教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの!勝手に!滑川町改造計画

教員ママの野望と活動と子育ての記録。

埼玉県子育て支援研修~基本研修~

埼玉県子育て支援研修

以前の記事に、子育て支援研修に申し込んだことを載せたが、
今回は子育て支援研修『基本研修』を終えて思うことを書きたい。

埼玉県の子育て支援研修は、株式会社ポピンズに委託されており
埼玉県HP→ポピンズに直接申し込む。
子育て支援研修の種類は、大きく4つ。…の後は研修の対象である。
・放課後児童コース… 放課後児童クラブ(補助員)
・社会的養護コース…乳児院児童養護施設等(補助的職員)
・地域保育コース…小規模保育事業(保育従事者)
         家庭的保育事業(家庭的保育補助者)
         事業所内保育事業(保育従事者)
         一時預かり事業(保育従事者)
         ファミリーサポートセンター事業(提供会員)
・地域子育て支援コース…利用者支援事業・基本型(専任職員)
            利用者支援事業・特定型(専任職員)
            地域子育て支援拠点事業(専任職員)

このうちの、放課後児童コースに申し込んだ。
放課後児童コースには、『基本研修』と『専門研修』がある。
なお『基本研修』は、他の子育て支援研修の方も一緒に受ける。

基本研修について

基本研修は、今回は所沢市民文化センターミューズで行われた。
ざっと見た感じでは200人くらい居たかと思う。男性は1割程度。
基本研修初日、8月29日
・子ども・子育て家庭の現状
・子ども家庭福祉
児童虐待と社会的養護
・子どもの障害
・修了確認テスト

基本研修二日目、9月17日
・子どもの発達
・保育の原理
・対人援助の価値と倫理
・総合演習(グループワーク)
・修了確認テスト

25ページ程度の冊子が毎回配られ、先生の講義が中心である。
先生は、某短大の講師で、以前は保育士としてはたらいていた男性。
ご自身の経験談や子どもへの対応の例などを交えて話してくれた。
内容は、大学の教育学部で学んだようなこと(発達など)から、
最近の子どもについての話、児童憲章など法律の話など
広く浅く学ぶ。具体的な子どもの話としては乳幼児が中心である。
様々な子育て支援員が一緒に受けるので
児童の話が聞きたかったが、まぁそうだよねと思う。

面白かったのは二日目のグループワーク。
同じグループには、保育士の補助員さん、子育てを終えた主婦の方、
療育園の社会福祉士の主任さんがいた。
保育補助員さんの話で興味深かったのが
「子どもがケガをして保育園に来るときは一言教えてほしい」との
こと。頭を打っていた場合は、症状が遅れてくることもあるし、
虐待かと疑ってしまうようなケガのケースもあるという。

また、療育園の方の話も考えさせられてしまうような内容だった。
療育園は、保育園や幼稚園を断られた、特別な支援を必要とする
小さな子どもから、昼間は特別支援学校へ行って勉強して、
そのあと療育園で過ごす高校生まで、幅広い子どもの支援を行う。
言葉でのコミュニケーションが取れない子どもの場合は、
体で伝えてくるので、かまれたりすることもあるそうだ。
親が自分の子どもを受け入れられない場合は、
療育園に遅くまで長時間預けたり、
家庭で虐待してしまっているようなケースもあるという。
親に話しても解決しない場合は、児童相談所へ通告する義務がある。

療育園を卒業した子どもは、どうしているのか聞いてみた。
多くの子は作業所B型で働くという。
作業所B型は、雇用契約を結ばずに短時間で働く場所。
障害や病状が重く、長時間労働が難しい人が働くことが多い。
その分、給与は安くなってしまう。
雇用契約を結べるA型で働ける子どもも、たまにいるらしい。
支援を必要とする子どもやその家庭を支えることの難しさを
感じてしまった。

今回、とくに勉強になったこと

受容すること

受容とは「自らの先入観や偏見を排し、利用者のあるがままを
理解すること」だという。
カウンセリングの世界では「無条件の積極的な関心」というらしい。

例えば、保護者からの相談で
「私、最近イラっとすると子どもをたたいてしまうんです」と
言われ、すぐに「それはまずいですね」などと返すと、
それは保護者の相談を無条件で受け入れていないということになる。
人は無意識に良い・悪いを判断しがちだが、
それを捨てて保護者の話を積極的に聴く。

