうだろう。
でも子どもがインフルエンザから脳炎になりやすいという
ニュースを聞いてしまったので
またどうにか今年も受けさせようかな~と思う。。。

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中学3年生のインフルエンザ予防接種について、
私は補助がでると思っていたが
どうやら勘違いしていたようである。
別の記事を書くにあたって調べていたが
町のHPには載っていなかった!

大変申し訳ありませんでした。   H31年2月10日追記

滑川町子育て支援に関するアンケートの話

滑川町子育て支援に関するアンケート

 滑川町の広報『なめがわ』に載っていたとおり
子育て世帯の住民に、アンケート調査が行われている。
正式には、『滑川町子ども・子育て支援事業に係る
ニーズ調査』というらしい。封筒に書いてあった。
回答者は特定の人ではなく、任意で選ばれる。
ウチの下の子3歳にもアンケート用紙が届いた。
上の子(もうすぐ5歳)には来なかった!

アンケートの初めに趣旨が書いてある。
2020年度~2024年度までを計画期間とする
『第2期滑川町子ども・子育て支援事業計画』を
つくるために行われるという。
できるだけ多くの方の意見を聞いて
この事業計画に反映するそうだ。
無記名で、統計的に処理されるとのこと。

さて、実際にアンケートに答えてみた。
もっとポンポン答えられるような簡単なものかと
思っていたが、これがなかなか大変だ。
業者を通して行っているのだろうと思われる、
分厚い14ページにわたるアンケートだ。
これも町の税金なんだな~とつい感じてしまった(笑)

1つしか選べないもの、すべて選ぶもの、
これを選んだ人はこっち、次はこっち、
ママについて答えてパパについて答えて…と
できるだけ正確に書くように努力した。
思っていたよりも時間がかかった。

最終ページの『自由にご記入ください』の欄には
子育てについてのありったけの思いを書いてみた。
・南部小学校建設について
・小学校の登下校の安全性について
子育て支援センターを増やしてほしい
子育て支援センターを利用しやすくして…など。
自分が記入した回答を、旦那にも見せてみた。
「まぁいいんじゃない?」の一言だけ。
こっちは時間をかけて、
エネルギー使って書いたんですが…(涙)

このアンケートから考えられること

 滑川町子ども・子育て支援事業について
このアンケートを受けてみて思ったことを書いてみる。
ただの、一般人の、私見で失礼します(笑)

①南部小学校および、小学校の登下校について

アンケートの最初の趣旨説明のページで
「アンケートにご協力ください」と述べているのは
吉田町長である。つまり吉田町長の政策の1つとして
『第2期滑川町子ども・子育て支援事業』を
行うのだと思われる。そうすると……吉田町長が、
町長選挙のときに掲げた公約はどうなるのか?

選挙公約で「南部小学校作りますよ」と言っていたが、
このアンケートでは
南部小学校については一切触れておらず、
町民が小学校建設について意見の出しようがない。
(それでも最後の記述欄に強引に書いてみたが!)

このアンケートは、2024年度までの計画なので
2024年までは小学校建設について動くつもりがないのか?
やっぱり選挙で子育て世帯の票を取るためだけに言った、
戯れ言だったのか…???

このアンケートは
小学校の登下校についても一切触れていない。
登下校を不安に思う保護者はいるはずなのに…。
登下校についても住民の意見が書けなかった。

だが、小学校の登下校問題は、教育委員会のもと
各小学校で保護者アンケートをしている可能性がある。
私の子どもはまだ小学校に行っていないため、
実際にアンケートをしているかどうかも不明である。
(小学生ママ様、実際のところいかがでしょうか?)
小学校でアンケートが行われたとしたら、
今後の登下校での安全対策に期待したい。
アンケートをしても変わらない可能性も充分あるが。

②学童が増える可能性がある…かも?