例えば「それはどういう時ですか?」
「夜?朝?ご飯の時ですか?」「いつからですか?」など
質問していると、相手からの情報が出てくる。
「夫が2か月前から出張で、朝忙しくて…」などの
背景を知ることができる。すると
「おひとりで大変だったんですね」「一緒に考えましょう」
などの共感をしながら保護者の話を理解できるという。

自己決定すること

「利用者が自分にかかわることを自分自身で決める」こと。
認知行動療法に使われる『ソクラテス的問答』を行うらしい。
これは「起こった出来事が問題ではない、その出来事を
どう認知するかが問題だ」という考え方だという。

例えば「朝、会社の同僚に挨拶したが、返事して貰えなかった」
という場合を考えてみると、
「Aさんは今、忙しいのかな」と思う人と
「私、Aさんに嫌われているのかな」と思う人で認知に差が出る。
後者の場合は、考えすぎて悩んでしまうケースもあるという。

この出来事に関して、質問をしてみる。
「それってよくあることなの?」「今日だけ?」
「Aさんとはよく話をするの?」「Aさんはそのとき何かしてた?」
など、相手から情報・状況を聴き、相手の気持ちを整理していく。
そして「じゃあ今度、同じような場面ではどうしたらいいかな?」と
最終的には、相手の自己決定へとつなげていくことが大切だそうだ。

これらは、大人だけでなく、4~5才からでも可能だそうで、
児童期や思春期を迎える子どもの対応でも必要なことだと思う。
大変勉強になった。

最後に…

10月には、放課後児童コースの『専門研修』がある。
仕事をしながらなので、なかなか休みが取りづらいが
今後の子どもたちのためにも頑張りたい。
また、研修を終えたらブログに記したいと思う。

NPO滑川町子育て隊(仮)については
まだ人が集まっていない状態である。
地域で子育てをする重要性については、
知り合いの滑川町民生委員の方にも相談している。
子どもの住みやすい滑川町にしていくためのNPO
興味のある人はご連絡ください。

namegawa-kosodate.hatenablog.com

お話し会にテレビ取材が来た!?

ケーブルテレビがやってきた

滑川図書館のお話し会は、
毎月第2、第3水曜の11時~の乳幼児対象のものと、
毎月第3土曜日の11時~幼稚園年少以上が対象のものがある。
私がボランティアで参加させてもらっているのは
土曜日の方の『おはなしサークル プーさん』である。

本日、9月15日(土)のお話し会に、ケーブルテレビ東松山さんが
取材に来た。職員さんによると11日に取材の電話がきたそうで
翌日12日と15日の両方を取材させてもらいたいとのこと。
12日はボランティアさんたちに取材の確認がとれずお断りし、
本日15日の取材となったそうだ。

取材は、図書館職員さんの手遊びの様子や、ボランティアさんの
読み聞かせをしている様子などをカメラで撮影するというもの。
他に、図書館でお話し会を実施する目的、
『おはなしサークル プーさん』の歴史などを振り返った。

サークル プーさんは、2003年お話し会をスタートし、
2004年にブックスタート事業を開始。
2007年からはブックスタートの絵本プレゼントに協力している。
現在まで15年間、滑川町の子どものために活動している。

ケーブルテレビでのお話し会の様子は、次の日程で放送される。
H30年9月18日(火)9:00・12:00・17:00・21:00
どの時間も同じ内容が放送されるようだ。

ブックスタート事業

滑川町ブックスタートは、乳児4か月検診(保健センター)に
合わせて実施されるという。私は滑川町で出産してないので、
滑川町ブックスタート事業を経験していないが、
今まで住んだことのある、ふじみ野市でも富士見市でも
だいたい10か月検診のときにブックスタートととして
絵本をプレゼントしてもらえた。
ふじみ野市富士見市は絵本を選べた。)
そのときのブックスタートでは、読み聞かせのメリット、
子どもにとって絵本が心の成長にとても良いこと、
親子のスキンシップにもなることなどを学んだ覚えがある。
このとき図書館お話し会についても聞いたりした。

滑川町の読み聞かせのボランティアをして、初めて知ったことだが、
このブックスタートは本をプレゼントすることだけが目的ではなく
実は「図書館は、小さなお子さん連れで来ても大丈夫ですよ」と
気軽に図書館を利用してほしいという職員さんの思いもあった。
お話し会を通して、絵本に親しむだけでなく
ママ同士、またママと図書館職員の交流する機会にもなればと
お話し会担当職員さんが言っていた。
私が自分の本を探している間、その職員さんが子どもたちと
遊びながら待っててくれたりすることもあった。
図書館はママと子どもの居場所の1つになりうると思う。

おわりに…

絵本は本当に面白い。昔からある絵本は懐かしく、深く、
最近の絵本もよく工夫されていて大人もなかなか楽しめる。
私がお話し会に参加する理由は、
自分では選ばない絵本に触れることができるからである。
色々な種類の本を選ぼうと思っていても、自分で選ぶと偏りが出る。
自分では選ばない本を、読み聞かせでは聞くことができるので
“子どもたちの世界を広げることができる”と考えている。

よかったら一緒にお話し会で読み聞かせしませんか。
読み聞かせをするボランティア側のメリットは、
「子どもたちから元気をもらえる」ことだそうですよ。
(先輩ボランティアさん談)

図書館ボランティアに興味のある人はこちらへどうぞ。
また、絵本の読み聞かせのメリットは、こちらをご覧ください。

公立の幼稚園『滑川幼稚園』

滑川幼稚園ってどんなとこ?

もうすぐ、幼稚園の願書提出の時期。
今回は、公立の滑川幼稚園について紹介したい。
ウチの上の子が年少の1年間だけお世話になった幼稚園である。
(その後、私の育休修了で、保育園に転園してしまったが…)

滑川幼稚園は、宮前小学校の隣側、
宮前小学校の体育館やプールの横になる。
駐車場は、幼稚園の中に少しと、目の前、あと下った砂利の部分。
砂利部分は宮前小学校とも共有になっているようである。
園舎はちょっと…古っ…ごにょごにょ。

人数は各学年定員100人。
だが、最近は定員いっぱいになることは少ない。
80人以上で4クラス、80人未満だと3クラスになってしまうらしい。
(先輩ママからの情報)
1クラス20人程度で、年少さんは担任と副担任の先生2人体制。
年中さんからは担任の先生1人でやっていくようだ。

給食については、年中さんと年長さんは出る。
年少さんは毎日お弁当。これがキツカッタ…。
初めはなかなか全部食べられなくて、
先生からのお手紙や電話でちょこちょこ指導を受けた。
水筒は、先生からのお手紙で「もってきていいよ」と
言われたらもっていく。年少さんは6月位からだったかと思う。

行事は色々あるが、思い出に残っていることを挙げてみる。
年少さんは森林公園の親子遠足、お芋ほり、
町民グラウンドで行う運動会、だれでも楽しめる秋祭り、
数回の保護者面談(子ども一緒でもOK)、
ダンスと歌のお遊戯会、親も一緒のお誕生日会など…。
年少のうちの子どもが日々の中で楽しそうだったのは、
春はお砂場、夏はプール、秋は裏山でのどんぐり拾い、
冬は『アナと雪の女王ごっこ』が記憶に残っている。
園庭を裸足で走り回れたことも良かった。

滑川幼稚園の良いところ

保育料が安い

保育料が安い。親の年収にもよるが月10,000円程度。
バス代込み。給食費はもともと町から補助が出て無料である。
兄弟がいると割引が効いて、3人目の場合は無料だったはず…。
私立にはなかなかできない安さである。

地域の多くの子どもが通う

滑川町に住む子どもの多くは滑川幼稚園に通う。
他に、私立の幼稚園(東松山)、各保育園などに行く子もいる。
保育園の入園希望者がどんどん増えている状況ではあるが、
それでも多くの子どもが通うので、小学校に入ってからも
知っている子が多いということになる。
特に同じバスに乗る子どもは、確実に自宅近所の子どもたち。
小学校も同じ登校班になる場合もあるのではないかと思う。
仲の良かったお友達と小学校は別になっても
中学校で再会できるケースもあると思う。

一番の遊び場・裏山

実は私が滑川幼稚園で一番いいなと思えたのは『裏山』である。
園舎の裏に位置し、表からはあまり見えないが、
『裏山』は急な坂になっていて、たくさんの木々があり、
落ち葉や、どんぐりなどが落ちていて、
ロープのブランコや、木の遊具があって、
イメージ通りの『裏山』である。子どもも大人も楽しめる。
自然の中で遊べることは非常に子どもの成長にも良い。
ここはぜひ今後も続けていただきたい場所である。