児童の放課後預かりについてはたくさん質問があった。
具体的に学童を利用したい時間帯や曜日も記入できる。
(宛名の子どもについてのみ記入するため、5歳以上の
上の子についての学童質問への記入はできなかった。)
アンケートの結果次第ではあるが、
学童が増える可能性は期待できるかもしれない。
吉田町長も選挙の際に「学童増やしますよ」と言っていた。
ただし計画が2020年~2024年なのですぐは無理だろう。
以前、役場で、学童を増やすお金はないと言われたので
せいぜい増設するくらいかとも思われる。

③滑川幼稚園の『預かり保育』が、でき…厳しいかも?

幼稚園に通っている子どもについての記入欄もあった。
以前、役場では、滑川幼稚園の預かり保育も検討中…と
言っていたのだが、アンケートの質問では
『定期的』な預かり保育についての欄が少なかった。。。

『現在の利用状況に関わらず、平日の教育・保育事業として
定期的に利用したいものをすべて選べ』という問いはあった。
その選択肢の1つに幼稚園の預かり保育があった。
幼稚園を強く希望するかどうか(預かり保育も含む)という
質問もあったが、それくらいである。
今は滑川幼稚園では預かり保育をしていないので
もっと具体的に書ければ可能性があったのではないかなと思う。

他に、アンケートでは、
土日・長期休業中の預け先について・病児保育について等の
質問がたくさん出ていた。
が、これらは優先順位が低いようにも思われる。
まずは平日安心して預けられる場所を確保することが大事だ。
滑川幼稚園の預かり保育ができるようになれば、
幼稚園の途中から、保育園に転園する子どもも減るだろうし
保育園の待機児童の問題も減ると思われるので
まずは滑川幼稚園の預かり保育の検討を
先にしていただきたいと感じる。

④中学生への支援はないのか?

アンケートの対象は、未就学児~小学生の保護者が
中心のように感じられた。
中学生以上はこの対象ではないのか?
中学生の学習支援について、町はどう考えているのか?

以前、役場に問い合わせたときには、
経済的に困難を抱えている家庭への塾費用の補助は多少
出ているという。(週1回塾に通える程度の費用?)
でもその補助をもらえないラインの収入で、
経済的に困っている家庭への支援はなにもないという。

本来なら学校に行っていれば、勉強はできる。
自分で勉強する気があれば、どうにかなるものだ。
しかし現状として塾に行く子がほとんどだ。
進学校を目指している子も、そうでない子も誰でも行く。
学校の先生の進学指導よりも、
塾の先生の進学指導を重視する保護者の方も多い。
自力で勉強するならば、
自分で北辰テストも受けなければならない。

塾からあれやれこれやれと言われて初めて勉強する。
そのため高校生になってから
勉強の仕方がわからない生徒が非常に多い。
高校でも継続して塾に行く子は、少ないからだ。
進学校では、必要に応じて予備校に通う生徒もいる。
が、その費用はばかにならない。

『自分で勉強する場所』と自分で勉強できるように
必要に応じて『支援してくれる先生』がいれば、
子どもは『自分で』勉強していけると考えている。
やはり、無料学習支援室の必要性を感じる…。

最後に…

このアンケートは行政に住民(子育て世帯)の意見が
伝えられる良い機会である。
住民の声が反映されるかどうかは分からないが、
町の税金が使われているし、もったいないので!
もしアンケートが届いていたら
2月8日(金)までに、記入して投函してくださいませ。
役場の人間ではないけど(笑)、ご協力よろしくお願いします。

あと、役場の方へ。(万が一、このブログを見てたら(汗))
もし可能ならば、この結果を
HPかどこかで公表してくれないかな~なんて
思ったり…なんかして…ます。
実施できるかどうかは、置いておいて、
滑川町の皆様がどう考えているのか
私も興味があるからです(汗)
行政にできない場合、自分でも活動しますので。
もし、できたら…結果の公表よろしくお願いいたします!