滑川幼稚園の募集時期

ウチの子が入園するとき、実は困ったことになっていた。
まだ、ふじみ野市に住んでいたころ。
滑川幼稚園に入園したいと思っていたが、
幼稚園のHPにも、町のHPにも、
ネットにはどこにも入園時期や願書の提出方法が見つからない。
困りはてて、直接、幼稚園に電話をしてみた。
願書は滑川幼稚園で配布しており、その場で書いてもらうとか
その時見学もする人が多いとか色々教わったが、加えて驚愕の事実。
滑川町に住む場所は決まっていたが、まだ引っ越す前で、
滑川幼稚園は住民票が滑川町になっていないと
願書の申し込みができないとのこと。

入園できない可能性が心配になってさらにいろいろ聞いてみた。
定員100人だが、実は最近は満員になることは少なく、
だいたい1月頃に、二次募集を行っているとのこと。
その時に、住民票がこっちにあれば大丈夫だという。
そして、無事、二次募集で入園することができた。

さて、今年の情報を載せておきたいと思う。
滑川幼稚園の体験入園や、願書提出期間、二次募集などは
『広報なめがわ』にその都度、載っている。
町のHPに掲載されていることは、今年は確認できた。

《H31年度滑川幼稚園新入園児募集》
募集対象は、3歳児(100人)、4歳児と5歳児(100人ー在園児の人数)。
願書配布場所は、幼稚園と、バスの停留所。
願書配布開始日は、10月3日(水)で、
願書受付期間は、10月4日(木)~19日(金)の9時~16時。
幼稚園に直接行って、その場で願書を書く場合は、印鑑を忘れずに。

おわりに

滑川幼稚園は子どもが帰ってくる時間が早い。
ウチのケースでは、バスの送迎時間でいうと朝8:30~昼13:30。
延長保育もないので、仕方なく保育園に転園することにした。
常々言っているNPOの『誰でも学童』の野望では、
『幼稚園児の放課後預かり』も行いたいと考えている。
多少学童でもお金がかかるが、転園までしなくても
仲の良い友達とずっと一緒に遊べることができるはずである。

色々書いてきたが、自分の知る限りの、前のことなので、
「ここは今はこうです」など、情報の訂正があれば
コメントや問い合わせフォームで教えていただけると助かります。

今年も、11月4日(日)の滑川幼稚園『秋祭り』に遊びに行きますので
よろしくお願いします。子どもたちも楽しみにしていま~す。

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追記

H31年度の滑川幼稚園二次募集のお知らせで分かったが、
出願時に住所が『滑川町』になくても、
転居予定がある場合は出願できるようである。
詳しくは、滑川幼稚園までお問い合わせくださいませ。
              (H31年2月10日)

滑川町町長選挙結果

選挙ラストスパートの様子

選挙最終週は、選挙カーが走り回っていた。
選挙カーがないことが良いことだと感じていただけに
ちょっと残念である。ラストスパートだから仕方ない。
選挙カーでは、町長に立候補した3人以外に、
町会議員補欠選挙に立候補した方々もおり、
住宅地に響く音をよく聞かないとだれの選挙カーだか
分からない状態であった。
町会議員立候補の方々は、最終週からの選挙活動スタートか?
意外とあっさり…で、この選挙活動で議員になれるのか…と
町長選挙とのギャップを感じた。

また各地で最後の出陣式が行われていたようである。
車でコミュニティセンター付近を通ったときに、
たくさんの応援者が集まっているのが見られた。
本当に、選挙の盛り上がりを感じる。

選挙カー以外の戦略として、ハガキ攻撃があった。
この1週間のうちに、4名程度の選挙ハガキが来ていた。
新聞をとっていないので、選挙公報が見られなかったが
このハガキで町会議員立候補者を数人知ることができた。
その後知ったが、選挙公報は実は滑川町のHPから見ることができた。
町のHP【重要なお知らせ】に載っている。

ここから、選挙速報も見られる。投票率は変わらず6割。
現在、このブログの下書きを書いている時間が投票日の21時。
投票率などは確定しているが、開票速報はまだ出ていない。
明朝確認してアップすることにする。

開票速報

さて、お待たせしました、開票速報。(現在選挙翌日の10日朝)
今回、この町長選挙をきっかけに当ブログを訪れた方が
多いようなので、町長選挙の結果を載せておきたいと思う。
昨夜23時には【確定】されていた。

よしだ 昇 4,089票
長谷川 もとお 2,130票
石川 正明 2,441票

ということで、現職が再当選である。やはり現職は強かった。
接戦になっていると聞いていたが、そんなことはなかったようだ。
4期も町長を務めているので、もともとの支援者層が厚いこと、
現実的・具体的な政策を挙げていたことなどが
支持を集めた理由として考えられるが、
現職の子育て政策は現状維持なので、今後4年も現状維持であろう。
南部小学校は期待しないで見守ろうと思う。
(いや、本当は早くに作ってほしいんですよ!!町長!!)

町会議員は次の結果である。

上野 はづき 2,936票
内田 としお 2,858票
吉野 まさひろ 1,786票
小林 肇 424票

上位の3人が当選となると以前の町長町政報告会で聞いたが、
なぜか何人当選かネットを探しても見つからない。
探し方が悪いのか…。
子育て世代代表の上野さんが最も支持を集めた。

最後に

投票率は相変わらず6割で、投票日は夜7時頃(終わる1時間前)まで
町内放送で「まだ選挙に行っていない人は、行きましょう」
「貴重な1票を無駄にしないように」呼びかけていた。

滑川町に住んで初めての町長選挙だったが、
なかなか興味深く選挙に参加することができた。
この熱を選挙だけで終わらせたらもったいない。
5期目となる町政に、今後も注目していきたい。

また、滑川町の情報を探したくてもネットでは
見つからないこともまだ多いので、
もっと何事もオープンにしていただきたいと思う。
もっと知りたい人は、HPのここを見てねなど書いておいてほしい。
若い世代にも、わかりやすく、調べやすいように情報を提供してほしい。
子育て世代・若者は、政治に興味がないわけではない。
『自分のこと・自分の子どものこと』という意識で参加している。
滑川町を担う子どもたちにもっと良い政策があれば…と期待している。

NPOの作り方

川越比企地域振興センター東松山事務所

上記の事務所は、東松山の地方庁舎1階にある。
NPOの申請や相談ができるらしいので、
行ってみた。

プランも協力者もまだ決まっていない状態で
とりあえず、NPOの作り方を先に聞いて来ようと思い
行ってきたのだが、
いくつかこちらからの質問に答えてもらって、
あとは『特定非営利活動法人ガイドブック埼玉県版』を
購入し(540円)、それを読んで
仲間内でいろいろ話し合ってからきてくださいとのこと。

東松山にもNPOが運営する学童があるので、
その時の話などを参考に教えてほしいと言ってみた。
ゼロからNPOを作り学童をスタートさせることは少ないらしく
数名のグループで先に、学童を初めて、
後からNPOにするケースが多いようだ。

学童の施設をつくる補助金なども自分で調べるらしい。
NPO補助金助成金は、各自で調べて申し込み、
高い倍率を勝ち抜かないともらえないそうだ。
そのためには先に実績を作っておく必要があるという。

NPOを作って学童…非常に険しい山だった!

NPOの作り方

特定非営利活動法人ガイドブック埼玉県版』をもとに
紹介する。この本は、ネットでもダウンロードできる。
NPOコバトンびんで検索してもらいたい。

NPOには、理事3人以上・監事1人以上・社員10人以上必要。
社員の10人には、理事・監事も含めてOK。10人いれば作れる!
NPOでいう社員とは、サラリーマンなどの職員や従業員ではなく
『社員総会で表決権をもつ会員のこと』である。
社員は、資格なども必要なく、脱退の場合にも条件はない。
団体の秩序が保たれるのであれば、基本は、だれでもなれる。

『社員総会』は、NPO法人の最高意思決定機関で、
基本的な業務や予算、事業計画などを審議して議決する。
年に1回以上、開催する必要がある。
つまり社員とは、年1回の会議(総会)に参加できる
協力者のことだと考えられる。

NPO設立までの流れは次のとおりである。

①準備会(発起人会)
②設立総会
③申請書類作成
④申請書類提出
…公告・縦覧・審査(約2か月待つ)…
⑤認証(不認証)決定通知
⑥法務局で設立登記申請
⑦登記事項証明書を取得
⑧設立登記完了届出書提出
⑨各種届出(税務・労務等で必要な事業所開始手続き)