今こそ憲法を学ぶ② ~子どもたちの未来を守るために

子どもと憲法の話

前回の記事『今こそ憲法を学ぶ①』で、
憲法と現政権との関係性についてをまとめた。
今回は、子どもと憲法について考えたいと思う。

子どもと憲法と言えば第26条『教育を受ける権利』が
一番に思いつく。
そして義務教育はこれを無償とすると憲法に書いてある。
本当に義務教育は無償なのか?
小学校によっても異なるが、毎月数千円程度徴収される。
滑川町給食費はないが、通常は給食費やらPTA費やら
なんだかんだとお金がかかる。

最高裁は「問題ない」との判断を下したという。
授業料だけが無償で、他の費用は徴収してかまわないと。
憲法は「これを無償とする」としか言っていないのに。
無償の範囲が『授業料』とは限定していないのに…。

安倍政権は、憲法改正の1つとして『高校の無償化』を
挙げていると憲法カフェで学んだ。憲法では、
義務教育=『小中学校のみ』とは限定していない。
小中学校のみに限定しているのは、憲法より格下の、
法律だという。…ということは、高校も含めて、
憲法』を改正しなくても、無償化できるわけである。
だって憲法教育の無償の範囲を限定していないから!
憲法ではなく、その下の『法律』を変えれば終わりだ。

それでも安倍政権は高校無償化という名目で、
憲法を変更すると言っているらしい。
国民は憲法を見ないし、知らないから。
今後も憲法なんて見ないだろうし、学ばないだろうから。

安倍政権は国民をバカにしている!
確かに、私も、初めは憲法なんて興味なかったが
憲法のことを知ってしまったからには、我慢できない。
憲法を現状維持したまま、高校無償化しろ」と叫びたい。

子どもと貧困

毎月だけでなく、小学校入学時にもお金はかかる。
ランドセル・制服やジャージで10万円近くする。
貧困世帯には修学旅行の補助費が出ることもあるらしい。
でも林間学校は100%家庭の負担になるという。
「お金が払えないから自分だけ参加できない」…など
実際にある話である。これでみんなが平等と言えるか?

以前『子どもの貧困をなくすために…』でも考察したが
子どもの7人に1人は貧困であるといわれている。
OECD加盟国(経済協力開発機構)の35か国で比べると、
ひとり親の就労率は一番高い(85%以上が働いている)のに
相対的貧困率も、一番高い(ひとり親の半数以上が貧困)!
これは正規雇用よりも非正規雇用が多いことが
理由として挙げられている。
ひとり親の労働収入だけでなく、
国からの援助がもっと必要であると思う。

さて、憲法カフェでは、高等教育(大学進学)に関する
具体的な数値を紹介された。
大学進学率は、2018年過去最高の57.9%。
奨学金は2人に1人が借りている。
奨学金の総額は平均313万円、返済期間は平均14年。
大卒でも、正規雇用につけるかどうかわからない時代。
大卒の4割が非正規雇用になるらしい。
奨学金自己破産は、過去5年間で、のべ1万5千人。

ここからは自分の意見になるが、
大学を出たばかりの20歳前半の人が、
奨学金という300万円の借金を背負って生活する怖さ。
奨学金で自己破産すれば、実家にも顔向けできず…
奨学金があるから、結婚したくてもできず…
奨学金で徴収されて残ったお金でぎりぎりの生活…。
夢を抱いて大学に行ったはずなのに…。

経済的に余裕がなくても、大学進学を勧めてしまう
高校教員・進路指導の側にもある意味では問題がある。
生徒の大学合格=高校の進路実績にもなるから、
大学進学を勧めているところもあるのではないかと思う。
しかし、実際の進路指導の場において、
生徒の経済的な事情は、特に聞きにくい問題でもある。
最終的に、受験させるかさせないかは、家庭の判断だ。

大学入試にはお金はかかる。受験料1校で、3万円程度。
普通の高校の進路指導では、第一希望だけ(1校だけ)
受けさせるというわけには、いかないだろう。
多くの生徒が受ける『センター試験』にもお金がかかる。
『センター利用の大学入試』でも各大学で受験料がかかる。
あまり人気ではない大学は「併願入試で受けてもらって
(滑り止めとして受験して)、入学しなくても良いから
受験料は頂戴ね」とでも言っているようにさえ感じる。
大学側だって、運営していくには多大な費用がかかる。