この①~③の間に、川越比企地域振興センター東松山事務所に
通って申請がしっかり通るレベルまで話を詰めるそうだ。

NPOをつくるメリット

代表個人の契約から、法人の契約にすることができる。

 預金・不動産の所有・自動車の登録・電話の加入など契約可能。
 企業や行政からの業務委託などが受けやすくなる。
 職員と雇用契約が結べるので、人材の確保に有利。
 損害賠償など、個人の責任から法人の責任になり、
 個人の負担感が軽減される。

社会的信用が得られやすくなる。

 情報公開制度によって社会から信頼を得やすくなる。
 助成金補助金が受けやすくなる。

組織的な活動が可能になる。

 代表者が変わっても、所有権の移転などが不要。
 組織運営を明文化し、より民主的なものにできる。
 事業の継続性を高めることができる!

制約としては、各種報告書の作成や課税といった義務がある。
社員総会を開催して、活動報告・予算・決算を明らかにする。
会計原則に即した会計処理をしなくてはならない。
事業報告書の提出・情報開示の義務・
法人県民税、市町村民税均等割が課税される。

準備会について

当ブログでは以前から、
NPO滑川町子育て隊(仮)』をつくりたいと言っていたが
実際に動き出してみようかと考えている。
社会的な信用を得られたり、補助金が得られること、
職員を雇えるなどのメリットを考えると、NPOで始めたい。
『地域』で協力して子育てしたいという思いからもNPOが良いと思う。

いきなり“誰でも学童事業”は厳しいので、
まずは“子どもの居場所事業(子ども食堂など)”から始めたいと思う。

『①準備会(発起人会)』では、次のことを話し合う。
準備会に先立って、特定非営利活動法人の要件の確認をしておきたい。
【定款(案)】の作成
【設立趣旨書】の作成
【事業計画(案)】の作成
【活動予算(案)】の作成
あと設立代表者を選定する。
事前に私がある程度、書類の下書きを練ってくるので、
その書類をもとに相談できればと考えている。
その後の内容変更は、メール等で確認をしていく予定である。
準備会の後は、②設立総会となる。

…ということで、準備会から参加してくださる方、
NPOの役員(理事・監事)になってくださる方、
役員はできないけど社員ならできそうだという方、
社員も厳しいけどボランティア参加ならできるという方、
どなたでも、ご連絡ください。
直接、私の連絡先を知っている方はラインでもメールでもOK!

私含め、準備会から参加できる方が4人集まった段階で
話し合いを開始したいと思います。
人数が集まらない場合は、ボランティアグループとして
スタートする可能性もあります。
ご協力いただける方は、準備会後でも、いつでも
ご連絡いただければと思います。

よろしくお願いいたします!

ご連絡はこちらのフォームから

選挙公約の真実~滑川町町長選挙・続~

現職町長の『町政報告会』に行ってみた

この土日は勤務先の学校で文化祭があり普通に朝~夕方まで出勤。
帰って急いでご飯をつくって、子どもたちに食べさせた。
寝不足だし疲れているし、頭も痛いし、もう限界…、
今日の町長の町政報告会は、パパに行ってもらおうと思ったら、
パパ「ビール飲んじゃったよ~」というので、私が行くことにした。
目的は、南部小学校について詳しく聞くこと!

H30年9月1日、19:00~21:00まで町民体育館で行われた。
開始直前に着いたので、駐車場はすでにいっぱい。
客層は、吉田町長に投票を決めている年配の方々、約200人。
ほとんどが高齢で60代~80代くらいかと思われる。
30代前後は私含め4、5人…か?あまり見なかった。
軽トラックが多かったので、農家の支持者も多そうだ。

町長は4期、16年間務めており、今回5期目に挑戦することになる。
来賓では長年の付き合いがある、政治家が多く来た。
上田清 埼玉県知事、山口泰明 自民党衆議院議員
森田光一 東松山市長、岩澤勝 嵐山町長、
小久保県会議員…他にもたくさん。
一人一人が吉田町長の応援演説をするので、非常に時間がかかる。
「○○できるのは吉田昇しか居ません」とか言うたびに拍手が起こる。
年配の方の熱気はすさまじかった。「えいえいおー」とかもあった。
私はまだ投票する人を決めていない、質問しに来ただけなので
拍手しないでメモを取っていると、隣の席のおじいちゃんに
冷たい目で見られた(笑)

2時間中、町長が話したのは15分程度。
南部小学校の話は、ほぼないに等しい。
「南部小・中学校の計画を立てたい」というだけにとどまった。
年配者が多い客層から、演説内容を考慮しているとは思うが、
「このままでは質問できない、この2時間を無駄にしたくない!」と
思い、集会が終わってから急いで町長を探して、
町長が色々な人に挨拶をしている中、捕まえて、
質問をすることに成功した!

データで見る滑川町

せっかく2時間も話を聞いてきたのだから、
町長の政策の成果として、来賓の方々から様々なデータが
紹介されていたのでまとめたい。
このデータも、投票の参考になるのではないかと思う。

●埼玉県下(63市町村)では、滑川町立中学校が成績トップ!!
さいたま市の中学校も含めて、一番成績が良いという文科省
データが示された。なお滑川町の小学校は一番ではない。

●人口増加率は、全国(1700市町村)で、12位!
埼玉県下(63市町村)では、2位!
埼玉県は、東京都の次に人口が増えているという。

滑川町の平均年齢、43歳!
高齢者が増えている中、これは若い!

合計特殊出生率は1.7人。埼玉県は1.37人、全国1.44人(H28年)。
合計特殊出生率は一人の女性が出産可能とされる15歳~49歳までに
産む子供の数の平均を示す。
滑川町は3人目の子どもに対して補助金が出ている。

●所得は、埼玉県下(63市町村)で、4位!
平均年齢は若いのに、意外と所得は多いと感じた。

吉田町長の強みは、財政基盤をつくったということ。
給食費の無償化や18歳までの医療費無料は、非常に税金がかかる。
吉田町長は、全国町村会の財務委員をやったり、
町長に就く前に長年の行政経験があることが強みになっている。

吉田町長のやりたいこと

小川・嵐山から滑川町を通って熊谷までのバイパスをつくる。
そしてその道沿いに工場を誘致することで、資金を得る。
これが一番やりたいことのように感じた。

滑川町は2040年までは人口増加が見込めるらしく、
子育て支援給食費無料・18歳までの医療費無料、
第3子以降の子どもに補助金を出すことは続ける。

保育園は計画的につくる。
放課後児童クラブ(学童)はさらに増設を考える。
町民会館をつくりたい。
スポーツ少年団の専用グラウンドをつくりたい。
南部小・中学校の計画を立てたい。
などは、公約の紙に書いてある通りである。

驚いたのは、南部地区の下水道が高いこと。
以前から滑川町は水道料金高いな~と思っていたら
本当に高いということがわかった!
南部地区の下水道料金の引き下げは、
今後、知事と交渉していくとのことである。

選挙公約の真実~南部小学校~

さて、お待たせしました。本題。

集会が終わった後の忙しい町長を捕まえて、
「今日来られないママたちのためにも、質問に答えてほしい」
「もし、町長が当選したら、南部小学校はいつ、できるのか」
などと、南部小学校の質問をぶつけてみた。

町長は、誠実な人だと思う。
こんな主婦の突然の質問にもちゃんと答えてくれる。
町長の答えは、
出生率にもよる。次の任期の、4年ではできない。」
「少なくとも6~7年かかる」という。

私のように、すぐできると思っていた方、ごめんなさい。
町長の支援者(と、町長の奥様)が『訪問営業』して、
「南部小はすぐできますよ。土地があるんだから。」という
言葉に踊らされてしまいました。

町長は真実を言ったと思う。
でも、この町長でも6~7年かかるのだから、
どの人が当選しても、すぐにはできないということだろう。

南部小学校がすぐにできないということは、
南部小に隣接した学童もできないということで、現状維持。
やはり地域で子どもを支える『誰でも学童』の必要性を感じる。
今度は、NPOの作り方を調べたいと思う。

最後に

滑川町投票率は6割。残りの4割は無駄になる。
都合があって、いけない人は期日前投票をしてほしい。
せっかくの権利を無駄にするのは、もったいない。
今後の滑川町を担う、若い人ほど、
積極的に政治に関心をもってほしい。

今回は非常に接戦だという。
一人の1票が結果を左右することもあるかもしれない。
南部小学校も、他の子育て政策も含めて、自分で考え、
投票にいくことが、これからの滑川町を決めていく。

あと、南部小学校を期待している人に、
どうぞこのブログを教えてあげてください。
南部小学校はすぐにはできませんが、
ぜひ9月9日(日)選挙に行きましょう!