色々な問題点を考えてみたが、一番の問題は『国』だ。
憲法カフェで示された情報を書いてみると、
OECD加盟国中、2015年の『GDP(国内総生産)のうち』、
小学校~大学までの教育機関に対する公的支出『割合』は
34か国中、34位だという。
お金はあるのに、教育には使わない国だと言っている。
2008年~2013年まで6年連続、日本の高等教育(大学)への
公的支出は、最下位。2014年はビリ2。
フィンランドの3分の1しか、日本はお金を出していない。

しかも大学の授業料は、上がっているという!
国民の教育費は苦しいうえに、もっと首を絞められている。
大学に進学しても4割しか正社員になれない社会。
それでも大学に行こうと子どもたちが思うのは
大学に進学しないと良い企業に就職できないと考えるからだ。

教育への公的支出は減っているのに、
その分は、どこに増えているのかというと『軍事費』だという。
国民のだれもが、貧困しないようにと憲法は定めているのに。
戦争しないように、その分、教育費や福祉費にお金をかけろと
憲法は定めているのに、憲法を無視して
教育費や福祉費(生活保護費)を削って、『軍隊』を強くする。
貧困が出ても、国民が困っても、安倍総理は落選しないから。
安倍総理は、憲法も、国民もどうでもよいのだ。
このままでは、本当に戦争に向かってしまう。子どもが危ない。

子ども食堂と、貧困について考える

 憲法カフェで講演してくださった弁護士の竪さんには
頭が下がる思いでいっぱいだ。
時間の都合上、割愛された部分について、講演会終了後に
個人的に質問したが丁寧に答えてくださった。本当に感謝だ。
竪さんは女性・子どもの貧困問題を扱うことも多いという。

竪さんが言うには「子どもの貧困対策・教育支援は、
経済対策として必要だ」と。
子どもへの経済的・教育的支援を行うことで
回りまわって『日本の国力のため』になるという。
その理由は、このまま子どもの貧困・教育不足が進むと
労働力の低下&消費者の減少→働けないので福祉費が増える。
さらに治安が悪化する可能性もあるという。
この悪循環を止めることが、最終的に国のためになるらしい。

そういう考えもあるのか…と思った。新しい発見のようだ。
子ども食堂についても竪さんの意見を聞いてみた。
母子世帯は、日々の食料などの物的支援・経済的支援を
求めているという。子ども食堂をやるなら
できれば、毎日、子ども食堂を行うことが理想だと。

なるほど。それも分からなくはない…。
でも、私が子ども食堂をやりたいのは
困っている『子ども』に、『環境』を与えたいからだ。
子どもを見る大人の目が親以外にも必要だと思うからだ。
子ども食堂でたくさんの人に会って、
色々な話を聞いて、話して、色々な価値観に触れて、
自分がちゃんと受け入れられているという経験をして
健康で、文化的に成長してほしいと願うからだ。
物的・経済的支援は、国や自治体の役目だろうと思う!

経済的な問題で、親も苦しい。子どもも苦しい。
義務教育ですら、公的補助が足りていない。
憲法改正には850億円かかるらしい。
今の憲法で十分なのに、無駄な改正なんてしないで、
それを早々に教育費に回してほしい。安倍政権には
子どもが『将来の日本』をつくるのだと気付いてほしい。

終わりに…

どうかたくさんの方に、憲法について学んでほしい。
子どもたちの未来を守るために!
憲法カフェが開催されていれば、せび参加してほしい。
私が理解した範囲の、拙い報告ではなく、
法に携わる弁護士の先生の、生の言葉が聞ける! 

他に『檻の中のライオン』という本もおすすめだ。

檻の中のライオン

檻の中のライオン

 

滑川町周辺の方へ、憲法カフェでもらった予告チラシを
さくっと簡単に紹介する。
『檻の中のライオン』の著者による講演会が、3月に
『古民家ギャラリーかぐや』で行われるという。

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『檻の中のライオン』講演会

H31年3月31日(日)古民家ギャラリーかぐや
講演15:00~17:30、交流会18:00~19:30で行われる。
費用は予約800円、当日1000円。
予約は直接、古民家ギャラリーかぐやさんまで。↓

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