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追記;そういえば、今週から選挙カーが通るようになった。
 ラストスパートなので、理解はできるが、
 うるさくなるので、ママとしてはちょっと残念である…。
                 (2018年9月7日)

実は熱い滑川町町長選挙

町長選挙は訪問営業風?

今まで住んだことのあるふじみ野市富士見市、熊谷での選挙と言えば、
選挙カーが、住宅地を毎日大きな音で練り進むというイメージだった。
選挙カーが通ることで寝ている子こどが起こされて
イラっとした方も多いのではないだろうか…。

少なくとも滑川町は今のところ、選挙カーが通らない。
代わりに本人や奥様・応援者が直接自宅にピンポーンとくる。
「こういう公約で進めていきます」という説明を聞いておしまい。
その方々は次にお隣さんをピンポーンと押す。
留守の場合はチラシがポストに入れられるだけである。

何が熱いかというと、立候補者の質問会やら演説会やら応援会やら
各地域のコニュニティーセンターなどで色々開かれていることである。
立候補者だけでなく、応援者・地域の人も意外と熱心である。
今度は埼玉県の上田知事が現職の町長の応援に駆け付けるそうだ。

どの人が町長でも変わらないかと思っていたが…

町長選に立候補している人は(私の知る限り)、3人。
現職の吉田町長と、現在議員の石川さん、同じく議員の長谷川さん。
子育て政策に注目してみれば、どの人も、次のことを挙げる。

給食費無料は財政が大変だけれど続けますよ。
・医療費も大変だけれど続けますよ。
・保育園を増やして、待機児童を0にしますよ。
・学童も増やしますよ。

学童…すぐ増やせるなら、選挙前につくってほしかったわ!
さて、それぞれの子育て・教育政策の特徴を見てみよう。

〇吉田昇さん・現職
 南部小学校の建設計画の推進
 通学ボランティア制度の充実
 スポーツ少年団の専用グラウンド 

〇石川正明さん・議員
 子どもを一人にさせない通学体制
 南部地区に中高一貫校の建設可能性調査
 地域総合スポーツセンターの整備計画
 夏季インターナショナルスクール開校…

〇長谷川元夫さん・議員
 いただいたチラシを処分してしまい、
 ネットで情報を探したが見当たらず…申し訳ない。
 子育て政策に力を入れている人だという記憶はある。

選挙前々日、9月7日の新聞朝刊に候補者の政策や公約などを
掲載した『選挙公報』が折込まれるというので、要確認である。
ただ、うちは新聞取ってないから確認できない…(汗
町の広報にも『選挙公報』を挟んでくれればよいのにと思う。

現職の町長が当選したら、私の野望がなくなる?

現職の町長は『南部小学校』を作るといっている。
この人が言うのだから可能性があると思われる。
実は、町では南部小学校の土地をすでに用意してあり
東上線車庫の南側)、現在は資材置き場として貸している。
そこをどいてもらって小学校を作るという。
今年5歳になる上の子は間に合うか聞いたところ、厳しいらしい(笑
そりゃそうだ、すぐにはできない。
しかし南部小学校ができれば、少なくとも森林公園駅より南に住む、
宮前小に通うには遠すぎる子どもたちは、通学の負担が減る!

住宅ラッシュの南部の子たちはこれでどうにか登下校問題が落ち着くが
福田小や宮前小学校のまだ遠い地区の子たちには今後も対策が必要だ。

また、新しい小学校の近くに学童をつくるとしても
やはり福田小の子どもたちは学童が足りない状況である。
依然として『誰でも学童』をつくる必要があるのではないかと感じる。
『子どもの居場所』事業や『無料学習支援室』の必要性もあり
町長が変わっても作りたいものは変わらないと思う。


H30年9月9日、町長選挙へGO!

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補足;☆吉田町長の応援に、上田知事が来る日☆
 H30年9月1日(土)午後7時より、滑川町総合体育館にて開催!
 今までの町長のあいさつ回りでは話してこなかったらしい、
 南部小学校建設計画の推進事業。
 8月中旬のあいさつ回りから急に言い出したような印象である。
 たぶん、このままじゃ当選できない~危険だ~と思われたから
 南部小学校計画推進しますと言い出したのではないだろうかと推測…。
 南部小学校について質問したい方は、参加してみるとよいかもしれない。
 町長本人から話が聞けるのではないかと思われます。(H30.8.24)